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歯が生えはじめる赤ちゃんにおすすめの歯固め食材や手作りおやつ

satomi
2024/03/27 02:03
赤ちゃんは乳歯が生えはじめると、歯茎にむず痒さを感じるようになります。そんな赤ちゃんのむず痒さを解消するために歯固めグッズを取り入れることが多いかもしれません。しかし、普段口にしている食品を歯固めとして使うこともできるのです。そこで今回は、食材を歯固めに用いるメリットや、歯固めにできる食材とおすすめ商品、手作りの歯固めおやつレシピを紹介します。

歯固めとは?

そもそも歯固めとは、簡単に言うと歯を丈夫にするおもちゃです。起源は、歯固め石という、お食い初めで子どもの歯が丈夫で長持ちするようにと願いを込めた石からきています。

ですが、歯固めは石でできているわけではありません。歯固めの素材は、ほどよい硬さを持つ、木やシリコン、お米の素材などで作られていることが多いです。

歯固めを使う効果

歯を丈夫にしてくれるだけではなく、歯固めを使うことで得られる効果はいくつかあるので、詳しく解説していきましょう。

・あごや歯の発育促進

歯固めを噛むことで歯が刺激されてあごの筋肉が発達すると、乳歯がキレイに生えてきやすくなると言われています。子どもが将来、整った口元になれるように歯固めを使ってあげましょう。


・脳の活性化

歯固めを噛むことで脳が刺激されるため、集中力や記憶力、注意力の向上が期待できます。


・歯ぐずりの解消

乳歯が生えてくる違和感から泣いてしまう歯ぐずり。欧米では teething pain、歯が生える時期の苦しみと表される歯ぐずりは、歯固めを噛んで解消させてあげましょう。


・離乳食へ移行をスムーズにする

歯固めを使って乳歯の発育を促進したり、噛む練習をしたりすると離乳食への移行をスムーズにしてくれます。

歯固めを使う期間

子どもの発達の手助けとなる歯固めですが、始める時期の目安と使用する期間について解説します。

歯固めを使い始める目安時期

歯固めを使い始めるのは生後6カ月から10カ月頃、下の前歯の歯茎がうっすら白くなったり歯茎が膨らんだりしてくる時期です。しかし、子どもによっては生後4カ月頃に歯が生えはじめる場合もあるので、子どもの成長に合わせて使い始めるタイミングは見極めてあげましょう。

歯固めをやめる目安時期

歯ぐずりが落ち着き、次第に歯固めに興味を示さないようになる1歳過ぎを目安にしましょう。ただし、個人差があるので「周りは使っていない」「まだ使っているのは恥ずかしい」などの理由で歯固めをやめさせてしまうと、子どもはストレスになってしまいます。歯固めをやめるタイミングは子どもに合わせるのが重要です。

歯固めとおしゃぶりの違い

歯固めもおしゃぶりも、赤ちゃんが口にくわえるものです。しかし、この2つの役割は異なります。違いをはっきりするために、おしゃぶりを使う効果と使う時期を解説します。

おしゃぶりを使う効果

おしゃぶりをくわえると、ママのおっぱいを吸っている時のような安心感を得られます。つまり、おしゃぶりは子どもを安心させるためのグッズなので、歯固めと目的が異なることが分かります。

しかし、乳歯が生えてきた頃の子どもにおしゃぶりを与えていると、歯茎がムズムズしておしゃぶりを噛んでしまうようになる場合があります。さらに、あごと歯が成長するとおしゃぶりを噛みちぎってしまう危険も。そのため、おしゃぶりと歯固めの使う時期は、それぞれ見極める必要があります。

おしゃぶりを使う時期とやめる時期の目安

おしゃぶりは生後1カ月頃から使用できますが、だいたいは生後2カ月から生後3カ月頃に使い始めることが多いようです。

そして、おしゃぶりをやめる時期ですが、生後5カ月から生後6カ月頃が推奨されています。なぜかというと、おしゃぶりを使い続けると、歯の噛み合わせに影響したり言葉や声の発声に影響したりする可能性があるからです。

しかし、無理におしゃぶりをやめさせてしまうと子どもはストレスを感じてしまうかもしれません。そんな時は、おしゃぶりの代わりに歯固めを使い始めてみるとおしゃぶりに対する執着心が落ち着く場合があります。乳歯が生えてくる時期におしゃぶりから歯固めに移行してみるといいかもしれませんね。

歯固めを使う際の注意点

子どもが歯固めを使う際、大人が気をつけるポイントは以下の通りです。

目を離さない

子どもが歯固めを使っている時、転倒してしまったり誤飲をしてしまったりする可能性があります。また、落下防止としてストラップが付いたタイプの歯固めは、体に巻き付いてしまったり、紐をかみちぎってしまいパーツを誤飲してしまったりするリスクもあります。そこで、歯固めを使用している時は子どもから目を離さず、様子をしっかり見ておいてあげましょう。

素材で選ぶ

歯固めに使用されている素材は木やシリコン、お米とさまざまありますが、素材によってはアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。歯固めは口に入れるものなので、しっかり商品の確認をしてから子どもに与えましょう。

一般的に、天然ゴム製やシリコン製の歯固めは、お手入れがしやすく安全性が高いものが多いです。比較的低価格で手に入るため、準備しやすいでしょう。

こまめな手入れ

歯固めは子どもが口に入れるものですが、つい床に落として汚してしまいがち。そこで、常に清潔に保てるようにお手入れしやすい歯固めを選ぶことをおすすめします。煮沸消毒や除菌グッズを使用したり食洗器や食器用洗剤を使って水で洗ったりして、清潔に保ちましょう。

