【東京都】子ども向けおすすめ習字教室5選!習字を習うメリットもご紹介
子どもが習字を学ぶメリットとは?
まずは、習字を習うことによって子どもたちにどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。
字がきれいになる
習字を習う一番のメリットは、やはり字がきれいになることです。習字では、バランスの良い美しい字の書き方を学びます。そのため、子ども向けの習字教室では、まず「線の書き方」から習い始めます。まっすぐな線の書き方を覚えたらひらがな、カタカナ、漢字、そして数字と字の基本の形を何度も繰り返し練習します。
また習字では、「とめ はね はらい」といった、細かいところまで気をつけて書く必要があることも覚え、その結果、正しい書き順でバランスの良い字を書く訓練も行います。こうして、子どもたちは、美しい字を書くための基礎を身につけていくのです。
集中力が身につく
お手本をしっかりと見て、先ほど述べた「とめ はね はらい」に気をつけながら文字を書くことは、高い集中力を要求されます。子どもたちは、最初は少し窮屈に感じるかもしれませんが、継続して通うことで、30分、1時間と集中する力を養うことができます。週に1回、短い時間でも「ひとつのことに集中して自分と向き合う」経験ができれば、子どもたちは将来、勉強も効率よくこなせるようになります。
姿勢が良くなる
習字では、「手の位置」「筆を持つ角度」「机と体の距離」に意識して、正しい姿勢で書く練習を行います。子どもたちは、習字を通して正しい姿勢を意識することを覚えるので、自然に姿勢が良くなります。
最近はスマホやゲームに熱中するあまり、つい前のめりになって猫背になっている子どもたちもよく見かけます。一度猫背のクセがついてしまうと、大人になってから矯正するのはなかなか難しいもの。幼少期のうちに正しい姿勢を身につけておくことが大切なのです。
考える力が養われる
字を美しく書くためには「はね、とめはどの位置か」「線の長さはどれくらいにするべきか」などを考えなければいけません。また全体のバランスもしっかりと意識する必要があります。一文字書くだけでも、さまざまなことを考える必要があるのです。つまり、子どもたちは、習字を通して「自分ひとりで考え抜く力」を身につけることができるのです。
一生の役に立つ
いくら最近はスマホやパソコンが普及したとはいえ、履歴書や冠婚葬祭の記帳など、文字を書く機会はたくさんあります。習字を習っておけば、そのようなときに恥ずかしい思いをしなくて済みます。また、美しい字を書ける人は、それだけで好印象です。このように、子どものころに習字を習っておけば、一生役立てることができるのです。
子どもに習字を習わせた体験談
筆者の子どもも、幼稚園の年長に上がったタイミングから習字教室に通っています。わが子は幼稚園の年中から、少しずつひらがなを書けるようになったのですが、書き順は無茶苦茶だし、鏡文字は多いし…「そうじゃないよ」とついつい口を出してしまいました。
子どもは「上手に書けたね」とほめてもらえると思っていたのに、逆に注意されたことで機嫌を損ねてしまう…ということが何度かありました。
そんな時に、友人のお母さんが習字教室を開催していると伺い、「幼稚園児だけど入会可能ですか?」と聞いてみたところ快諾していただいたので、通わせることにしました。
習字教室で最初にやったこと
入会当初は鉛筆を使った運筆からスタート。続いて鉛筆で自分の名前を書く練習から始めます。教室では先生から「先にこっちを書いた方が、次の線が描きやすくなるでしょう?」などと、「なぜこの書き順なのか」を教えてもらえるので、わが子はひらがなの書き順がすんなりと頭に入ったようです。
また教室では、小学6年生までの子どもたちも一緒に習います。わが子はお兄ちゃん、おお姉ちゃんが筆を巧みに操って、美しい文字を生み出す姿に尊敬と憧れの念を抱いたらしく、「早く、筆がやってみたい」としきりにつぶやくようになりました。教室で目標となるお友達に出会えたことも、よい刺激になったのでしょう。また、教室に通えば通うほど、字が上手になるのも嬉しかったようです。
今は小学生になったわが子。学校のノートや連絡ノートも、きれいな見やすい文字で書けるようになりました。また、余談ですが字を見ると「集中しているかしていないか」が一目瞭然なのも、親にとってはうれしいメリットです。もっとも、わが子にとっては有難迷惑でしょうが…。
子ども向け習字教室の選び方
子どもにとってうれしいメリットがいっぱいの習字教室。でも、教室ならどこでも良い、というわけではありません。きちんと子どもにあった教室を見つけないと、続けることが苦痛になってしまいます。ここでは習字教室の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
先生との相性が良いか
一番大切なのは、先生と子どもの相性が良いかどうかです。いくら評判が良い先生でも、子どもが「なんだか苦手だな」と思うような先生ならば、それはその子にとっては「良くない先生」ということです。子どもが先生に質問や相談がしやすいどうかは、しっかりと確認しておきましょう。
通いやすい場所かどうか
書道教室の立地も大切なポイントです。子どもが小さいうちは、教室までは親が送迎しなければいけません。いくら先生との相性が良くても、片道1時間も2時間もかかるような場所は、子どもはもちろん、親も大変です。継続して習うためには、立地も重要なポイントです。
料金体系もしっかりチェック!
