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小学校受験体験記 vol.2|合格だけではない!多くの良いことがある受験

oriori編集部
2019/07/12 06:07
先輩ママ・パパに聞く小学校受験体験記です。今回は、残念ながら志望校に合格することはできなかったのですが、受験のプロセスが子どもの成長において、とっても意味があったという男の子のママにインタビューしました。小学校受験の苦労やポイント、家庭内の協力状況など気になることが満載です。

今回話を伺ったのはどういう方?

今回「小学校受験体験記」を伺ったのは、以下のような方でした!
●進学先:東京都公立小学校
●家族構成:父・母(インタビューした方)・息子(受験した子)・娘
●お父様職業:自営業
●お母様職業:会社員
●お子様の登園先:保育園
●受験年度:2018年度
●住まい:東京都

小学校受験を始めたきっかけは?

自分自身が、大学までの一貫校である私立女子幼稚園を卒園していたため、私立の小学校を受験することは自然な流れでした。子どもが男の子だったこともあり、公立小学校でもいいんじゃないかなと思っていたこともあり、「どうしても行かせたい!」という気持ちではなく、プロセス自体が子供の成長のためになったらよいなと思い、受験の準備をはじめました。男の子の場合、公立の小学校で揉まれるのも将来的には良い経験になるかなと思っていたため、受験自体迷っていました。結局は、受験した学校も国立1校と私立1校のみでした。

小学校受験ってなぜするの?

うちでは、「小学校受験のプロセス」を重視していました。「子どもの教育費は小さい頃に投資をしたほうが費用対効果がよい」という考えが旦那にあり、知育教育や運動などを積極的にやっていました。その流れで小学校受験をしました。初めて見て様々な学校の情報を聞くと、「教育に対する理念やカリキュラムの違い」が見えてきて、自然と「あ、この学校ならいれたい」と思うようになってきたので、結果的にはうちの教育方針にあった考えを持っている学校で子どもの小学校生活を送ってもらいたいという気持ちになりました。

小学校受験、いつから始めた?

小学校受験向けの塾に通わせたのは年中さんになったばかりの4月だったと思います。それまでは、週1回の知育教室、週1回のサッカー教室、週1回の体操教室、週1回の水泳に通わせていたので、それも「受験の準備」だと考えるのであれば1歳くらいから始めてますね。ただ受験を意識し始めたのは年中の秋、年長さんの受験が終わったくらいです。その頃からだんだんと小学校情報などを集め始めました。うちは共働きなこともあり、認可の保育園に入っていたのですが、そうするとそういう(小学校受験)の情報って自然には入ってこないんですよね。なので、塾に通わせ始めてからだんだんと知るようになってきたため、他の家庭と比べると遅かったと思います(笑)。実際に塾を探したときには、大手の塾で定員を締め切っているところもありました。定員がいっぱいだったのがジャックという塾だったのですが、「数ヶ月前からもう一杯です」と言われてしまいました。結局伸芽会に入る事になりました。もう少し遠くの校舎では、他の塾も空きがあったのですが、共働きで通うのも大変だったので、車で10分圏内で探しました。
いま娘がいるのですが、その子はもし受験をするのであればもう少し早めから動き出そうと思っています。

志望校ってどうやって決めるの?

基本情報はネットで集めたうえで、「実際に通われている方に話を聞くこと」と「学校側が開催しているイベントに参加すること」をしました。まずは情報収集ですね。そうすると結構違いが見えてくるんですよ。「中学校受験を前提とした授業構成をしている学校」だったり、逆に受験がないため「人格形成やクリエイティビティなどを大切にする学校」だったり。その違いの中で「これは共感する」といったものや「これは嫌だなぁ」と思うものを整理して、自分たちの考え方にぴったりな学校を選んでいきました。正直なところ「これは嫌だな」と思う要素で結構選択肢から外していた気がします(笑)
第一志望だった国立は、「家に近い」という理由と「インタビュー記事で見かけた先生の考え方に強く共感した」ことが理由で、志望しました。その先生に教えてもらえるかはわからないですし、確率でいったら低いのだと思いますが、そういう先生が活躍されている学校は信頼できるなと思いました。あとは唯一私立で受験した学校は、夫婦の出身大学系列だったこともあり、肌感覚もあったため志望校に入れました。

小学校受験、塾に通う必要ある?

あると思います。ただ、必ずしも塾でないといけないかでいうと、そんなことはないと思います。いまはネットでいろんな情報がありますし、情報収集が目的なのであれば特に意味はないかと。またペーパーに関しても、本屋で練習問題を入手できますし大手の塾の場合には、先生1人に対して生徒が15〜20名ほどと、きめ細やかに教えるには無理のあるように思えます。ただ、行動観察や指示行動などをやるには家庭でやることも難しいため、そういう意味では塾に入れたほうが学びやすいとは思います。うちは私がしっかりと時間を取れるわけではないので、塾は必要でした。というのも共働きで保育園に通わせていたため、幼稚園に通わせている家とは異なり、大体帰宅時間が18時くらいになるんですね。そうするとご飯準備して食べ終わると8時くらいになるんですが、その時間から流石にプリントをやりだすのは厳しかったです。なので、送り迎えのシッターサービスと塾を使って、勉強の時間を捻出していました。
あとテストは「子どもの現在地」を知るのに非常に有効でした。いまこの子は他の子供と比較してどれくらいの点数を取ることができるのか?を知るのは参考になりました。受験ってやっぱり相対評価じゃないですか。相対評価で行われるから、そのプロセスも相対評価で見るのがすごく参考になります。これは家庭学習や家庭教師、個人指導塾にはない利点ですね。あ、オープンテストがあるなら特に必要ないかもしれませんが。

小学校受験、パパのがんばりは?

