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0~2歳までの“カラダとココロ”の発達カレンダー

ライター 村田 美子
2021/03/11 07:03
子どもの成長は個人差が大きいものです。とはいえ、我が子が順調に成長しているかどうか、パパやママは気になるもの。そこで、今回は健診にも使われる日本版デンバー式発達スクリーニングと呼ばれる検査をご紹介します。あくまで成長の目安として、参考にしてくださいね。

日本版デンバー式発達スクリーニング検査とは?

デンバー式発達スクリーニング検査

発達スクリーニング検査とは、発達障害や発達の遅れ、精神遅滞(知的障害)などを早めに見つけ、必要な治療や療育を受けられるようにするための検査です。


特別な発達上の問題がなくても、乳幼児の個性や特徴に合わせた育て方に役立てることが出来ます。


日本では母子保健法に基づいて「乳児健診・1歳6ヶ月児健診・3歳児健診」などで発達スクリーニング検査が実施されています。


アメリカのデンバー式発達スクリーニング検査を、日本の乳幼児向けに改訂して標準化したものが「日本版デンバー式発達スクリーニング検査(JDDST-R)」です。


JDDST-R(日本版デンバー式発達スクリーニング検査)には社会領域・微細運動・言語領域・粗大運動領域などの検査項目があり、同年齢の子どもの90%が達成可能な発達課題を知ることができます。


目安として参考になりますので、まず、下の表をご覧ください。

カラダの発達

カラダの発達

カラダの発達を粗大運動と微細運動にわけてみていきましょう。

1)粗大運動の発達

粗大運動とは、体の姿勢を保つこと、及び移動するための運動などを代表とした運動のことです。赤ちゃんが、手や足を伸ばしたり、体をひねったりすることは、生まれて初めての粗大運動と言えます。


生後0ヶ月~4週間の新生児の時期は、新しい環境に適応するための大切な時期です。赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。


生後3~4日頃までに、体重が3~10%程度が減少し、その後、1日15~30gのペースで増加します。視力は0.01~0.02程度で、前のものがぼんやり見える程度です。生後1ヶ月には体重が500~1,000gぐらい増え、身長が5cm以上も伸びます。


生後1ヶ月頃からうつ伏せにすると頭を持ち上げるようになります。完全にくびがすわるのは、生後4ヶ月頃で、赤ちゃんが自分から頭を持ち上げ、左右に動かすことができるようになります。仰向けになった赤ちゃんの両腕を持ちながらゆっくり引き起こしたときに頭が自然とついてくるようなら、首すわりができています。


4カ月~7ヵ月になると寝返り、5カ月~8ヵ月でおすわり、7カ月~10ヵ月でつかまり立ち、8カ月~11ヵ月でつたい歩き、10カ月~14ヵ月になると、一人で立つことができ、11カ月~15ヵ月には一人で歩くことができる子どもがほとんどです。17カ月~2歳になると、つかまって階段の昇降ができるようになります。

            

異常を考える目安として、5ヶ月になっても首が座らない、8ヶ月でもお座りができない、9ヶ月でも、はいはいができない、18カ月になっても、つかまり立ちができないときは、医者に相談するようにしましょう。

2)微細運動の発達

微細運動とは、自分の手や指を使った細かく正確な動作を必要とする運動のことです。例えば、箸を持って動かしたり、クレヨンで絵を描いたりする運動も微細運動といえます。


ほとんどの赤ちゃんが、3ヶ月半でガラガラを握ることができ、4ヵ月半で両手を合わせることができ、6ヶ月ごろには物に手を伸ばします。


8ヶ月になると、2つの積み木を持てるようになり、12ヶ月ごろには、2つの積み木を打ち合わせることができるようになります。


1~1歳半では、2個の積木で塔を作ったり、絵本を2~3ページ一緒にめくることができます。 


2~2歳半ごろには、6~8個の積木で橋を作ったり、絵本を1ページずつめくることができるようになります。 


そして、靴をはけるのは2歳半~3歳、服を一人で着ることができるのは4歳~5歳と言われています。

言葉の発達

言葉の発達

3ヶ月頃に声を出して笑うようになり、4ヶ月頃に甲高い声を発生できるようになります。6ヶ月頃には、ママやパパの声に反応するようになります。


赤ちゃんは4ヶ月で母親の声と他人の声を聞き分けることができ、6ヶ月ごろには親の話し方で感情を聞き分け、9ヶ月になると自分の名前が分かり、呼ぶと振り向いたりします。


パパやママなど単純な一語を11ヶ月頃から言い出しますが、まだ意味は理解していません。12ヶ月頃から養育者の声を真似しようとし始め、14ヶ月になると、簡単な言葉を親に向かって言うようになり、何かして欲しい時に「マンマ」というような意味のある言葉を発するようになります。


16ヶ月には「パパ・ママ・ワンワン」など3つくらいの単語を使えるようになり、21ヶ月で自分の身体を指差して何か言うようになります。

ココロの発達

ココロの発達

最後に赤ちゃんが自分の判断で行動を決定するまでの過程、すなわち、ココロや社会性の発達をみてみましょう。


生まれたばかりの赤ちゃんは新生児微笑(生理的微笑)と呼ばれる本能的な笑いをします。


生後1ヵ月半ごろには、パパやママの顔を見つめ、2ヵ月半~3カ月ごろには社会的微笑をします。社会的微笑とは、赤ちゃんの感情表現で見られるもので、「3ヶ月微笑」とも呼ばれます。


3ヶ月半ごろは視線移動ができるようになり、6ヶ月半になると、おもちゃを手に取ろうとします。


7ヶ月ごろには、ビスケットなどを自分で食べ、「いないいないばあ」を見て喜びます。9ヶ月ごろには、おもちゃを取り上げることに抵抗し、11ヶ月半にはバイバイと手を振ることができるようになります。


人見知りは生後9ヶ月頃から始まりますが、ママとそれ以外の人を区別できるようになった成長の証なので何ら心配はいりません。


赤ちゃんが1歳半ごろになると、他の子どもに興味を示すようになり、3歳では順番を待てるようになります。


気になる排尿習慣ですが、2歳過ぎにはおしっこを教えるようになり、昼間のおむつが取れる子どもが多く、4~5歳でほとんどの子どもは夜間のおむつも取れます。

まとめ

いかがでしたか?新生児が、だんだんと体が自由に動くようになる過程、手を使って道具を使えるようになるまでの過程、言葉を話すようになる過程、自分の判断で行動を決定するまでの過程をみていきました。


新生児から2歳頃までは、人間が一生の中でもっとも急激に成長する時期です。あらためて、赤ちゃんの成長・発達は驚異的な速さであることに神秘すら感じます。


日を追うごとに成長していく赤ちゃんを育てる喜びをパパやママは是非、感じてください。繰り返しになりますが、月数はあくまでも目安なので、自分の子どもができないからと言って神経質になるのではなく、参考にしてくださいね。

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