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【小学校受験】仲間分けの問題対策!解くポイントと家庭でできる学習法を徹底解説

P.K(元小学校受験塾講師)
2020/07/08 22:07
小学校受験の常識問題で出てくる「仲間分け」という問題は、紙に書かれているモノを同じ仲間に分けることを問われる問題です。同じ仲間に分けるだけではなく、「仲間外れ」を探すパターンもあります。今回は、その「仲間分け」の問題の解き方のポイントや家庭でできる練習法などについてお伝えします。

小学校受験の「仲間分け」の問題とは?

小学校受験の「仲間分け」の問題では、問題用紙に3つ~4つの絵が描かれています。それや植物や野菜など、ランダムに並べられているのが基本です。それらを正しく「同じ仲間に分けられるか?」というのが問題です。
これは書かれている絵が何なのか?ということを子どもが知っていなければ解けない問題です。要するに、「身近な野菜」や「草花の知識」をどれくらい正しく持っているのか?が、問われる問題なのです。
この問題は、小学校受験の中でも、どちらかと言えばとても専門性の高い知識なのです。絵に描かれているモノを知っていることはもちろん、「仲間に分けるという概念」から、教えないといけません。

仲間分けの問題を上手く解くために気を付けるポイントは?

前述の通り、仲間分けの問題は、道具や植物、虫など多くの知識を持ち合わせる子が正答率を上げるものです。
つまり、この問題では、「如何に基礎情報を習得するか?」というところがポイントになります。草花はどれだけ知っていますか?動物はどれくらい知っていますか?台所用品はどれくらい知っていますか?遊び感覚でカードを使うなどして、どんどん基礎知識を積み上げていきましょう。名前を知るだけではなく、「それがいつの季節の花なのか?」だったり「それを使うシーンはどのようなときか?」など、突っ込んだ知識までに見つけてください。

いよいよ「仲間分け」へ

いきなり難しい問題から導入してしまうと、応用問題にまで到達できずに苦手意識を持ってしまいます。そこで次のようなことに気を付けながら段階を踏んで学習をしてみてください。
① 最初は形や大きさで分ける
② 道具などは使う場面を口頭で言えるようにする
③ 植物や食べ物を見て、季節が一致するようにカード類で学んでおく
この3つが不可欠です。無理のないように進めてください。
仲間分けの問題はカードを使ってしばらくは学習をするのがおすすめです。
プリント学習を中心に行うことは、年中の夏休み以降が最適よいと思われます。それまでの間はカードも併用して仲間分けの練習を繰り返すことが効率的です。仲間分けは、コツコツとプリント学習をして伸びる単元ではありません。カードを見せる側(親)と子どもで対話をしながら、正しい知識を絵から得ることが求められるのです。仲間分けといっても
〇魚
〇動物
〇果物
〇野菜
〇乗りもの
などは、確実に仲間分けカードで繰り返し学習をしておいてください。丸覚えも早道ですが、出来限り親と対話をしながら中回りの勉強をすることをおススメします。「○○は■■の仲間だね~」と、声に出しながら、親がほんの少しオーバーアクション気味にカードを提示することで、子どもはより深く、知識を取り込もうとします。仲間分けの問題を解くときには楽しく、そしてカードに描かれている「モノ」が印象づくように進めてください。

仲間分けを強化するために家庭でできることは?

仲間分けのペーパーテスト内容を見てください。最初に左側に問題になる絵が描かれているのが、ほとんどです。最も頻出問題としては「左端のものから作られているものを〇で囲む(個数は問わない)という問題です。例えば次のような問題が出たときの、家庭での対応方法はどのように教えれば子どもが理解するでしょうか?
〇大豆→豆腐が出来る
〇牛→牛乳ができる
〇羊→毛糸、セーターができる
〇魚→「かまぼこ」ができる
このような場合には、一緒に買いものに出かけることで、実地訓練のようなものがかなり効果的です。豆腐のコーナーに行って、豆腐を手に取って「豆腐は大豆からできているんだよ。」とダイレクトに説明をすればよいのです。売り場によっては大豆の絵が描かれている場合などもあります。そして牛乳は牛から搾れるということは、パッケージから学べます。もっと、子どもの記憶の深く刻むためには、季節の良い時期に牧場見学などにでかけて搾乳の経験をすると、かなりインパクトがあるはずです。

