クラブメッドは、世界24か国、約70カ所にリゾートを展開しています。料金システムは「オールインクルーシブ」という形式をとっており、宿泊費の中に滞在中の食事や飲み物、基本的なアクティビティやレッスン、施設利用料、キッズプログラムなどが含まれています。まだまだ日本の中には「オールインクルーシブ」の料金システムを採択しているところは多くないですが、旅行中に財布を持ち歩く必要のない体験はすごく快適です。

2017年12月オープンしたクラブメッド北海道トマムは、夏も冬も雄大な自然を満喫できるホテルです！石垣島、北海道サホロに続いて、日本国内で３番目の施設として誕生しました。アクセスは、帯広空港から車で約70分掛かり、新千歳空港からは車で約90分掛かります。電車の場合には、札幌駅から特急列車に乗り約100分、JR北海道石勝線のトマム駅まで行き、そこから送迎バスに乗ります。夏のシーズンは６月中頃から10月中旬までで、冬のシーズンは12月初旬から３月末までの営業となっています。

クラブメッド北海道トマムは、雲海テラスで有名な星野リゾートトマムの敷地の中にあるため、星野リゾートの施設などへもアクセスがしやすいです。

さて、それではクラブメッド北海道トマムへ実際に行ってみたので、いろいろご紹介しますね！

羽田空港から新千歳空港に行き、そこから電車に乗ってトマム駅まで行きます。電車から降りるとそこは雪景色！子どもも一気にテンションが上がります。トマム駅にはお店などはなく、駅がぽつんとある感じ。

「駅で時間をつぶす」みたいなことには向いていないため、あらかじめホテルの人に「〇時〇分につきます！」と連絡をしておいた方がよいかと思います。

駅に着くと、ホームにクラブメッド北海道トマムの人がいるので、大きな荷物などはその人に渡します。この方は日本人だったため、全て日本語でやり取りしています。そして中型のバスに乗っていざホテルへ！

今回はほかのお客様はいらっしゃらなかったため、貸切状態でした。

そこから5分ほどで、施設に到着します。

到着すると、ロビーで少し待ちます。ロビーには、桜の木や白樺のような木があり、日本の自然をモチーフにしながらも、すごくオシャレでスタイリッシュでした。大きいソファーでくつろぎながら準備してくれた温かいウェルカムドリンクを飲み、子どもはロビーにある水を飲んでいました。少し待っていると、日本人スタッフの方がいらっしゃり、いざチェックインです。スタッフさんから、クラブメッド北海道トマムのシステムの説明をうけ、手首にルームキーを兼ねたリストバンドを巻いてもらいます。これは簡単には取れないようなものになっているので、ホテル滞在中は、財布のみならず鍵も持ち歩き不要です。

そしてお部屋へ向かいます！今回はメゾネットタイプで、1階と2階があるお部屋でした。

1階はベッドルームと浴室・トイレ・荷物置き用の小さい部屋があります。

階段を上ると2階です。

2階には、広いリビングとベッドがあり、両方にテレビがついていました。

リビングの机には、ウェルカムスパークリング日本酒が用意されていたので、軽く一杯。全部は飲めないので、余った分は冷蔵庫で保管！子どもが寝た後に楽しもうと思っています（笑）

ホテルでよくある「写真では広そうだったのに」ということが全くなく、すごく快適なお部屋でした。

筆者が子どもと数日間過ごし、ここがよかったという点がたくさんあったのですが、その中でも旅行としての「よかった」というよりは、「英語体験・教育」という観点での「よかったポイント」をご紹介しようと思います！

クラブメッド北海道トマムは宿泊客の98％くらい（体感）が日本人以外なのです！なので、ホテルの中にいるとほとんど日本語以外の言葉が飛び交います。リゾート内での公用語も英語なので、あたかも外国に来ているような印象です。

クラブメッド北海道トマムには、「キッズクラブ」があります。それがすごく充実しているのです。

朝から夕方まで子どもを預けることができるので、親としてもその間に自分の時間を過ごすことができ、すごく楽です。4歳～10歳が追加料金不要で参加できる「ミニクラブ」に入ることになり、2～3歳の場合には追加料金がかかる「プティクラブ」に入ることになります。そのクラブで何より素敵なことは、世界中の子どもたちと触れ合うことができるということです。まるで留学のようです！

先生も英語が基本なので、子どもは生の英語に触れあうことになります。また、先生だけではなく子どもたちとも英語でやりとりをするため「生きた英語」のシャワーをたくさん浴びることになりますね。

クラブメッドには、G.O（ジーオー/ジェントル・オーガナイザー）と呼ばれるスタッフたちがいます。G.Oは通常のホテルスタッフとしての業務だけではなく、スキーやマウンテンバイクなどのアクティビティの先生だったり、キッズクラブの先生だったりします。また、夜になると大きなショーがあるのですが、そこに出演したりもします。ショーの中では、コントのようなこともあるので、そこに出演しているG.Oは子どもたちの人気者になっていました（笑）

G.Oとお話すると、いろんな国からきていることが分かりました。ある人はフランスからきており、ある人はフィンランド、ある人はアメリカなど、様々なところからきているということで、非常に多国籍なチームとなっています。もちろん日本人のG.Oや日本語を話すことができるG.Oもいるので、何かあったときでも安心です。

また、宿泊客も非常にフレンドリーです。子どもを連れていると素敵な笑顔で話しかけてくれました。

キッズクラブに入り、朝から夕方までのプログラムを経験すると、「がんばった証としてのメダル」をもらうことができます。夕方子どもたちはG.Oに連れられ、ステージのあるメインバーに集まります。そして、時間になるとレベルごとにステージに登壇し、セレブレーションが始まります。

そこで名前を呼ばれ、G.Oからメダルをかけてもらいます。子どもはメダルをもらったことが相当嬉しかったようで、大変喜んでいました。英語のみで1日を過ごしたことは本当にすごいですね！家に帰ってメダルを見るとその時がんばった経験が思い出され、子どもたちの自信につながりそうですね。

英語はもちろんなのですが、スキーが滑れるようになります。

子ども用のスペースもあるので、初めて滑る子でも安心！1日たつとしっかりと滑れるようになりました。英語だけではなく、スポーツの面でもクラブメッド北海道トマムはすごくよかったです！

オールインクルーシブで楽しめる一つが料理です。ビュッフェスタイルになっているため、好きな料理をとることができます。また、並んでいる料理も多国籍です。日本料理はもちろんのこと、韓国料理に中華料理、フランス料理にメキシコ料理など、たくさんの国の料理を食べることができます。子どもにとってもきっと初めて見る料理がたくさんあると思います。そんな料理を食べながらその国のことを話題にするのも素敵な体験でした。

さて、本当に素敵な体験ができたのですが、いくつか残念だったポイントもご紹介します。

オールインクルーシブなので、追加料金は基本的にはかからないものの、やはり少し高めな値段設定です。旅行口コミサイトによると、価格帯は一人当たり一泊「約52,000円～約186,000円」です。

日本にあるのですが、東京からだと3時間以上はかかります。なので、到着した日はほぼ何もできません。最低3泊はした方がよいと思いました。

今回は冬に行ったのですが、積雪があまりなく、売りにしていたパウダースノーを楽しむことはできませんでした。もし冬場に行き、スキー・スノーボードを楽しみたい場合には、事前に積雪量はチェックされた方がよいです。

いかがでしたでしょうか？英語を習っている子や将来留学を考えているご家庭など、まずは海外ではなくクラブメッドにいくのもよいかもしれませんね！