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FCバルセロナ育成組織から学ぶサッカートレーニング法!

oriori編集部
2020/07/29 05:07
FCバルセロナとはスペイン、カタルーニャ州のバルセロナをホームタウンとするサッカークラブです。世界でも最高レベルとされるスペイン1部リーグの人気チームで、有名な選手だとアルゼンチン代表のメッシ選手などが所属しています。
育成にも定評があり、メッシ選手はもちろんのこと、アンドレス・イニエスタ選手や“闘将”カルレス・プジョール選手、久保建英選手などを輩出しています。そんなFCバルセロナの育成組織では、どのような考えで選手を育成し、実際の練習はどのようなことを行っているのでしょうか?子どもがサッカーをやっているママ・パパは必見です!

FCバルセロナの育成組織とは?

スペインではサッカーの育成組織は、一般的にカンテラ(=石切り場、養成所)と言われます。FCバルセロナの育成組織(カンテラ)は、ラ・マシアと呼ばれていますが、その名前は、もともとはバルセロナ育成組織の選手寮のことだったそうです。ラ・マシアは、サッカーの世界で最も優れた育成組織のひとつと言われており、2010年には、その年の世界最優秀選手を決める「FIFAバロンドール投票」では、最終候補に残った3人(シャビ選手、イニエスタ選手、メッシ選手)が全員ラ・マシア出身選手だったことでも有名です。
育成組織の目的はもちろん、才能ある若手選手を発掘・育成することです。一人でも多くの才能を発見し、さらに磨き上げ、早いうちにFCバルセロナのサッカー哲学を装着することで、トップチームへと送り出し、活躍してもらうことを目標としています。

FCバルセロナではどのように選手育成をしているか?

FCバルセロナの育成組織では非常にユニークな育成哲学を持っています。それは「試合に勝つこと」「フィジカルトレーニングに力を入れること」にフォーカスしないということです。日本でも少年サッカーの試合では、コーチや保護者が“勝つことにこだわりを持っているところ”を見ることも多いと思いますが、FCバルセロナの育成組織ではそれをしません。その代わりに、「良いサッカーをすること」、「ボールをたくさん保持すること(ポゼッション)」、「正しく正確なパスを出すこと」、「チームとしてプレーすること」に重きを置いています。
FCバルセロナの育成組織では、「走ること」も単に走るということではなく「考えて走る」ということを求めています。そして「パスを出す」ことも同様です。それができるようになるために、ボールを使った様々なトレーニングを行っているのです。そして、プレッシャーの中でボールをしっかり扱えるようになること、チームとしての連携や助け合い方を学ぶことについても大切にしており、練習を通してそのようなスキル・考えを装着していきます。
それでは具体的にFCバルセロナの育成組織の練習を見てみましょう。

ボールを使わないFCバルセロナ育成組織のトレーニング

この動画が、実際にFCバルセロナの育成組織で行われている練習です。
ラダーを使って、素早いステップワーク、切り返し、減速加速のトレーニングをしています。ラダーとは「はしご」の意味で、はしごを地面において、つまずかないようにマス目をステップするトレーニングをラダートレーニングといいます。運動というものは、脳から神経を通って、筋肉へ伝達していくことで始まります。この脳から各筋肉への伝達速度を上げることによって、「反応・動きを速くすること」が可能になります。メッシのような俊敏な動きや鋭い反射神経というのは、この伝達速度が速いということです。FCバルセロナでは、選手になるべく早い段階で、敏捷性と協調性を身に付けてもらうことで、選手の成長に伴ったボールを扱うスキルが身に付いていくとされています。

ボールを使ったFCバルセロナ育成組織のトレーニング

FCバルセロナの育成組織では、以下のようなボールを扱うトレーニングを行っています。
ここで大事なことは、「ボールが常に自分の近くにあること」そして「意図をもってペースを変えること」です。メッシのドリブルを見ると明らかですが、ボールがいつも近くにあり相手に触れさせないですよね?また、緩急のあるドリブル・パスをすることで、相手を翻弄します。
また、FCバルセロナの育成組織では、ドリブルをするときには、ボールに集中すると同時に、周りのことを意識することを大切にしています。ボールを受ける前に周りを見て、ドリブルをするときにも頭を少し上げて、目を上げて、周りのことを意識する。だからこそ、敵味方が入り混じったフィールドで、ボールをコントロールすることができるということです。

応用編トレーニング

FCバルセロナの育成組織では他にもこんなトレーニングを行っています。

6対3+1(ロンド)

ロンドとは、多くのチームが取り入れている練習の1つで、別名「鳥かご」とも言われています。決められたエリアの中でディフェンスを囲うようにオフェンス側が立ち、オフェンス側がボールを回します。ディフェンス側はボールを奪うことで勝ちになります。

4対4+2(ロンド)

ゴールキーパーのトレーニング

ゴールキーパーのトレーニングでは、ホワイトボードを使って理論もしっかりと教えています。

最終的には「サッカーを楽しんでもらいたい」という考え

FCバルセロナの育成組織では、最終的には「サッカーを楽しんでもらいたい」という考えがあります。サッカーで楽しいところは、自分がやりたいようにボールを動かすところ、相手と相対して戦うところ、そしてドリブルやフェイントなどで相手を出し抜くところです。育成組織では、サッカーの基本的なことを学びつつも、楽しさを共存することで、そのバランスを保つことを考えています。子どもたちにサッカーをさらに好きになってもらい、インズから「もっとうまくなりたい」と思ってもらうことが最も大切です。
リオネル・メッシ選手がバルセロナのユースサッカー育成プログラムについて以下のように話しています。
バルセロナは私にすべてを与えてくれた。ラ・マシア/ユースで学んだことのおかげで今の自分がある。
もし将来バルセロナでプレーしたいという夢をもったお子さんがいらっしゃったら、FCバルセロナの育成組織の練習をマネしてみてはいかがでしょうか?
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