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子どもの防犯意識を高めるために教えておきたいことは?防犯ブザーやGPSも紹介

笹木さな
2021/07/18 07:07
これまではパパママとの行動が基本だった未就学児から、小学校に入学すると、子どもだけで行動する場面が増えていきます。また、子どもだけで留守番する機会もあるかもしれません。そうなると気になるのが、子どもの防犯対策。大人が気をつけてあげることはもちろん、子ども自身の危機感を持った行動も大切になるでしょう。子どもの防犯意識を高めるための方法について、詳しく解説していきます。

【外出時】注意すべきは人ではなく場所!

まずは、子どもだけで外出する際の防犯意識について見ていきましょう。

「知らない人について行かない」は子どもに伝わらない!

小学生になり子どもだけで外出するようになると、「知らない人についていかないのよ!」と伝えるパパママも少なくないはず。しかし、道端で数回あいさつしたことがある人や、顔を見たことがある人でも、子どもにとって知っている人となることもあります。「知らない人について行かない」は、子どもに正しく伝わらない可能性大。

挨拶
ちゃんと挨拶をすることができるのは素晴らしいことなので、どのように防犯を意識するように伝えるかがポイントです。

子どもに注意してもらうべきなのは、人ではなくて危ない場所です。犯罪が起こりやすい”入りやすく見えにくい場所”は、子どもの好きな場所でもあります。危ない場所を通らないようにしてもらう必要があるでしょう。

危ないのはこんな場所!

”入りやすく見えにくい場所”が多いのは、以下のような場所です。

  • ガードレールのない細い道
  • 住宅の窓などがあまりない路地裏
  • 死角の多い公園
  • 駐車場・駐輪場

こういった危険な可能性がある場所は、子どもだけで近づかないようにしておきましょう。子どもの遊び場である公園も、木の陰やトイレなどの死角が多く意外と危険です。特に、周りが木で囲まれていると、公園の外から見えにくくなってしまいます。公園での1人遊びは避け、トイレも複数人で行くのがベストです。

路地裏
路地裏など人の死角になる部分は何があるかわからないので危険と言えるでしょう。

親子で散策しながら危ない場所を考えるのが効果的

「ここは危ないから通らないで!」とただ伝えるだけでは、子どもの好奇心を刺激してしまう可能性もあるかもしれません。”入りやすく見えにくい場所”が危険であることを、例え話で子どもに分かりやすく伝えましょう。通学路など、子どもだけで歩く可能性のある場所を親子で散策しながら、”入りやすく見えにくい場所”を基準に、どこが危ないのかを考えるのがおすすめです。自分の頭で考えさせることで、防犯意識を持たせるきっかけになるかもしれません。

子どもの防犯用語「いかのおすし」

自分の身は自分で守ることを、子どもにも理解してもらうために考えられたのが、子どもの防犯用語「いかのおすし」です。

子どもの登下校の約束「いかのおすし」は、

  • しらないひとには、ついていかない
  • こえをかけられても、くるまにはらない
  • しらないひとにつれていかれそうになったらおごえをだす
  • こえをかけられたりおいかけられたりしたらぐににげる
  • こわいことにあったり、みたりしたら、すぐにおとなにらせる

という、子どもが何かあったときに思い出してほしい5つの約束から構成されています。すぐには理解できなくても、子どもと安全について考えるきっかけにするのもいいでしょう。何かあったとき、周りに助けを求められないときは、自分でなんとかするしかありません。自分の身は自分で守ることを教えておくことも、親の務めでしょう。

【留守番時】ルールをしっかり決めておこう!

小学校になりママが働いている場合、学童保育などを利用していても、子どもだけで留守番時間ができてしまうこともあるかもしれません。家で留守番しているときの防犯意識についても、しっかり教えていく必要があります。

留守番
留守番をしているときの注意点を確認しておくことで、リスク回避をしておきましょう!

まずは留守番時のルール作りから!

子どもの留守番中、インターフォンが鳴るケースは、大人が思うよりも多いもの。留守番中に起こりうるリスクを防止するため、留守番するときのルールを、家族で話し合って決めておきましょう。


ルールの一例としては、

  • 誰が来てもインターフォンには出ない
  • 家族以外の電話は出ない
  • 留守番のときは友だちを呼ばない
  • 玄関と窓の鍵は必ず閉める
  • 火や包丁は使わない

などといったことが挙げられます。

ルールは必ず紙に書き出し、子どもの目に見える場所に貼り、習慣づけできるようにしておきましょう。

鍵の取扱いの重要性と留守番時の防犯用語「いいゆだな」

子どもに鍵を持たせるなら、ただ渡すだけではなく、取り扱いについても伝えておきましょう。子どもが家に入る玄関も、不審者が背後から近づいたり室内に侵入したりといった危険のある場所です。留守番時の防犯用語として教えておきたいのが「いいゆだな」。

