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親子の信頼関係を築くために気をつけたいこと

oriori編集部
2020/07/20 00:07
子どもを褒める時も、叱る時も、親子間の基本的な信頼関係が築けているかどうかが肝要になってきます。親子間の信頼関係が築けていれば、叱っても親を嫌いになったり、ましてやトラウマとして子どもの心に残ったりすることはないでしょう。それでは、どのようにすれば子どもと信頼関係が築けるのでしょうか?

信頼関係はなぜ重要なの?

親子の信頼関係は「子どもの精神面での結構」にとって非常に大切です。
日頃から子どもの表情をよく見たり、行動を見守ったりしていると、小さな異変に気づくことができます。親がいつも忙しくバタバタしていたり、怒っていたりすると、サインを見落とし、子どもは心を開くことすらできません。どんなことがあっても、親がいつもそばにいて、頼れるという安心感が子どもの精神的な健康にとても大切です。

親子の信頼関係がないと「子どもが大変な時に気づくことができない」

もし、親子の信頼関係がなかったとしたら、子どもは親に対して本当のことを言わないですし、行動も取り繕ってしまう可能性があります。そうすると、子どもの本音が見えなくなってしまい、子どもが大変な時に親が気づくことが難しくなってしまいます。そして、大変な状況が次第に悪化してきてしまい、気づいたときには取り返しがつかないようなことになってしまっていたら悲しいですよね。

親子の信頼関係がないと「子どもの自己肯定感が低くなる」

子どもに対して、常に怒っていたり、疑って接してしまったりするとしたら、その子どもは親からの愛情を感じることも難しいですし、家族が一番の味方であるということを感じられなくなってしまいます。そして、自分の存在を受け入れてもらえない状況が幼少期から積み重なると自己肯定感が育まれにくくなります。

親子の信頼関係がないと「親もストレスを感じてしまう」

ママ・パパが子どもを信頼していない状態だと、何かにつけて怒ってしまったり、常に疑ってしまったりするなど、ママ・パパとしても非常にストレスを感じてしまうようになってしまいます。そうすると、最悪の場合虐待にまで発展してしまうこともあり、子どもにとっても親にとってもよくありません。
信頼関係の深さは、親子間のコミュニケーションにも関係します。保護者がいつも忙しそうにしていて、顔もなかなか合わせない状況であると、コミュニケーションが希薄になって当然です。

親子の信頼関係を築くポイントは?

では、親子の信頼関係を築くためにできることは何なのでしょうか?
まず、「ありのままの子どもを受け止めること」が大切です。子どもの気持ちに寄り添い、物事の結果よりも、「嬉しい」「悲しい」といった感情を大事にして、言葉で伝えると、受け止めてもらえた安心感が子どもを包みます。
信頼していない言葉(「こんな子、要らない!」「だからダメなのよ」「ほら、見てごらん」など、皮肉ともとれる言葉、また、頭ごなしに子どものことを否定するような言葉は慎みましょう。

ブリッジスの情緒分化図

新生児~5歳の子どもの情緒の発達を理解するのに、ブリッジスの「情緒分化図」は解りやすいので、ご紹介します。そもそも、情緒とは何でしょうか?また、それが親子の信頼関係とどう結びつくのでしょうか?
情緒は主に教育現場で使われ、情動は心理学で使われる語ですが、「情緒=気持ち、feeling」「情動=行為の源となる心理的力、emotion」と定義づけておきます。ブリッジスは子どもの情動発達は、様々な外的な刺激も重なり、成長とともに分化すると考えました。
以下、ブリッジスの情緒分化図をみてみましょう。
ブリッジスの情緒分化図
ブリッジスの情緒分化図
ブリッジスは、新生児の感情は「興奮」から始まると言います。それが、次第に分化していき、生後3ヶ月になると「不快」「快」、生後6ヶ月には、「不快」の感情が「怒り」「嫌悪」「恐れ」に分化するとします。
1歳になると、「快」から「愛情」「得意」が、1歳半になると、「愛情」が、「子どもへの愛情」と、「大人への愛情」に分化します。さらに、2歳になると、「快」から、「喜び」が、「不快」からは、「嫉妬」が生まれます。
そして、5歳頃には、「希望」「羨望」「失望」「不安」「羞恥」といった、より複雑な情緒が生まれてくるとしています。
上記のような、心の変化は行動として表れるので、子どもの行動や反応を見ることで子どもの情緒を読み取ることができます。もし、行動の裏にある子どもの情緒をとらえきれない場合、親と子どもの間に考えのずれが生じ、その結果、虐待や子育ての悩みの一因になってしまうのです。ブリッジスの考え方は、いくつかある子どもの情緒発達過程のうちの一つですが、子どもの発達過程をよく表しているのではないでしょうか。

さいごに

信頼関係の構築はとても大きなテーマですね。一朝一夕に作れるものではありません。
まずは子どもを受け入れること、そして感情を大切にし、それを言葉で伝えることをしていきましょう。最初に全てができなくても、時に振り返って、だんだんできることを増やしていきましょう。
参考文献)生きることと自己肯定感 - ‎高垣忠一郎
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