アイロンビーズの魅力を徹底解説!“鬼滅の刃”や“立体”も作れる知育玩具のメリットは?
お絵描き感覚で楽しめる!アイロンビーズの魅力
まずは、アイロンビーズの魅力について見ていきましょう。
単純だからこそ楽しいアイロンビーズ
アイロンビーズとは、専用のビーズとアイロンを使い、簡単にモチーフが作れるアイテム。さまざまなおもちゃメーカーから、たくさんの商品が販売されており、名称はそれぞれ異なります。プレートに並べたビーズの上にアイロンペーパーをかけ、アイロンで両面に熱を加えることで、ビーズが溶けてくっつくというシンプルなもの。
図案に沿ってビーズを並べていくもよし、お絵かきのように自由に楽しむもよし!ビーズを置くだけいう単純作業ですが、かわいいキャラクターが作れたり、いくつかを組み合わせて立体作品を作ったりと、なかなか奥が深く、子どもも大人も楽しむことができます。
アイロンビーズに必要なものは?
アイロンビーズに必要なものは、アイロンビーズとビーズを乗せていく専用のプレート、そしてアイロンと、いたってシンプル。おもちゃ屋さんはもちろんこと、最近は100円ショップでも、アイロンビースキットが販売されており、気軽に始めることもできますよ。
この絵柄が作れる!というセット販売商品なら、初めてのアイロンビーズにいいでしょう。自由に作品を作りたい子どもには、いろいろな色がたくさん入ったアイロンビーズを用意すると、創作意欲が増すかもしれません。
【体験談】アイロンビーズはこうやってハマる!
我が家の息子がアイロンビーズに夢中になったのは、幼稚園年中のとき。我が家の息子とアイロンビーズについての、体験談をご紹介します。
アイロンビーズが幼稚園で大流行
息子がアイロンビーズと出会ったのは、幼稚園年中の頃。コーナー保育の一環として用意してあったアイロンビーズに、あっという間に夢中になりました。アイロンビーズをしたことがなかった私は、何となく女の子がハマる遊びかと思っていたのですが、意外にも夢中になる男の子が多かったようです。初めは図案通りに作ったりもしていましたが、すぐに自由に作品を作って楽しむようになりました。
息子はピンセットではなく手で作るのですが、子どもの小さな指で器用にビーズを並べていき、絵柄ができていく様子は、親が見ても楽しい!幼稚園でやるだけでは飽き足らず、家でもやりたいと言い出したため、ダイソーでアイロンビーズとプレートを購入、家でも楽しむようになりました。
一時期は毎日のように作りたい作品を思い描き、家でちまちまと作業に励んでおり、「早く寝なさい!」と怒ることもしばしばでした。
創作意欲の後押しは鬼滅の刃!
息子がアイロンビーズにハマっていたのは、ちょうど鬼滅の刃が子どもに大人気だったタイミング。幼稚園でも鬼滅の刃ブームで、みんな「全集中!」というかけ声とともに走り回っていました。当然のように、息子が作るアイロンビーズは鬼滅の刃のキャラクターがたくさん。図案などではなくイラストを見ながら、色の組み合わせや配置を考えていました。
キャラクターが多い分、「次はこれが作りたい!」という意欲につながったようです。ちなみに、鬼滅の刃の映画を観に行ったあと、目を輝かせながら「おかあさん、早く帰ろう!なんか作りたくなってきた!」と、なんとも芸術家のようなセリフを吐き、家に帰って煉獄杏寿郎(鬼滅の刃に出てくるキャラクター)を作成し始めたのが印象的でした。
次なるステップは、大きくてリアルな作品!