歯固めに使える食材

おもちゃの歯固めもいいですが、食材を歯固めとして使う方法もあります。どんな食材がおすすめなのかご紹介します。

野菜

ひとつめは、野菜です。歯固めにする方法は簡単で、野菜を棒状にカットするだけ。キュウリや人参は程よい硬さがあり、歯固め食材にぴったりです。特にセロリは繊維質で、なかなか嚙み切れないのでおすすめですが、万が一嚙み切れてしまうとそのまま飲み込んでしまう危険もあります。そのため、野菜スティックを与えている際はしっかり見守ってあげましょう。

果物

果物ではリンゴの硬さが歯固めにおすすめです。野菜スティック同様、子どもが握りやすい大きさにカットして与えましょう。

昆布

よくスーパーなどで見かけるおしゃぶり昆布は濃い味付けがされています。そのため、歯固めとして昆布を与える場合は、だし昆布や無添加のタイプがおすすめ。子どもに食べさせる際は、昆布を持ちやすい大きさに切ってあげましょう。しかし、切りっぱなしだと角が鋭くて口の中をケガしてしまう危険があります。角も丸く切り落としてあげましょう。

干し芋

干し芋は昔ながらのおやつ。栄養たっぷりで自然な甘さと、大人でもなかなか嚙み切れない硬さが歯固めにぴったりです。大きい干し芋を使う場合は、子どもが握りやすい大きさに裂いてあげましょう。干し芋は無添加のものが多く、歯固め用の干し芋も販売されているので試しやすいですよ。

フランスパンやバケット

本場フランスでは、フランスパンやバケットの端の方を、歯固めとして使うことが多いそうです。ただし、歯固めとしてしっかりした硬さがあるフランスパンやバケットを与えるとよだれで洋服が汚れてしまうので、スタイが必須です。

堅いクッキーやビスケット

堅いクッキーやビスケットも歯固めにぴったりです。市販の歯固め用のビスケットでもいいでしょう。

アレルギーの不安がある子どもには、手作りがおすすめです。手作りだとアレルギーの危険がある卵や牛乳を除去したり、砂糖の使用量を調節したりできるので安心して使うことができます。

歯固めにもなるおやつレシピ

子どもの歯固めにもなる手作りおやつレシピと作り方を紹介します。

バナナチップス

シンプルな材料で作れて自然なバナナの味を楽しめる、バナナチップスの作り方です。


【材料】

  • バナナ(大):1本


【作り方】

  1. バナナを3mm程度に輪切りし、オーブントレイに重ならないように並べて130度で1時間焼く。
  2. オーブンで焼いた後、約1分間レンジにかける。ただし、一気に1分間レンジにかけてしまうと、バナナが焦げてしまうかもしれないので、数十秒ずつ様子を見ながら調節する。

米粉クッキー

砂糖や卵、牛乳、小麦不使用で、アレルギーの子どもも安心の米粉クッキーのレシピです。


【材料】

  • 米粉:50g
  • 片栗粉:20g
  • 甘酒:40g
  • ココナッツオイル:30g
  • みそ:少々


【作り方】

  1. すべての材料をビニール袋に入れて揉んで混ぜ合わせる。
  2. 薄く生地をのばしてから、お好みの長さにカットするか、お好みの型を使って型を抜く。
  3. 170度のオーブンで15分から20分焼く。味噌が入っていて、焦げやすいので注意!

かりんとう

歯ごたえ抜群で甘さ控えめかりんとうも歯固めおやつにぴったりです。


【材料】

  • 強力粉:150g
  • 薄力粉:50g
  • 重曹:小さじ1/2
  • 水:カップ1/2
  • 砂糖(黒砂糖でも可):50g
  • 水:大さじ2
  • ごま:適量


【作り方】

  1. 強力粉と薄力粉をボウルにふるって、水で溶いた重曹を入れ合わせ、30分以上生地を休ませる。
  2. 持ちやすいようにするために細長い形に仕上げる。
  3. カリッとした食感になるように、低温の油で揚げて水分を飛ばす。
  4. フライパンに水と砂糖を入れて良く混ぜ合わせ、煮詰める。煮詰めたものが仕上がっているか確認するために、水に煮詰めたものを落として玉状になったらOK!
  5. 煮詰め終わったものに、先ほど揚げたかりんとうを入れて混ぜ合わせる。
  6. くっつかないよう一つ一つバットに間隔をあけて広げて並べて、ゴマを振って完成。

さいごに

歯固めを使い始める目安時期はありますが、必ずその頃に始めなければいけないわけではありません。子どもの成長を見ながら、歯が生えはじめる時期に歯固めを始めるのがベストタイミングです。

歯が生えはじめる頃は、ほとんどの子どもが歯ぐずりを起こして機嫌が悪くなりがちです。そんな時には歯固めグッズと共に、歯固めになる食材や歯固めにもできるおやつを用意して、子どもの成長を見守ってあげましょう。

参考サイト

    この記事の著者
    satomi(peekaboo)
    ライター
    3歳、8歳のおしゃべり姉妹を、両親にサポートしてもらいながら日々奮闘するシングルマザー。ハンドメイド作家としても活動中。様々な刺激をもらいながら楽しく日々を過ごしています。
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