サマースクールってどんなもの?幼児期にサマースクールに参加するメリット
サマースクールとは?
サマースクールというと海外のものというイメージが強く、日本ではそこまでなじみがないかもしれません。アメリカやイギリスなどの夏休みが長く設けられている国を中心に行われているサマースクールは、夏休み期間中に実施される子どもを対象とした体験・学習プログラムのことをいいます。
日本でもインターナショナルスクールや英会話教室、スイミング教室などが主催となって開催されていることが多いようです。習い事のサマースクールの場合、体験教室という意味合いが強いケースも珍しくありません。
期間
サマースクールの期間はさまざまで、3~5日程度の短期間のものもあれば1週間や1ヶ月など長期間開催されるものもあります。レッスン時間もそれぞれ異なり、1日2~3時間程度の短時間のものや8時間程度の長時間のもの、宿泊を伴うものまでさまざまです。
費用
サマースクールの費用は教室や内容、期間によって異なりますが、1日3000~5000円程度が目安となります。オンラインで実施されるものは安価な傾向がありますが、英語学習に関しては費用が高めに設定されていることが多いようです。
宿泊を伴う場合、1日1~2万円程度が目安となります。また受講用途は別に、交通費や保険料、教材費などがかかることもあるので、細かい金額を含め総額でどのくらいの費用が掛かるのか前もって確認しておきたいものですね。
サマーキャンプとの違い
サマースクールに似た言葉としてサマーキャンプがありますが、実は双方に明確な違いはないようです。しかし一般的に、サマーキャンプの場合アウトドア活動やキャンプなどの宿泊を伴う内容が多いといいます。
何歳から?
サマースクールは基本的に小学生以上の子どもを対象に開催されていますが、なかには幼児でも参加できるものもあります。幼児コースの場合、保護者の付き添いが求められることも多いので、対象年齢と合わせて確認しておくといいでしょう。
サマースクールの種類
サマースクールにはさまざまな内容のものがありますが、おおまかに3つの種類にわけられます。それぞれ簡単にご紹介します。
勉強系
英会話や算数・科学実験、プログラミングなど、勉強系のサマースクールにはいろいろなものがあります。なかでも英会話スクールでは、体験教室の一環としてサマースクールを実施していることが多いようです。
子どもに英会話を習わせたいが興味を持ってくれるかわからない場合など、入会に躊躇している家庭にとって、普通の体験教室よりも長期間体験できるサマースクールはありがたいものですね。
サマースクールを楽しめたら、夏休みが終わっても引き続き英会話を続けるという家庭も多いといいます。
体験系
キャンプなどのアウトドアや水泳などのスポーツといった体験系のサマースクールも人気があります。普段体験することのできない自然の中での非日常体験は、子どもにとって良い刺激になることでしょう。
海外系
海外へのプチ留学としてのサマースクールは、費用が数十万円と高額ですが、日本では経験できないさまざまなアクティビティを通して、子どもの成長を感じられることでしょう。海外へは保護者も同伴することになりますが、子どものレッスン中は大人は自由に観光できるケースも。
また大人向けのレッスンが用意されていることもあるので、大人も子どもも満足できる夏が楽しめそうですね。
幼児期にサマースクールに参加するメリット
幼児期にサマースクールに参加すると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか?
英語に親しみやすい
英会話やプチ留学のサマースクールでは、基本的に日常生活でも英語を使ってコミュニケーションをとることになります。そうして長時間英語に触れることで、子どもは自然と英語に親しむことができるのではないでしょうか?
時間の調整がしやすい
幼稚園や保育園のある日は、園の時間があるのでなかなか時間の調節がしづらいですよね。子どもによっては、降園後は疲れて習い事どころではなくなっていることも。夏休みなら園の時間を気にせず、朝から自由に予定を入れられるため、時間を作りやすいというメリットがあります。
スクールによっては、昼食や夕食の用意があるところもあるので、ありがたいですね。
有意義な夏を過ごせる
子どもの夏休み中は、どうやって過ごそうか頭を悩ませるママ・パパも多いことでしょう。サマースクールに参加することで、夏休みを有意義に過ごすことができるかもしれません。
また子どもにいろいろな体験をさせてあげたいけどなかなか時間が作れないという家庭でも、時間に余裕のある夏休みなら多くのことに挑戦しやすそうですね。ママやパパに知識や経験がなくても、インストラクターなどがサポートしてくれるサマースクールなら、幅広い体験にチャレンジできるのではないでしょうか?
子どもの自立心を育む
サマースクールのレッスン中は、ママやパパと離れて子どもだけで活動することも多いといいます。そうして親と離れ、先生の指示に従いながら同年代の子どもたちとともに行動することで、子どもは集団生活におけるルールを学んでいけることでしょう。
また常にママやパパのサポートが受けられない状況下では、自分の頭で考えて行動することが求められます。そうした経験は、子どもの主体性を伸ばすとともに自立を促してくれるかもしれません。
ママやパパのリフレッシュの時間が作れる
子どものことがどんなにかわいくても、夏休み期間中ずっと朝から晩までいっしょに過ごしていると、ストレスを感じてしまうママ・パパも多いことでしょう。サマースクールを活用して子どもと離れて過ごす時間を設けることは、親にとっても良い気分転換になるはずです。
そうしてリフレッシュすることで、子どもと笑顔で向き合っていけそうですね。
さいごに
サマースクールにはさまざまな種類がありますが、小学生以上を対象にしているものも多いので、まずは何歳から参加できるのかチェックすることをおすすめします。また人気のものは早々に予約が埋まってしまうため、早目に申し込みをしておくと安心ですよ。
サマースクールの申し込み時期は教室によって異なりますが、5月中旬から6月上旬頃までが目安となります。なかには実施日が近づいてから予約を開始するものもあるので、情報をしっかりとチェックしておいてくださいね。