4歳にオススメ！読んでおきたい絵本15選

oriori編集部

2020/06/03 00:06

4歳は、心も身体もグンと大きく成長する時期。でも成長途中のこの頃は、わがままを言いたくなったり、ぐずったり、まだ甘えていたいのです。不安定にもなりやすいこの頃は、おひざの上でゆったり絵本を読んで、触合いの時間を作ってあげると良いですよ。

こどもが大好きな絵本
子どもたちの興味を引き出す絵本
読み聞かせにもオススメな絵本

こどもが大好きな絵本

子どもたちは、おばけが大好き。季節を問わず人気のジャンルです。

『めっきらもっきらどおんどん』（長谷川摂子／作ふりやなな／絵福音館書店）

めっきらもっきらどおんどん

友だちを探しにお杜にやってきた主人公の男の子かんたは、穴に落ちてしまいます。落ちたところは、妖怪の世界。全体的に色彩が暗く、怖い印象ですが、妖怪たちは愛らしく、起承転結のあるストーリー展開が楽しめます。内容のあるおはなしを読めるようになるこの時期にぴったりのおはなしです。

『おばけのてんぷら』（せなけいこ／作・絵ポプラ社）

おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本)

人気のロングセラーの絵本ですが、長年親しまれてきただけあって、おもしろく子どもの心をお惹きつけます。主人公は、子どもたちにも親しみのあるうさぎ。てんぷらを揚げていると、山からおばけがこっそり入ってきて…。まさかのストーリー展開に子どもたちに大ウケです。ストーリーの先を読める力がついてくる4歳頃になるとおはなしの内容が楽しめるようになります。

ユニークなストーリー、下ネタも大好きなこの時期にぴったりの絵本はこちら。

『しろくまのパンツ』（ツペラツペラ／作ブロンズ新社）

しろくまのパンツ

タイトル、表紙からすでに面白さを醸し出すこの絵本、絵本をあまり読まない子でも楽しめること間違いありません。パンツをなくしたしろくまさんのパンツ探し

おはなしです。穴のあいた仕掛け付きの絵本で、いろんな種類のパンツが出てきて、誰のパンツが予想しながら読み進めていくユニークなおはなしです。

『うんこ！』（サトシン／作西村敏雄／絵文溪堂）

うんこ!

「パンツ」に続いて子どもたちの大好きなキーワード「うんこ」がたくさん詰まった絵本です。もう絵本中「うんこ」でいっぱい。「うんこ」にまつわる言葉遊びが交じったこの絵本、言葉遊びが楽しめるようになるこの時期は、よりこの絵本を楽しめるのではないでしょうか。ただ面白おかしく終わるのではなく、ラストは、うんこが自然界で大切な役目を果たしていることが分かります。

『へびのせんせいとさるのかんごふさん』（穂高順也／作荒井良二／絵ビリケン出版）

へびのせんせいとさるのかんごふさん

動物の患者さんがくる、お医者さんのお話ですが、その治療の仕方がユニーク！絵本の面白さを感じてもらうのに、子どもたちの興味や関心をひくおはなしは、読み聞かせにも欠かせません。子どもたちの読みたい気持ちを引き出すのに、読んでおきたい面白い、ユニークな絵本で子どもたちの絵本の扉を開いてあげましょう。

子どもたちの興味を引き出す絵本

男の子が好きな乗り物や仕掛け付きの絵本でオススメの絵本はこちら。

『せんろはつづく』（竹下文子／文鈴木まもる／絵金の星社）

せんろはつづく

路をつなげ、山があればトンネルを掘り、川があれば橋をかけ、線路をどんどん繋げていく繰り返しのリズムが楽しいおはなしです。言葉少なくもっと小さい頃から楽しめますが、絵の中に隠れているストーリーを楽しんだり、語彙数が増えてきたこの時期に十分楽しめます。

『しんくんとへんてこライオン』（長新太／作・絵小学館）

しんくんとへんてこライオン

子どもたちは、ナンセンスな絵本も楽しめます。大人からすると、首を傾げてしまうおはなしも、子どもたちは大好き！長新太さんは、ナンセンス絵本の名人です。この絵本は、しんくんがへんてこライオンと出会い、ライオンがへんてこなものに変身していきます。絵本界の巨匠が描く、ナンセンスワールドは、読んでほしいおすすめの一冊です。

『11ぴきのねこ』（馬場のぼる／作こぐま社）

11ぴきのねこシリーズ6冊セット

とらねこたいしょうとその仲間たち総勢11ぴきのねこ軍団のおもしろおかしい、愛くるしい、最後はホッと温まるおはなしです。気まぐれ、ずるさが含まれるこの絵本が出版された60年代では、子どもの絵本としてはあり得なかったのかもしれませんが、この憎めないねこたちと、団結力抜群でどこか明るいこの絵本は、、長い年月が経っても色褪せません。このイタズラな気持ちが通じるまさに子ども時代に、絶対に読んでもらいたい絵本です。

『にじをつくったのだあれ？』（ベティ・アン・シュワルツ／作ドナ・ターナー絵世界文化社）

にじをつくったのだあれ? (リボンのしかけえほん)

この時期に盛んな、「なんでなんで？」の知りたい欲求を満たしてくれる一冊です。ページを開く毎にリボンが一本ずつ増えていく珍しい仕掛けの絵本です。ラストはきれいな7色の虹に…。絵本でいろんな世界や疑問を引き出してああげたいですね。

『どうするどうするあなのなか』（きむらゆういち／作高畠純／絵福音館書店）

どうするどうするあなのなか(日本傑作絵本シリーズ)

「なんでなんで」の次は、子ども自身が考える絵本です。といっても難しいものではなく、「どうしたらいいのかな」と想像する面白絵本です。深い穴に落ちてしまったねことねずみが、穴から出る方法を考えます。痛快なストーリーと、ドキドキわくわく次の展開が楽しみなこの絵本、4歳くらいから夢中になるストーリー構成。想像を楽しむ絵本はここ最近多く出版されるようになったジャンル。ぜひ読んでもらいたい一冊です。

読み聞かせにもオススメな絵本

まだまだ読んでもらう世代のこの時期、読んであげるのにぴったりな絵本はこちらです。

『いもほりバス』（藤本ともひこ／作鈴木出版）

いもほりバス

季節に合った絵本は、読み聞かせにもオススメです。この絵本は、楽しく季節を感じることができ、子どもたちとの掛け合いも楽しめます。バスに乗っていもほりに出かけたねずみたちの、愉快な美味しいおはなし。それぞれの季節に合わせてシリーズで出ているので、他の絵本も合わせて読んであげたいですね。

『おめんです』（いしかわこうじ／作偕成社）

おめんです

もう少し小さな時期から読めますが、4歳になっても遊べる絵本です。絵本に自ら触れ、ページをめくり、読んでもらう、お友だちと一緒に読む楽しさを知るには外せない絵本です。お面をめくった先には、誰が隠れているでしょう？穴のしかけ絵本です。

『ぜったいあけちゃダメッ！』（アンディ・リー／著永岡書店）

ぜったいあけちゃダメッ!

読み聞かせで盛り上がること間違いない一冊。モンスターが聞き手の子どもたちに絵本のページをめくられないよう、あれやこれやとワナを掛けます。言葉が達者になってくるこの時期に面白くなってくるジャンルの絵本でしょう。海外から来た絵本は、感覚の違いか翻訳を通しているからか、日本で生まれた絵本よりも読みづらい印象があるようですが、この絵本で他の国の絵本の世界を開くキッカケにもなる一冊です。