小学校受験に挑むママ・パパに必須なことは「学校のホームページやパンフレット」を見ることです。しかしながら学校案内のパンフレットやホームぺージだけでは、なかなかわかりづらいこともあります。

そんなときには、ホームページや学校案内パンフレット以外での情報収集をおすすめします！

まずは、ホームページなどで、志望校が催す年間行事の中で、「受験生の親子で参加が出来るもの」をチェックし、スケジュールに入れておいてください。「受験生が参加できる催し物」は学校説明会の折にも、必ず触れられることです。またその時にはアナウンスだけではなく、年間スケジュールのようなものが配られますので、どんな行事があるのか？を理解しながら、参加できるようにママ・パパのスケジュールをあわせましょう。

例えば運動会などの行事に見学をすると、学校がどのように運動会に力を入れているのかがわかるものです。「どのような演目があるのか？」「学年横断競技はあるのか？」「親の参加必要性は？」など様々なことを知ることができます。

また生徒たちが、どんなふうに取り組んでいるのか？ということにも触れる絶好のチャンスです。「競技をしている子たちを見ているときの様子」や「勝ったとき、負けたときの様子」など、なかなか見られるものではありません。

学校の様子を見ることが出来る、という利点を活かす意味でも、学校行事には積極的に参加をするようにしてください。説明会で聴いた内容を実際に、自分の目で確かめるということは、とても重要なことだと思います。

施設見学会、校舎内覧会という表現で多くの行事を受験生のために準備をしている小学校の場合には、何度も志望校に足を運ぶことで、受験へのイメージが膨らみやすく、親子でモチベーションを上げることにもつながります。塾・幼児教室の指導の中でも「志望校の催す行事には参加してみてください。」と勧められているのには理由があるのです。

どんな設備が整っている小学校なのか？中に入ってこそ感じられる学風や生徒たちの雰囲気はどうなのか？ということは、学校見学会に参加をしない実際にはわからないですし、ママ・パパとしても推測だけでは受け入れられないものです。

親として学校側がどの程度、校舎の美化に努めているのか？メンテナンス面はどうなのか？それは学費に見合ったものなのか？というシビアな目線で観察をしても良いと思います。また、そのための見学会でもあるからです。

校舎や教室の雰囲気は勿論のこと、その日に往来し、接してくれる教員たちの態度はどうなのか？という点にも重きを置いてください。例えば何らかのタイミングで在校生と接することができたときに、礼儀正しく楽しく学校生活を送っているという雰囲気があれば、それは五感で伝わってくるものです。あいにく、想像していた学風よりも、悪い印象を持つ場合もあるのです。これは、ママ・パパが実際に足を運ぶことによって感じることができるものです。

子どもが一緒に参加できる見学会などは極力多く参加させるようにしてください。そして親が「この学校でお勉強が出来るように頑張ろうね」と優しく声がけをすることで、子どもも「その気」になりやすいのです。

そもそも小学校受験に挑む年齢の子どもの若齢では何も一人では決められないのです。そこで必要なのは、親の正しい判断力です。運動会の他にも、バザーや文化祭などの行事にも可能な限り参加をすることが、「子どもの輝かしい未来の選択」という中では良い結果を生みます。

親としても、面接時に志望理由を問われる場合が多いです。その際に、参加した行事名や感じたことを率直に述べて志望理由につなげられれば、とても説得力のある内容になります。そういう意味でも、小学校受験というのは付け焼き刃ではどうにもならないものです。その分、親も程よい緊張感と計画性を持って学校行事には参加できるように柔軟に対応していただきたいのです。

親として、その小学校にどのような抱負を持ち、夢を託すのか？ということが、学校行事に参加しながらご自分達の中で確固たるものになるはずです。

そして子どもにも、ママ・パパ自身の言葉で、小学校に対しての印象などを語る機会も増えます。通塾の際にも、親子で学校行事に参加したことを語り合えれば、既にモチベーションは上がっていくと考えられます！

中学校受験でも大学受験でも、モチベーションを上げるいちばん重要なことは「実際に足を運ぶこと」ですよね。これは「ドラゴン桜」でも取り上げられています。実際に通う小学校なので、どのようなルートで通うことになるのかということも確認できるので「百利あって一害なし」ですね！