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勉強量が2倍に!今日からでき、圧倒な効果をもたらす最強テクニック

oriori編集部
2019/12/05 06:12
「うちの子は我慢ができなくて、、、、」とか、「なかなか早寝がむずかしくて、、、、」と嘆くお母さん、グリット(持久力・忍耐力・自制心)は鍛えられるんですよ。この記事ではどうすれば我が子を我慢強い、自制心のある子どもにしていけるかを考えてみましょう。ご紹介するのは「イフ ゼン(if-then)プランニング」と呼ばれるものです。これを使って、子どもたちだけでなく、大人も良い習慣を身につけちゃいましょう!

グリットって?

グリットとはどういう意味があるのでしょうか? “grit” を辞書で引くと、「困難にあってもくじけない勇気・気概・闘志.」とあります。子どもたちでいえば「持久力・忍耐力・自制心のある子」ですね。体力面というより、多分に精神的強さに着目しています。どうすれば、鍛えることができるのでしょうか?

自制心を鍛える「イフ ゼン(if-then)プランニング」

イフ ゼン(if-then)プランニングとは?

「イフ ゼン(if-then)プランニング」は、1990年代の半ばに心理学者Peter Gollwitzer教授によって紹介されました。簡単に言うと、「もしこうなったら、こうする」という意味です。
たとえば、こんな感じです。
(if)もし、午後6時になったら → (then)必ずご飯を食べる
(if)もし、月曜日になったら → (then)今週のやることを整理する
(if)もし、お友達に遊びに誘われたら → (then)1時間だけ遊んで必ず帰る
教授の書いた本によれば、人間の脳・心理は「AならばB」というような文章形式であるとものごとを覚えやすく、慣れてくると自分自身も無意識の中でその法則(式)に従い、行動をすることができるようになるようです。つまり、誘惑が多かったり、なかなか計画通りにすすめることができない人にも、このイフ ゼン(if-then)プランニングをやることで、自分自身を目標達成・計画推進に向かわせやすく、行動自体を習慣化させやすいようです。
最近では、このメソッドは、コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長のハイディ・グラント・ハルバーソンさんが書いた「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」という本でも紹介されていますので、よろしければ見てみてください!

イフ ゼン(if-then)プランニングの効果は?

実際にGollwitzer教授が行った実験をご紹介します。Gollwitzer教授は、学生を二つのグループに分け、クリスマスの2日前までに宿題を提出するようにいいました。(欧米ではクリスマスの時期は教授・学生ともに、なかなか予定が詰まっています)
一つのグループには、何も言わずに宿題を出し、もう一つのグループの学生にはいつ・どこで・どういう風に提出するか、「イフ ゼン(if-then)」形式で提出するように言いました。さて、結果はどうなったと思いますか?
初めのグループは32%の学生が宿題を提出でき、もう一つのグループは72%もの学生が提出できたのです。2倍近い開きですね。これは、計画を立てることによって、成功に差が出た例を示しています。
やはり、あらかじめ「こうあるべき」という状態を想像してイフゼンを作るため、”ゼン(then)”で設定した取り組むことが、目標達成へのステップに必ずなっていることが良いところでしょう。また、先程述べたように文章形式で人の習慣になりやすいことから「先延ばしグセ」もなくなります。やはり生活していると、面白いテレビがやっていたり、お友達からのお誘いがあったり、なんとなく気乗りしないような気持ちになったりと、目標達成への障壁が多く出てきます。しかもそれらの多くは甘い誘惑ですよね?それをある意味機械的に脳内で処理をして、やるべきことへ向かわせるということが「イフ ゼン(if-then)プランニング」の肝でしょう。

イフ ゼン(if-then)プランニングをお家に取り入れてみよう!

イフゼン・プランニングとは、if「もし今日から9時に寝たら」→then「明日はお出かけしよう!(他にも子どもが嬉しいことを決める」のように、if「もし〜したら」→then「〜する」という行動パターンを決めます。このイフゼン・プランニングを使うと、子どもの悪い習慣を直すことができます。また、子ども自身も成長するにつれて、自分自身でイフゼン・プランニングを使えるようになります。
一度決めたイフゼン・プランニングはifの行動のたびに子どもに言い聞かせるようにします。ご褒美も良いのですが「~~を買ってあげる」というようなご褒美は避けた方が良いと思います。要は、子どもがイフゼン・プランニングの内容を思い出し、内容をきちんと理解できるようにすることです。
イフゼン・プランニングは子どもだけでなく大人(親)にも使えますよ。ダイエットなどに使ってみてもいいですね。

ほかにもご紹介!スタンフォード大学の実験

もう一つ興味深い実験をご紹介しましょう。スタンフォード大学で大人の行動が子どもに与える影響について調べました。この実験では、自分にも子どもにも厳しい大人と一緒にいた子どもは、大人がいなくなっても自分に厳しいルールを守りました。
しかし、自分に甘く、子どもには厳しい大人と一緒にいた子どもの半分は、大人がいなくなると自分に甘くなりました。また、自分には厳しいけれど、子どもに甘い大人と一緒にいた子どもは、自分に甘くなりました。
この実験からわかることは、親の自制心が低いところを子どもが見ると、子どもも同じように行動してしまうということです。すなわち、子どもの自制心を高めたいなら、まずは親が自制心のお手本を見せる必要があるのですね。

さいごに

いかがでしたか? 特に最後にご紹介した実験は耳が痛いですね。口先だけの親の言うことは子どもは聞きません。ぜひ、if-thenプラニング、試してみてください。わが家では子どもの悪癖を治すのに成功しましたよ。グリットを子どもが小さいうちから鍛えておくと、一生の宝になります。是非、参考にしてみてくださいね。
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    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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