暮らしの中にある実物を見せて覚えさせる

毛糸は羊からもできることや、かまぼこは魚肉からできることは、とにかく丸覚えであっても実物を見せながら説明をしてください。カードや図鑑の平面的な内容よりも、実物との仲間分けを行う方が絶対に効果的でしょう。問題は何の仲間分けをしているのか?がわからないと、前に進むことができません。

「仲間分け」の難問をご紹介!

仲間分けの問題の中でも、難しいとされる問題をご紹介します。

卵性か胎性か?

仲間分けの問題には、「何から生まれてくるのか?」がわからないと解けない問題もあります。
例えば次のような形の問題がそうです。
〇 にわとり、金魚、すずめ、メダカなどが描かれている場合→これらは卵から生まれる
〇 ライオン、くじら→これらは赤ちゃんとして生まれる
この違いに気が付かなければいけません。卵性か胎性なのか?は図鑑などをじっくりと親子で眺めてみてください。会話の中に、それぞれの動物の生い立ちについて親が丁寧に説明をしながら進めると、意外とすぐに理解してくれるものです。仲間分けの問題の中に、卵から生まれてくる生き物が描かれている中で、唯一赤ちゃんとて生まれてくるものがある場合には、かなり惑わされます。

水に浮くか、沈むか?

このモノが「水に浮くものか?」「水に浮かないものか?」を問われる問題があります。
基本的には、ものの材質を理解できているかがポイントです。木でできているものは浮き、金属やガラスでできているものは沈みます。したがって、モノを見た時に「それが一体何でできているか?」を知っていれば、浮き沈みの判断ができるでしょう。
難しいのが、食べ物です。大根など土の中でできる野菜・果物は沈み、ナスなど土の上でできるものは水に浮くと覚えましょう。
しかし例外があります。例えば、たまねぎ。これは土の中でできますが浮きます。そしてトマト。土の上でできますが沈みます。そしてすいか。感覚的に重いものなので沈みそうなものですが、これはやはり土の上でできるので浮きます。

仲間分けの問題、親の教え方のポイントは?

一つ一つを検証するように、進めていくことが一番、理解を深める練習になります。あくまでも
ペーパー問題の中でだけ回答ができたとしても、次に同じような問題内容のカードを使って質問をすると、間違うという場合も多いのです。そこで、親としては「知識の浸透」ができていないことに気が付かないといけません。
〇この絵は何の仲間なのかな?
〇この絵の季節はいつなのかな?
〇この遊びは何と言う遊びかな?(季節も一緒に答えさせる)
とにかく、子どもに会話を通じて知識を定着させるということが何よりも肝心な作業になります。仲間分けの問題には、広い視野が必要になります。そのために、ペーパー問題→カード→図鑑、と言う段階を追って同じ問題を一緒に考えて行くということが大事です。

常識問題・仲間分けは個別テストでも出題されます

小学校受験の本番で、常識問題(仲間分け)はペーパー問題に限らず、個別テストの場面でも出題される可能性が高い領域です。まずは、確実に絵を見て、仲間分けができることが肝心です。そのためには、十分な演習が必要で多くの問題に接することも知識を積み重ねる結果につながります。どれだけ多くの知識を持っているのか?常識を知っているのか?が仲間外れの問題には、大きくかかわってくることです。

さいごに

常識問題の中でも仲間分けは、一朝一夕の知識ではなかなか解けない問題です。準備期間としては年中の頃から、少しずつ段階を経て、確実に答えられるように時間をかけて学習するようにしましょう。口頭試問の練習もかねて、親が質問をして子どもが答えるという練習をしておくと、常識問題の理解と、語彙力を高める練習にもなりますので、この方法はおススメです。
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