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過干渉が子どもに与える影響とは?過干渉になりやすい親の特徴

oriori編集部
2021/03/19 08:03
子どもへの過度な干渉は、子どもにとって大きなストレスとなることが多いもの。過干渉が過ぎる親は、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親として、“毒親”と呼ばれたりします。ここでは過干渉が子どもに与える影響や、過干渉にならないための注意点をご紹介します。過干渉になりやすい人の特徴もあるので、みなさんも自分に当てはまるものがないかぜひ参考にしてみてくださいね。

過干渉とは?

まず、最初にお伝えしたいことは、過干渉は虐待の一種であり「保護者が我が子を一人の主体的な人間として認めず、その子供の意思や思考、自我の発達や自主性などを否定して、操り人形のごとく親の意のままにコントロールしようとすること」とされています。ただ、その線引き自体はあいまいで、日ごろの親の行動の中で、何が過干渉になってしまっているかは分かりづらいと思います。最近では過干渉な親のことを“毒親”という言葉で表していたりもしますが、毒親には誰もがなりたくないですよね?過干渉は子どもに悪影響だと耳にしたことがある人も多いかもしれませんが、そもそも過干渉とはどんなものなのでしょうか?

干渉しすぎること

子育てにおいて、子どもに干渉することは必要なものですよね。しかし子どもが必要とする以上の過度な干渉をすることは、子どもにとってストレスを与えてしまいかねません。子育てにおいての過干渉は「子どもが望んでいないことに必要以上に干渉すること」とする見解があります。
自分が子どもに対して過干渉になっていないか判断したいときは、自分の行っている干渉を子どもが望んでいるかどうか考えてみてはいかがでしょうか?

過干渉の具体例

過干渉のイメージがなかなかわかないときは、以下の具体例をチェックしてみてくださいね。
★子どもは自分で着替えができ、親のサポートは望んでいないのに、着替えをやってあげる
★子どものおもちゃを選ぶとき、子どもの主張を聞かず親の価値観で選択する
「自分で着替えたい」「自分の好きなおもちゃを選びたい」という子どもの気持ちを無視して、親の都合を押し付ける形で行動することは、過干渉にあたるでしょう。とくにお金がかかわる場合、お金を払うのは親なので子どもは親の言いなりにならざるをえないことも少なくありません。
親としては「子どものため」の行動ですが、子どもが望んでいなければ、本当に子どものためになるとはいえない可能性があります。

過干渉と過保護の違い

過干渉と似た言葉に「過保護」がありますが、この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?過干渉は先程も説明した通り「子どもが望んでいないことに必要以上に干渉すること」ですが、過保護は「子どもが望んでいることに必要以上に干渉すること」だといいます。
過干渉では子どもの意思を無視して親が介入していますが、過保護の場合は子どもの意思を尊重している点が大きな違いですね。例えば「子どもが欲しがるものは何でも買ってあげる」「子どもが面倒がるお片付けはいつもママがやってあげる」などは過保護といえるでしょう。

過干渉が子どもに与える影響

過干渉は、子どもに対してどんな影響を与える可能性があるのでしょうか?

無気力になる

親の過干渉は、子どもをコントロールすることにつながります。本来自分で決めるべきことにも親の価値観を押し付けられ続けると「僕の人生はパパやママが決めるものなのだ」と将来に夢や希望が持てなくなってしまうことも。
またそういったコントロールが続くことで、自分の頭で考えて行動することができなくなり、何をするにも親の意見が必要になる可能性もあります。実際に、就職先や結婚相手も親に決めてもらう人もいるのだとか。

攻撃的になる

過干渉によって自分をコントロールしようとする親に対して、反発する子どももいます。「自分の人生を親の支配から取り戻したい」という願いによって常にイラついていたり、親や周囲に対して暴力をふるったり暴言を口にしたりするケースもあります。

