一風変わったレアな習い事6選|子どもの興味関心にピッタリな教室を見つけよう

5人中4人が通っている?近年の習い事事情
まずは、近年の習い事事情について確認していきましょう。
近年における小学生の習い事
学研が1989年~2019年の30年間において、全13回にわたり小学生のいる家庭へ習い事について調査した結果によると、「水泳」「ピアノ」の人気が非常に高く定番化しています。低学年から高学年まで幅広い学年で取り組めることや、身体と五感を使っていることが人気の理由でしょう。その一方で、習い事の2位~5位では「学習塾」「英語・英会話」が順位を前後しながらも名を連ねています。
また、習い事をする小学生の割合としては、2019年で全体の80.4%に上り、30年前の39.1%と比較すると倍以上に増えています。2020年度より小学校においてプログラミング教育が必修となったことで、プログラミングやロボットについて学べる教室に通う子どもも徐々に増加しているようです。今後の認知度や具体的な取り組みが増えてくれば、習い事の選択肢として順位が上がってくる可能性もあるでしょう。
習い事に共通するメリット・デメリット
さまざまな習い事がある中で、共通して言えるメリットは「子どもの自信になること」と「可能性が広がること」です。ほとんどの習い事においては目標が設定されるため、達成することが自信に繋がっていきます。「できた!」という達成感ともっと上達したいと思う向上心は、子どもの才能や能力を伸ばし心身の成長によい影響を与えるでしょう。また、多くの子どもは学校生活が中心となりますが、習い事を通して学校だけでは体験できない様々なことを経験できます。習い事を通して自分の興味や得意分野を見つけることは、視野を広げ将来を考えるきっかけにもなるのです。そのほか、学校以外の友達やコミュニティの存在はよい社会性を育み、多くの人と関わることでより成長していけるでしょう。
その一方で、習い事をするデメリットも存在します。習い事をすることによって、放課後に学校の友達と遊ぶ時間や、家族と触れ合う時間が減ってしまうという点は、子どもにとっては寂しく感じるところでしょう。また、親にとっても金銭的な負担はもちろんのこと、夕方から夜にかけての送迎が必要になってきます。習い事をするのであれば、デメリットも考えながら家族で話し合いをする必要があるでしょう。
習い事の選び方で注意したいポイント2つ
近年の習い事は、数も種類も豊富です。理想は「スポーツ系」「文化系」から一つずつともいわれますが、どう選んだらよいか悩ましいですよね。選ぶ際に気をつけるポイントについて紹介します。
子どもの興味や意見を大切にする
一番大事なポイントは、習い事に対する「子どもの興味」です。子どもの将来を考えて親の意見で習い事を選んでも、実際にやるのは子どものため、苦痛になったりつまらなくなったりすることもあるでしょう。せっかくなら、子どもにも楽しく通ってほしいもの。子どもが習い事に興味があるかや、何に興味があるのかをよく聞いてみましょう。また、入会前に体験できるところもありますので、子どもに合っているか、子ども自身がどう感じるのかを判断してから決めてもいいですね。
費用の事前リサーチは入念にする
習い事における「費用」も、選ぶときから気をつけておく必要があります。毎月の月謝のほかに、入会金や年会費が必要になるもの、ユニフォームや筆、楽器、グローブなどといった道具、大会や発表会に出る時の会費や交通費など、かかる費用は習い事によって大きく異なります。習い事を始める前に入念にリサーチして、負担が気にならない程度のものから選ぶとよいでしょう。
納得!希少な習い事をするメリット3つ
習い事から得られるメリットが多いなかで、珍しい習い事をするメリットをご紹介します。
ライバルが比較的少ないため活躍しやすくなる
水泳やピアノといった定番の習い事に比べ、大会で勝ち進むことや強化選手に選ばれる可能性が高くなります。必ずよい成績が残せるというわけではないものの、ライバルが少ないことで活躍の場が増え、上位成績を残せる可能性も上がるでしょう。
周りと比較されることが少ない
友達と一緒に習い事を始めたのはいいが、周りと比較されることで自身を失うケースは多いものです。子どもにとってマイナスになるようであれば、習い事は意味がないでしょう。その点、珍しい習い事なら周りと比較される機会も少なく、自分のペースで取り組めます。