親としては、月謝がいくらくらいかも気になるところ。習字教室の主な費用は、月謝に半紙代、墨汁代、それに手本代です。入会する前に入会金や月謝代、またその他にかかる費用はしっかりとチェックしておきましょう。
都内でおすすめの習字教室5選
最後に、就学前の子どもでも入会できる都内の習字教室を5つご紹介しましょう。
書法学院 学童科
中学生までの書法学院の子ども向けクラス。年齢制限がないので、未就学児でも入会できます。書道の礼儀作法、筆の持ち方などの基本からしっかりと学べる教室です。1回1時間ほどの授業で、時間帯に幅があるので他の習い事と重なってしまう…という心配がないのも嬉しいですね。書法学院では学童科の他に大人向けのコースもあるので、中学校を卒業しても続けることができます。
- 教室名:書法学院 東京本校
- 住所:東京都渋谷区千駄ケ谷1-7-41
- 電話番号:03-5772-3305
- 公式HP:https://shodou.info/
こども書道教室 日本教育書道藝術院麻布支部
園児、小学生、中学生対象の書道教室です。毎回、毛筆、硬筆両方の授業を行ってくれるので、授業にメリハリができ、子どもたちも集中しやすい環境です。毎回競書を提出して、昇級・昇段を目指すので、子どもたちも目標ができます。
また、すずりや文鎮など、重い用具は貸し出ししてもらえるので、子どもたちは身軽に教室へ通えるのも嬉しいポイントです。クラスは6名までの少人数制。ひとりひとりに丁寧に指導してもらえます。
- 教室名:こども書道教室 日本教育書道藝術院麻布支部
- 住所:東京都港区西麻布2丁目24−6 マグノリア101
- 電話番号:090-2669-1272
- 公式HP:https://kids-shodo6.webnode.jp/
葉月書道教室
書道パフォーマンスのイベントやワークショップでも活躍している石井穂幸さん主宰の書道教室です。幼年から中学生を対象とした児童クラスでは、入会からおよそ3か月、しっかり基礎の練習をします。教室では、青空教室やワークショップ、プレゼント作りなど、1年を通してイベントが盛りだくさん!教室は少人数制で、ひとりひとりじっくりと指導して、子どもたちの個性を伸ばしてもらえます。
- 教室名:葉月書道教室
- 住所:東京都江東区住吉1-2-11
- 電話番号:090-6946-9696
- 公式HP:https://suikou-shodou.com/
豊洲こども書道教室
5~6歳の年長から中学3年生くらいまでを対象とした書道教室です。少人数制で、一人ひとりの個性に合わせた丁寧な指導が特徴。毛筆とあわせて硬筆の指導も行っています。正しく丁寧に書く書道の基本が身についたら、実用的な早書きにチャレンジ!今後の学校生活に生かせる授業を受けることができますよ。
- 教室名:豊洲こども書道教室
- 住所:東京都江東区豊洲2丁目2−18
- 公式HP:https://toyosu-shodo.wixsite.com/my-site
渡邊縞仙書道教室
塾長である渡邊縞仙(わたなべこうせん)さんは、6歳から書道をはじめた経歴の持ち主。笑い声の絶えないアットホームな雰囲気で、子どもたち一人ひとりに親身な指導を行っています。無料体験も随時行っているので、入会前に教室の雰囲気や授業の様子が体験できて安心。生徒たちも数々の賞を受賞、実績のある書道教室です。
- 教室名:渡邊縞仙書道教室
- 住所:東京都西東京市保谷町6-20-7
- 電話番号:042-466-0065
- 公式HP:https://shodou-watanabe.com/
まとめ
美しい文字を書けるようになるだけでなく、集中力や考える力を養えたり、正しい姿勢が身についたり、と習字にはメリットがたくさんあります。正しくきれいな文字は、一生の宝物。子どもに何か習い事をさせたいな、と考えている方、習字はいかがですか?きっと子どもも「文字を書く楽しさ」を学んでくれることでしょう。