春がテーマの絵本10選!絵本で春を楽しもう
春を楽しむ絵本
春には、ひな祭りやお花見などの楽しいイベントが多いですよね。まずはそんな春がもっと楽しくなる絵本をご紹介します。
「おひなまつりの ちらしずし」(作:平野真理子)
ひな祭りの行事食であるちらしずしを作る様子が描かれたこちらの絵本は、子どもの食育にも役立ちそうですね。材料や作り方が子どもにもわかりやすく紹介されているので、絵本を参考に親子でちらしずし作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
「おはなみくまちゃん」(文:シャーリー・バレントー/絵:デイヴィッド・ウォーカー)
満開の桜の下でお花見をするかわいいくまちゃんたちのお話は、実は日本の出版社からのリクエストで執筆されたアメリカ人作家とイラストレーターの作品です。
日本のお花見とは少し違うくまちゃんたちのお花見を読んでいると、いっしょにお花見を楽しんでいる気分になれますよ。
「ちょうちょう ひらひら」(文:まどみちお/絵:西牧茅子)
「やぎさんゆうびん」や「ぞうさん」など数々の童謡で知られる詩人まど・みちおさんが紡ぐ、リズム感の良い優しい絵本です。
ちょうちょがとまった動物たちが次々に笑顔になる姿に、親子で楽しい気持ちになれるでしょう。
「はらっぱ ららら」(作:鈴木智子)
くまのぬいぐるみといっしょに、黄色いワンピースの女の子が散歩をしていると、ちょうちょがブローチになったり、花冠がティアラに変わったりと、春のはらっぱでいろいろな素敵なことが起こります。
柔らかなパステルカラーで描かれた優しい春の風景に、思わず目を奪われそうですね。
春の自然の絵本
春にはさまざまな植物が色とりどりの花を咲かせ、景色が鮮やかに色づきますよね。そんな春の自然を絵本といっしょに楽しんではいかがでしょうか?
「ふうと はなと たんぽぽ」(作・絵:いわむらかずお)
やわらかいタッチで描かれた、かわいらしい2匹の子うさぎ「ふうとはな」がきれいなたんぽぽの花とテントウムシ、シジミチョウ、ミツバチに出会う物語です。
ふうとはなの名前に込められた意味に、ほっこりと優しい気持ちになれることでしょう。
「たんぽぽ」(作・絵:甲斐信枝)
なじみ深い春の花であるたんぽぽの一生を繊細かつドラマチックに描いたこちらの絵本を通して、ひたむきに生きる生命の力強さと尊さを感じられるかもしれません。
この絵本を読んだら、たんぽぽを探しに散歩に出掛けたくなりそうですね。
「なのはなごうしゅっぱつしんこう!」(作:尾崎美紀/絵:まるやまあやこ)
おばあちゃんが育てているキャベツで作ったロールキャベツが大好きななずなちゃんですが、赤ちゃんの弟がいるのでおばあちゃんになかなか会いにいけません。そんなとき届いたおばあちゃんからの荷物の中には、キャベツとあおむしくんが入っていました。
モンシロチョウへと成長したあおむしくんが羽ばたいていったあと、なずなちゃんは不思議な小さなバス「なのはなごう」の往復切符を手に入れ、おばあちゃんの家へと出発します。バスが走る春爛漫の素敵な風景は、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれるでしょう。
「野の花えほん 春と夏の花」(作:前田まゆみ)
春から秋まで楽しめる野の花をまとめたこちらの絵本は、散歩に持ち歩きたい一冊になっています。植物の特徴だけでなく、野の花を使った楽しい遊びや実の食べ方など、親子で夢中で読んでしまう情報が満載ですよ。
色鉛筆で描かれた繊細なタッチの野の花のイラストは、まるで押し花を眺めているかのように華やかです。
新生活の絵本
春には入園や進級、入学などさまざまな生活の変化が訪れるもの。そんな新生活へ期待を感じる反面、不安を抱く子どもも少なくありません。そんな子どもに寄り添ってくれる絵本をご紹介します。
「ルナのたまごさがし」(作・絵:たなか鮎子)
ヨーロッパなどで盛大に行われる「イースター」をテーマにしたこちらの絵本は、新しい環境に馴染めずにいる女の子・ルナが主人公になっています。不思議なうさぎと出会い、いっしょに卵探しをする中で素敵な出会いと友達を見つけていく、温かなストーリーです。
巻末にはイースターエッグの作り方や歴史などが紹介されていて、本場の華やかなイースターエッグの写真に感動することでしょう。
「ランドセルがやってきた」(作:中川ひろたか/絵:村上康成)
初めてランドセルを背負うわくわく感が伝わるこちらの絵本は、小学校入学を控えた子どもにおすすめです。ランドセルをプレゼントしてくれたおじいちゃんへ、きちんとお礼の電話をするシーンも、ほっこりと温かい気持ちになれますよ。
さいごに
春は、日本人の多くが親しみを抱いている季節ですよね。お気に入りの絵本があれば、そんな春をもっと楽しめることでしょう。春の絵本を読んだ後は、外にでかけて実際に春を探してみてもいいですね。