自己紹介の時の話題になる
自己紹介をする場面があったとき、珍しい習い事をしていれば話題になります。「珍しい習い事をしていた子だよね」と覚えてもらいやすく、メリットといえるでしょう。将来大人になったときにも話題に使え、就職活動などでも個性としてほかの子と差別化でき面接官に印象を残しやすくなります。
子どもの可能性が広がる!レアな習い事6選
最後に珍しい習い事を6つピックアップしたので、ご紹介しましょう。
2020年より必修科目に!プログラミング教室
2020年より小学校の必修科目となったプログラミングは、近年人気を上げてきている習い事です。プログラミングは、コンピュータにしてほしい処理を、コンピュータが分かる言葉で書き出す作業のことを指します。プログラミングソフトを使って学ぶところもあれば、ロボットを動かすプログラムを自分で作ってみたりする教室もあるようです。物事を順序立てて考える論理的思考や創造力を育み、コンピュータに慣れることができるでしょう。
5歳ほどから通えるところが多く、目安としては、月に1万円~2万円くらいです。テキスト代、ロボットキット代などがかかってくる場合は、別途初期費用を見ておいた方がよいところもあります。
・Hero’sプログラミング Hero's両国校 (東京都墨田区)|oriori
https://oriori.education/schools/211082
運動が苦手な子にも!トランポリン
不安定な空中でバランスをとるトランポリンは、筋肉や体幹を鍛えることができる習い事です。習い事で子どもの飛び跳ねたい欲求を発散できるため、飛び跳ねて遊ぶことが大好きな子にはぴったりでしょう。また、バランス感覚が身につき全身を鍛える効果があるため、運動が苦手な子でも楽しみながら取り組みやすいでしょう。
日本の伝統芸能の一つ!和太鼓
リズム感や周囲との調和を学べる和太鼓は、近年のゲーム人気もあってか、認知度が上がっている習い事の一つです。日本の伝統芸能だけあって、礼儀作法も学ぶことできます。体を大きく動かして太鼓を叩くため体幹を鍛えることができ、また太鼓を叩くことでストレスを発散できたり脳の活性化に繋がったりもするため、心身の健康にもよいようです。月謝は1万円ほどが多いようですが、地域や町内会などで行っているものがあれば、3000円以内ほどで教えてくれるところもあります。大人や上級生といった年上の知り合いが増え、交流の幅も広がるでしょう。
子ども用の教室もある!ヨガ
大人の習い事として人気のヨガですが、子どもも楽しみながらできるキッズヨガもあります。ゲームをしながらいろいろなポーズをしていくことで関節の動かせる範囲が広がり、柔軟性がアップします。また、リラックス効果があるためストレスの軽減になり、ヨガを通して精神を安定させる方法を学ぶこともできるようです。1レッスン2000円前後が多いため、週1回のレッスンだとすれば費用は月1万円ほどになるでしょう。そのほか、ヨガマットが必要になります。
集中力や発想力を養える!囲碁や将棋
囲碁や将棋では、相手が次に出す一手を想像して戦略を練り、相手の考えの裏をかく知能戦が繰り広げられます。そのため、相手の考えを読む自由な発想や集中力を養うことができるでしょう。また、相手が次の一手を考えている間は自分の番まで待つ必要があるため、考えを巡らせながら相手の一手を待つ忍耐力も身につきます。費用はおよそ月3000~1万円で、そろえるものは将棋や囲碁の道具セットです。
・両国将棋囲碁センター 両国教室 (東京都 墨田区)|oriori
理科を楽しく学ぼう!サイエンス教室
室内実験や野外学習を通して、実際に体験し楽しみながら理科を学ぶことができる習い事です。理科の授業では教科書だけではイメージしにくい部分も多くあるかと思いますが、自分で道具を使い経験することによってイメージでき、理解を深められます。仮設を立てて検証するということを実験を通して行うため、物事における本質を見極める洞察力や、自分で考えて解決しようとする問題解決力も養われるでしょう。月に1万円ほどが目安の費用で、実験用の白衣などが必要になってきます。
さいごに
習い事をするには費用も時間もかかってきますが、その分習い事を通して子どもは多くのことを学べます。また珍しい習い事は話題にできたり、自慢できたりすることもあるでしょう。子どもにとって負担にならない程度に、珍しい習い事で子どもの可能性を広げてあげたいですね。