留守番時の防犯用語「いいゆだな」は、

  • えのカギを見せない
  • えのまわりをよく見る
  • うびんポストをチェック
  • れもいなくても「ただいま!」
  • かにはいったらすぐに戸じまり

という、1人で家に帰り留守番するときの注意事項をまとめたもの。

危険を回避しつつ、家に保護者がいると思わせる状態を作ります。鍵を開けるのに手間取ってしまうと、不審者に気が付けないことも考えられるため、スムーズに開けられる練習をしておくことも大切です。

ネット機器の安全対策も忘れずに!

親がいない留守番中は、パソコンやゲーム、YouTubeに夢中になってしまう子どもも少なくありません。しかしながら、インターネットにもリスクはたくさん!留守番中に好き勝手インターネットを使えないよう、ペアレントコントロール機能などを使って閲覧サイトや利用時間を制限しておくのも忘れないようにしておきましょう。

パソコン
パソコンで知らない人とやり取りができてしまうので、取り扱いには注意しましょう

もちろん、ただ制限するだけでは、子どもも反発してしまうかもしれません。インターネットにどんな危険があるのか、なぜいけないのかを話し合い、意見を出し合いながら、子どものインターネットリテラシーを高めていくきっかけにしてください。

子どもの安全のために!用意しておきたい防犯グッズ

小学校入学など、子どもだけで行動する場面が出てきたら、安全対策として用意しておきたいのが防犯グッズ。おすすめの防犯グッズをご紹介します。

防犯ブザー

レイメイ藤井 防犯ブザー 生活防滴 ブルー EBB131A
レイメイ藤井 防犯ブザー 生活防滴 ブルー EBB131A
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ランドセルにつけてきたいのは、万が一のときに周囲に危険を知らせる防犯ブザーです。防犯ブザーを選ぶときのポイントは以下のようなことが挙げられます。

  • 見た目や機能がシンプルなもの
  • 100dB以上の大音量のもの
  • 防水・防滴性など壊れにくいもの

防犯ブザーは、子ども自身が操作するため、多機能で操作性が悪いものはNGです。ボタンやストラップなど、簡単な操作で音が出るシンプルなものを選びましょう。防犯ブザーかどうか分かりにくいデザインではなく、いかにも防犯ブザーといったデザインの方が、周囲への抑止力になるかもしれません。何かあった際にしっかりと音が届くよう、大音量タイプがベストです。また、ランドセルのフックに引っかけると、本体がブラブラして衝撃を受けやすくなります。ベルトに固定するための面ファスナーがあるなど、ランドセルへの取り付けやすさもチェックしておくのがおすすめです。


購入したら、まずは取り付け位置を決めましょう。即座に手が伸ばしやすい場所には個人差があるため、実際にランドセルを背負って試してみてください。どんなときに使うのか、どうやって使うのかも、しっかり説明し練習しておきましょう。きちんと作動するか、電池が切れていないかなど、月に1度は動作確認をすることもお忘れなく!

GPS

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子どもがどこにいるか把握するGPSもおすすめです。子どもにキッズケータイを持たせる方法もありますが、学校への持ち込みが禁止されていることも少なくありません。最低限、登下校時の子どもの居場所が分かるよう、GPSを検討するパパママが多いようです。また、GPSを持たせていれば、迷子対策や子どもの留守番見守りにも活用できます。


GPSを選ぶ際のポイントは、用途に合ったものを選ぶこと。

  • 緊急時の通報ボタン
  • 登下校の通知メール
  • 複数の端末との共有
  • ボイスメッセージ機能
  • 位置情報のみ

と、選ぶGPSによってさまざまな機能があります。まずは欲しい機能をピックアップして、ぴったりのGPSを選ぶといいでしょう。

さいごに

子どもの行動範囲が広がるということは、トラブルに遭遇する可能性も高まるということです。大人の目が行き届かない可能性を踏まえて、子ども自らの防犯意識を高めておく必要があります。散策しながらの危険探しや、防犯用語などを活用しながら、子どもと一緒に安全対策しておき、トラブルを未然に防ぎましょう。

参考

    この記事の著者
    笹木さな(peekaboo)
    ライター
    6歳の繊細男子と2歳のやんちゃ女子のママ。男女それぞれの違いを興味深く見守っています。子どもと一緒に鬼滅の刃とアイロンビーズにハマり中!子どもの「好き!」を大切にした子育てが目標です。
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