うちは、パパもがんばってくれていましたし、シッターさんもがんばってくれました。パパが時間を作れるときには、送り迎えをしてくれていましたし、夜のお勉強もパパが結構やってくれました。大体半々より少し少ないくらいですかね。ただ、パパのやる気の反面、息子は「ママとやりたい」と言ってくるので、悩ましかったです(笑)
あとシッターさんには非常におせわになりました。塾の送り迎えもそうですし、サッカー教室の送り迎えなど本当に支えられたと思います。塾に行くとシッターさんを使っている人もちらほらいたので、共働きの場合には積極的に活用するとよいかと思います。あとうちでは、家事代行サービスも使いました。削れる時間はできるだけアウトソーシング(外の力を借りる)と負荷が軽くなりますのでおすすめです。

ママが働きながら小学校受験ってできる?

自分がそうだったのですが、全然できると思います。ただ、気力・体力が持たない場合には、シッターや家事代行、実家の祖父母のチカラを借りることが必要になると思います。近くに実家がない場合にはお金が掛かりますね。また、働きながらの小学校受験は、できるにはできるんですが、1年間ほどやってきて結構疲れたなというのが正直な感想です。自分の受験のときには自分さえ頑張ればそれで済むんですが、子どもの受験の場合には自分ががんばっても子どもに響かないときがあるため、精神的に疲れてしまうことがあります。あとテスト結果が悪かったときにはどうしてもがっくりくるため、働きながらストレスを感じてしまうような職場である場合には、ストレスのコントロールを上手くしなければなりませんね。

小学校受験ってどんな勉強をするの?

最初塾に入ったときにテキストをどんと買ったのですが、その多様さに驚きました。足し算・引き算みたいなものではなく、論理的思考を求められるような内容だったり、一般常識的なものだったりすごく特殊だなと思いました。
例えば、「(シーソーがあって)3人の中で誰が一番重いか?」という問題や、すごろくの展開図を使った問題など、これ本当に6歳が解けるの?と最初思いました(笑)。あと印象的だったのは、公園の絵が書いてあって「この中で悪いことをしている人はだれ?」みたいに道徳的な問題だったり、1枚の絵をみて「物語を作りましょう」という問題だったりです。「お話の記憶」という種類の問題では、400文字くらいの物語を先生が読んで、その後の質問(くまさんは誰に会いましたか?みたいな)に子どもが答えるというもので、これも独特だなと思いました。ただ、最初は難しかったのですが、やはり慣れの問題で、受験準備の後半にはかなり解けるようになっていました。子どもの成長はほんとすごいですよね!ただ、苦手な問題もあって、それはいつまで経っても苦手でした(笑)。
あと運動テストでは”クマ歩き”とか、「これ見てなんか意味あるの?」って思ったりもしました(笑)

小学校受験、費用は?

塾の費用もそうなのですが、シッター代金などを含めると結構したんじゃないかなと思います。多分100万円以上は確実にしていますね。読み聞かせの本や、ママ用のスーツなど間接的な費用も含めると200万円はいっているかもしれません…。ただ、自分たちも掛けたほうだなと思っているので、全然抑えられるところは多くあります。平均ってどれくらいなんでしょうね。

受験をして良かったと思うことは?

今後勉強をしていく上での下地ができたと感じるのでそれはよかったなと思います。地頭というんでしょうか?数字の概念や図形の概念など小学校の算数であればすぐに理解することができています。先日もSAPIXという塾の入塾テストがあったのですが、それも間違えることなく回答していたり。公文のように小学校の勉強の先取りというよりは基盤づくりに近いイメージのことをできたのではないかなと思います。加えてうちでは夜の8時半〜9時半にプリントをやっていたのですが、それが小学校でも継続されています。習慣という最も装着するのが難しいことを早めに得られることができたのは小学校受験のプロセスがあったからだと思います。テストというイベントにも慣れていることもよいことですね!

小学校受験、乗り越えるためのアドバイスは?

小学校受験は、塾に入れて終わりというわけではなく、基本的に家庭学習をやることが求められるんですけど、その時の感情のコントロールがかなり難しいです。うちは始めるのが遅かった一方、「公立でもいいかな」と思っていたこともあり、そんなに焦りなどはなかったのですが、それにしても受験日が近づくと「受からせてあげたい」という思いが強くなっていました。そのときにときには感情的に怒ってしまったりすることもあったのですが、今思えばそのときにも「怒る」という選択肢を取らずに、「しっかり対話する」という選択肢を選べばよかったなと思います。そうするためにも計画的に勉強をすることを親がしっかり設計しなければならなかったです。いまから始めるご家庭ではそういうところに注意しておくのがよいかなと思います。あと起こりそうになったら、パパにバトンタッチするなどの対応をするのもいいかもです!うちは怒っても結局良い方向に解決しなかったので、「怒る」のは自分のためでしかないんだなと思いました。

小学校受験を考えるママへのメッセージ

あんまり気負わないほうがよいなと思いました。小学校の受験に失敗したからといって未来の選択肢が狭まることもなければ、人生が終わるわけでもないです。何より子どもが元気で健康にいてくれればいいと思うので、受験の合否に固執せずに「子どもの成長のため」という見方をするのがよいかと思います。私は本当にイライラしたときには「コウノドリ」という漫画を読みました(笑)。それで「健康で生まれてきてくれているだけで十分だ」と思い直して感情を整えていました。いまでもうちは幸せな生活ができているので、合否だけではない部分にも注目することをおすすめします。もちろんやりきることは重要だと思うので手を抜くことはしないほうがよいですが!みなさんにとって素敵な小学校受験になるように祈っています!
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