人間関係がうまく築けない

子どもにとって親は世界で一番信頼できる相手ですが、その親が過干渉で自分を支配しようとすることは、子どもに不信感を植え付けてしまうかもしれません。本来信頼できるはずの相手を信じられないと、他人を信頼することは難しく、円満な人間関係を築けなくなることがあります。
友達ができても「いつか裏切られるかもしれない」という思いが根底にあり、真摯に接することができずにトラブルに発展してしまうことも。また過干渉な親の元で育った子どもは、仲間外れになることに強い不安を抱く傾向があるそうです。

責任感が育まれない

親の過干渉によって自分で物事を選択する経験ができていないと、自分の行動に対する責任感は育まれないでしょう。何か失敗してしまっても、自分が悪いのではなくすべて人のせいにしてしまう傾向があります。

過干渉になりやすい親の特徴

過干渉になりやすい親には、どんな特徴があるのでしょうか?

子どもを自分の分身のように感じている

子どもに対して過干渉な人のなかには、自分と子どもを同一視している人も多いです。そのため「私ならこうする」「俺ならこれを選ぶ」という自分の価値観を子どもに押し付けてしまうのかもしれません。
異性の子どもより、同性の子どもの方が自分と同一視しやすい傾向があるようです。

忙しい

共働きなどで両親ともに忙しい家庭の場合、育児になかなか時間をとることが難しいもの。子どもに物事を決めさせたり、自分で何かやらせたりするよりも、親が代わりにやるほうが早く済みますよね。そうした時間短縮の行動が、過干渉につながることがあります。

完璧主義者

子育てに対して完璧を求める場合、子どもの失敗は見ていられないもの。子どもには大変な思いをさせたくないと、子どもが望んでいないのにトラブルの種を先回りして取りのぞいたり、苦労を親が代わってあげたりすることが過干渉になっているケースもあります。
また子どもに完璧な人間になってほしいと望むあまり、子どもの人生に深く介入してしまう人も少なくありません。

過干渉にならないための注意点

過干渉な親にならないためには、どんなところに注意すればいいのでしょうか?

子どもが自主的に行動するのを待つ

子どもが小さいと「まだ自分で考えて行動するのは難しいだろう」と思ってしまいがちですが、実は小さな子どもにも自主性はあるもの。子どもが自分で考えて行動する習慣を身に付けられるよう、小さなころから子どもが自主的に行動するのを待つことを心がけることをおすすめします。

失敗を恐れない

親としては子どもが失敗する姿はなるべく見たくないものですが、失敗から学べることは想像以上に多いもの。失敗を避けるために子どもの行動を制限してしまうと、折角の学びの機会を奪ってしまうことになりかねません。
子どもの失敗を恐れず、見守ることも大切な親の仕事です。もちろん怪我につながりそうな場合などは手助けが必要ですが、そうでない場合は安易に口や手を出さないように我慢してくださいね。

自分の時間を大切にする

親になったら、生活の中心はどうしても子どもになってしまいがちです。また親は子どものことを第一に考えて行動するべきだという風潮もあり、親が自分のために時間を使うことがなかなかできていない家庭も多いでしょう。
ただ親になったからといって、四六時中子どもにかかりきりになっていないといけないわけではありません。短い時間でも「親」ではなく「ひとりの人間」として自分の時間を作ることで、生活の中心を子どもではなく自分に戻していってはいかがでしょうか?
子どもが生活の中心になっていると、子どもの一挙一動が目についてしまうものですが、自分の時間を大切にすることでほかのことにも目を向けられるようになるはずです。そうすると、子どもに対する必要以上の干渉を防げるかもしれませんね。

さいごに

過干渉な親のうち、子どもに対して自分が過干渉だと自覚している人は少ないでしょう。客観的に自分の言動を振り返り、子どもの意思を無視して不必要な干渉をしてしまっていないか考える機会を持つことをおすすめします。
子どもの人生は子どものもので、子どもは親である自分とは別の人間なのだということを忘れないようにしたいですね。
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