幼児向けオンライン・プログラミングスクール！選ぶポイントやおすすめ、料金をご紹介

ライター　村田美子

2021/08/12 23:08

2020年、ついにプログラミング教育が小学校で必修化されました。この記事では、園児（年少・年長）・小学校低学年の子どもがオンラインで学べるプログラミングスクールについてお伝えします。スクールを選ぶ時のポイントを押さえ、おすすめのスクールをご紹介しましょう。大のゲーム好きの子どもや、一人でもパソコンに触れて遊べる子どもさんをお持ちのママやパパ、参考にしてくださいね。

プログラミングスクールは何をポイントに選ぶ？
プログラミングスクールで気になること
おすすめのオンライン・プログラミングスクール
プログラミングスクール「おうちでコード」受講までの流れ
さいごに

プログラミングスクールは何をポイントに選ぶ？

１．オンラインであること

通学するプログラミングスクールは送り迎えに苦労します。特にコロナ禍の今、3密を避けるため、オンラインをおすすめします。

２．マンツーマンで指導してくれること

子どもが飽きないよう、丁寧にまた楽しく個別に教えてもらえるマンツーマン指導がおすすめです。

３．費用が手ごろであること

長く続けていくためには、リーズナブルな価格であることは重要です。

４．小学校3～4年生～高学年～中学校向けのコースがそろっていることが望ましい

子どもが興味を膨らませてくれれば、次のステップに進めるよう、コースが揃っているスクールを選びましょう。

プログラミングスクールで気になること

初めてのプログラミング教室だと気になることがありますよね。代表的な気になりごとをご紹介します。

パソコンに不慣れな子どもでも大丈夫？

体験学習を設けているスクールでは、パソコンキーボードやマウスなど基本の操作練習をしてくれます。全くの初心者でも大丈夫です。

家にあるPCが使えるのか心配

タブレットでもできますが、カメラ・マイク付きのPCがあれば尚いいですね。これから買いそろえるのであれば子ども向けPCをおすすめします。

理由は、子ども向けPCは丈夫にできていて、子どもの動きを想定したデザインになっているためです。PCは将来必ず必要になってくるタイピングの練習になることもメリットとしてあげられます。

家族でPCを共用するのは避けた方がいいですね。うっかり仕事のデータを消されてしまう恐れもあります。

子ども用のパソコンの中には、タイピング練習や英会話、プログラミング学習など、学習コンテンツが付属しているものや、タブレット風にも使うことができるものもあるようです。

筆者がおすすめするのは、お古の活用です。パパやママが使っていたものを子どもに譲って使わせるのはどうでしょうか？使い方も熟知しているので、子どもに教えやすいというメリットもあります。

部屋の様子が丸見えにカメラに写ってしまうのでは？

Webカメラに映る範囲は、プログラミング授業を受講するメンバーに見える状態となり、お互いの顔が見えることで、親近感をもって楽しく学ぶことができます。

でも、子どもがオンライン・プログラミングを習っている時、部屋の中を毎回覗かれてしまうのでは？という心配があるかもしれません。

大丈夫！！背景が気になるようなら、壁が背になるようにパソコンの向きを変えるなどすれば、部屋全体が写ることはありません。

次に、筆者おすすめのスクールをご紹介しますが、一参考としてお読みください。ほとんどのプログラミングスクールは小学校３～４年生を対象としていますが、探せば幼児向けもあります。

プログラミングスクール「おうちでコード」受講までの流れ

① 体験授業を申し込む

② 事務局よりオンライン講座のURLを記載したメールが届く

③ 授業開始5分前にオンライン講座のURLにアクセスして体験授業を受ける

体験授業では、Zoomでの接続テストから、ビスケットアプリのインストールを行います。

④ 受講曜日・時間の決定

受講する曜日と時間を講師と相談しながら決定する

⑤ 入会申込書への入力

受講曜日・時間の決定後に送られてくるURLに表示される入会申込書フォームに必要項目を記入する

⑥ 受講料を払う

⑦ 授業開始

最初は保護者も一緒に受講し、徐々に慣れてきたら子どもだけで受講することができます。

授業中に操作がわからなくなったら、講師が遠隔操作でパソコン操作を手助けしてくれます。

さいごに

以上、幼児向けオンライン・プログラミングスクールについてお伝えしました。決して安い受講料ではないので、しっかり調べて子どもの能力や性格にピッタリ合ったスクールを選びたいですね。

記事でもお伝えしたように、プログラミング学習がはじまる小学校3、4年生向けの教室が多いので、幼児には難しすぎないコースを選ぶことが重要です。

幼児向けオンライン・プログラミングスクールで成功するカギは、親も一緒に取り組んであげる環境づくりです。それが、やる気を維持させるコツです。

一人でやるのがつまらなくなったとか、寂しいなどと子どもに言われないよう、学びやすい環境を用意してあげましょう。

親はずっと付き添うのではなく、最初は一緒に取り組んで、慣れてきたら一人でやりながら、たまに顔を出してあげるのはどうでしょうか？

最後に、親子共有のPCを使わざるを得ない場合の心配について触れておきます。パソコンの遠隔操作で勝手にパソコンの中身が見られてしまう心配です。

遠隔操作を行うには、事前に生徒の側が承諾する手順が必要となり、承諾の操作なしに、勝手に接続する事はできません。接続できた場合は必要最小限の操作だけが行われます。

講師のパソコンと生徒のパソコンの間だけが接続状態になりますので、第三者から接続されることはなく、授業中以外で接続することはできず、それほどの心配はないようです。

ともあれ、教育現場が混乱の今、家庭でできることから始めていきましょう。ちなみに、一つ上のステップ、「子どもでコード」のスクラッチコースはマサチューセッツ工科大学(MIT) のメディアラボライフロングキンダーガーテングループで開発され、世界中の子どもたちに広く使われている教育用のビジュアルプログラミング言語です。プロックを組み立てるように楽しみながらプログラミングすることができます。面白そうですね。

この記事の著者

【ライター・コラムニスト】神戸市外国語大学を卒業後、京都府立高校で英語教師として勤務。その後、40歳で米国ジュニアタ大学に留学し、平和学を専攻。続いてオハイオ州立大学　教育学部　修士取得、博士課程、単位取得。帰国後、関西外国語大学にて教授。時事、カルチャー、政治経済、幼児教育～社会人教育まで多岐にわたる分野で記事執筆。20年間インドのアウトカーストの子どもたちの教育支援を行っている。 2018年、インド支援の一環として出版社、Murata Publisherを立ち上げる。著書に東洋経済新報社より「クリティカルシンキング　基礎編」「クリティカルシンキング　実践編」「誰も知らなかったインド人の秘密」、Murata Publisherより電子本39冊出版。

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