はじめはボード1枚でできる作品ばかりだったのですが、インターネットで他の人の作ったアイロンビーズ作品を見て、どうやらリアルな作品が作りたくなったよう。「どうしたらこんな作品ができるんだろう」というので、プレートを複数枚つなげて大きな作品にしていることを教えてあげました。
そうすると、やってみたくなるのが、好奇心旺盛な幼稚園児です。どうしても作りたいということで、一緒にリアルな作品にチャレンジすることに。やるならこだわりたい私と早く完成させたい息子は、「ここはこの色でしょ!」「イヤイヤ、違うでしょ」なんてケンカになることもあり、時間もかかって大変でしたが、どうにか完成させることができました。
作品を作ることはもちろんですが、一緒に作るという工程が楽しかったようです。
気がつけば私もアイロンビーズに夢中に
パパは「俺は5粒くらいしかできん!」と、アイロンビーズ作りには不参加でしたが、息子と同じく私も細かい単純作業が嫌いではなく、一緒にやらされるうちに、アイロンビーズが楽しくなってきました。写真は3つに分けて作成、重ねて立体的にしたカメラ。インスタで見かけてマネしてみました。
これは2歳の娘が大喜びで、カバンに入れて持ち歩いてくれています。無心に作業できるので、仕事の息抜きにも最適です。今年幼稚園児になる娘も、アイロンビーズに興味が出てきたよう。今度は娘と作れるかなと、今から楽しみにしています。
実際に感じた「アイロンビーズのメリット」
アイロンビーズをすることによる、私の感じたメリットは以下の5つです。
メリット1:手先の器用さと集中力が高まる
無数にあるアイロンビーズの中から使いたい色を探したり、小さなビーズを手やピンセットでつまんで並べたりという作業は、どれをとっても集中力なしにはできません。息子は平気で何時間もアイロンビーズに没頭することもあり、その集中力には驚かされました。また、手先を使って作業するため、手先の器用さを育むことにもつながります。
メリット2:達成感が得られる
形の残る作品が完成するため、達成感が得やすいのも、アイロンビーズのメリットです。手元が緩んだり妹の襲撃に遭ったりと、作っていた作品が壊れるという事態に遭遇することも、一度や二度ではありません。失敗しないために試行錯誤しながら完成に向け頑張ることが、大きな達成感につながるよう。パパママはもちろんのこと、作品を幼稚園に持っていき、先生や友だちに見せることも、達成感のひとつになっていたようです。
メリット3:空間認識力がつく
息子の場合、アイロンビーズの完成写真や普通のイラストを見ながらアイロンビーズをすることが多かったのですが、ビーズを配置したあとで、間引いて微調整して、自分の思い描いた状態になるよう、考えていた姿が印象的でした。どこに配置するとどう表現できるのかという考えることで、空間認識力が高まったように思います。
メリット4:手軽に始められる
アイロンビーズを始めるにあたり、費用がそうかからず手軽に始められるのもメリットのひとつ。100均なら最低ビーズとプレートの200円で始めることができます。子どもはそれぞれ興味が異なり、何にハマるかはやってみなければ分からないもの。とりあえずやってみて、ハマるか様子を見てみることができるのも、アイロンビーズのいいところです。
メリット5:作った作品で遊ぶこともできる
熱で溶かして固めるアイロンビーズは、出来上がればある程度耐久性があり、遊びに使うことができます。プリンセスにハマった2歳の娘のために、アナと雪の女王のキャラクター、アナとエルサを作ってあげると、お人形遊びに活用していました。作る過程も楽しめて、さらに遊んでもらえることを考えると、コスパの良いおもちゃだなと感じました。
さいごに
大人も一緒に楽しめるアイロンビーズは、有能な知育玩具です。子どもと一緒にアイロンビーズの作品作りに挑戦してみては?ちなみに、今度小学生になる息子は、泥だんごに興味が移ったよう。アイロンビーズで培った集中力でつるつるピカピカの泥だんごを作ることに夢中。泥だんごにぴったりの土を調整し、日々土を丸めています。
参考
- パーラービーズ|パーラービーズとは(http://www.diablock.co.jp/perlerbeads/secret)
- マイナビニュース|発売20周年を迎える「パーラービーズ」で遊んでみた - "モノ作り"の楽しさを親子で実感(https://news.mynavi.jp/article/20150320-pb/)
- 東京の障害者就労移行支援事業所ジョブステーション|カラフルビーズで広がる世界(https://www.jobstation-kanto.com/takadanobaba/info_t/1234/)