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体罰が子どもに与える影響とは?体罰に頼らない育児の方法

oriori編集部
2021/04/15 00:04
虐待による悲しいニュースが数多く報道されている中、体罰を全面禁止する法案成立し、2020年4月から適用されることになりました。子どものしつけの一環として行われることが多かった体罰は、子どもにどのような影響を及ぼすものなのでしょうか?体罰に頼らない育児の方法と併せてご紹介します。

体罰はしつけに必要?

体罰はしつけに必要だという人もいますが、本当に体罰をしないとしつけはできないのでしょうか?

・体罰と虐待は区別できない

「子どもが生意気にならないように」「子どもが立派な大人になれるように」と体罰を正当化する人もいますが、いくら呼び方を変えようと体罰は暴力に変わりなく、虐待と区別することはできません。
体罰を繰り返すと、被害者・加害者ともに体罰に慣れていき、どんどん内容がエスカレートしていきます。その結果、最悪の場合子どもが虐待によって命を落としてしまうことも。

・体罰は子どもの心も身体も傷つける

叩く・蹴るなどの体罰は子どもの身体に傷を付けるだけでなく、心にも深い傷を残してしまいます。実際、体罰を受けて育った人は、大人になってからうつ病などの精神的疾患にかかりやすいとの調査報告もあります。
また自分が体罰を受けて育ってきたからと、子どもにも体罰を行ってしまうことも多いです。

体罰が子どもに与える悪影響

体罰をすることは、子どもにどのような影響を与えるのでしょうか?

・脳の発達を阻害

厳しい体罰を行うことで、脳の前頭前野の容積が減少するという研究結果もあります。体罰によって脳の発達が阻害されるというのは恐ろしい話ですね。

・自発的に行動できなくなる

体罰を日常的に受けることで、子どもは大人の顔色を常にうかがい、委縮するようになります。その結果、自発的な行動ができなくなることも。また新しいことに挑戦するチャレンジ精神も培うことが難しいでしょう。

・自己肯定感が育まれない

自己肯定感とは、自分の存在に対する自信のことをいいます。体罰によって自己を否定されていると、自己肯定感を育むことはできないのではないでしょうか。

・円満な人間関係が築けない

体罰が親子のコミュニケーション手段になってしまうと、子どもも同じように他人に接するようになるかもしれません。年下など、自分よりも力が弱い相手に対して、力でねじ伏せることで自分の主張を通すようになることも。円満な人間関係を構築できる大人にするためにも、体罰はしないようにしましょう。

体罰に頼らない育児の方法

体罰が子どもにとって悪影響を及ぼすことはわかりましたが、体罰を行わずに子どもをしつけるにはどうすればいいのでしょうか?

・子どもをたくさん褒める

しつけというと「叱る」イメージが強いかもしれませんが、実は「褒める」ことも重要なんですよ。子どもがいいことをしたら、間髪入れずにすぐに褒めてあげましょう!ただ子どもがいいことをしたからと、すぐにご褒美を与えるのはNG!
ご褒美は、いい行動を積み重ねられたときに用意してあげるといいでしょう。ご褒美シールをカレンダーなど、目に見える形で貼り、それがいっぱいになったらご褒美という形でもいいですね。

・悪いことをしたら過度に反応しない

子どもが悪いことやしてほしくないことをしたとき、過度な反応をしてはいませんか?「怒る」などのネガティブな反応であっても、反応があればあるほど、子どもの行動はエスカレートすることがあります。
子どもが悪いことをしたら、簡潔かつ具体的に注意し、注意が聞けたらすぐに褒めてあげるといいでしょう。

・タイムアウトを取り入れる

タイムアウトとは、子どもがよくないことをしたとき、その場から離して一人にさせ、冷静にさせる方法です。興奮している子どもを落ち着かせることが目的なので、押し入れに閉じ込めたり、長時間一人にしたりと子どもが「罰を受けている」と感じるやり方はNGです。
興奮した状態では、いくら注意しても頭に入らないものですが、冷静になってから言い聞かせると理解しやすいでしょう。

・タイムインを行う

タイムインとは、タイムアウトとは違い、子どものそばに寄り添って話を聞く方法を言います。頭ごなしに子どもの言動を否定せず、優しく話を聞きながら子どもを落ち着かせ、何がいけなかったのか、これからどうすればいいのかを一緒に考えます。
最近ではタイムアウトよりもタイムインの方がいいともいわれていますが、タイムインを行うには大人の気持ちに余裕がなくてはいけません。ママやパパのストレスがたまっていたり、感情的になっていたりするときは注意が必要です。

まとめ

体罰はいけないことだと頭ではわかっていても、親も人間なのでつい手を出してしまいそうになることもあるかもしれません。カッとなってしまったら、深呼吸をしたり子どもと距離を置いたりして、まずは自分を落ち着かせるようにしましょう。怒りが我慢できないときは、周囲に相談してもいいですね。
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