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習い事は何歳から始めるべきなの?年齢別のおすすめ習い事と始める目安

原のどか
2023/02/21 00:02
有名スポーツ選手やプロ棋士など、小さなころから習い事をやっていた!というケースも多く、「うちの子にはいつから習い事をさせたらいいの?」と悩むパパやママもいるでしょう。そこで、習い事を始める年齢の目安や、年齢ごとのおすすめ習い事を紹介します。

子どもに習い事をさせるメリットはあるの?

子どものころ、何か習い事をしていたという記憶はありませんか?2020年に行われた花王のくらし研究サイトの調査によると、20~30代で約85%の人がおおむね小学生までの子どものころ習い事をしていたと回答したそう。自分がやっていた習い事を子どもにもやらせてあげたいという方も多いのでは?子どもに習い事をさせることへのメリットは主に3つあります。

心と身体の成長の刺激になる

脳は3歳までにほぼ出来上がると言われています。習い事をすることが心と身体への刺激となり、知的能力や運動能力などの発達を促す効果が期待できます。子どもの成長をサポートできるよう、いい刺激をたくさん与えてあげたいですよね。

コミュニケーション能力や協調性が向上する

上は先生から下は小さなお友達まで、幅広い年齢の人と交流しながら習い事をすることで、コミュニケーション能力の向上につながります。また、サッカーや野球、バレーなどの複数人で行いチームワークを必要とする習い事では、協調性が磨かれます。

目標達成により自信がつく

習い事によっては、練習を繰り返して本番で成功や失敗を経験することにより、成功体験や達成感を得られ自信がつきます。他にも、目標を達成した時の喜びや、失敗した仲間を励ましたりすることで他人を思いやる気持ちを経験しますよね。家庭や学校では体験できない様々な経験をすることで、多くのことを学び視野が広がっていくことも、自信を裏付ける要素として大事です。

子どもの習い事を選ぶ際のポイントは?

習い事を調べてみると、親世代になかった習い事もたくさん増えておいてびっくりしますよね。これだけ多いと「子どもに習い事を選んであげたいけれど、何をポイントに選べばいいの?」と混乱してしまうことに。ここでは、習い事を選ぶ際のポイントをご紹介します。

送迎はできるか

子どものお迎えをする母の画像

子どもの送迎を考えると、まず注目しておきたいのが習い事が自宅から通える範囲にあるかどうかです。特に幼児のころは親子で通うことが必須な教室も多いですし、緊急時に迎えに行ける距離かどうかも重要ですよね。

無理のない費用か

月謝を支払うイメージ画像

現実的に通える費用かどうかという点も考えておきたいポイントです。習い事によってはユニフォームや楽器などの道具、遠征費、発表会への参加費など、かかる費用は月謝だけではありません。パパママが金銭面で悩むことなく通えるかどうかもチェックしておきたいですね。

先生や生徒と相性がいいか

サッカーコーチの画像

特に未就学前の子どもにとっては、習い事は異なる年齢の人とたくさん関わる初めての機会になります。複雑な人間関係はそれだけでストレスになり、習い事の日に体調を崩したりなどの身体的苦痛に変わることも。子どもの様子をよく見て、あまり無理させずに時には休ませることも大事ですよ。

体験教室での雰囲気や子どもの反応

レッスン中の子どもと先生の画像

体験教室などに事前参加し、教室の雰囲気や子どもの反応を探っておくことも重要です。習い事に対して子どものやる気がないようなら、無理にさせる必要はないですよ。子どもが自発的にやりたいと思って始めるやる気が精神的な成長にもつながります。

また、パパママと先生の教育方針のすり合わせも体験教室ではしておきましょう。厳しく叱る先生や、家でしてくる課題が多い先生も中にはいます。先生の様子や普段の教室の雰囲気を確認して、パパママと子どもが笑顔で通える習い事を見つけましょう。

子どもの習い事は何歳から始めればいいの?

では、子どもの習い事は何歳から始めるのがベストなのでしょうか。気になる習い事を始める年齢をみてみましょう。

3歳からはじめるのが定説

一般的に、習い事は3歳から始めるというのが定説とされています。

東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野教授の瀧靖之氏によると、3歳という年齢は、脳科学的にも脳の発達にちょうど良い時期と述べています。運動機能や手先の器用さ、作業方法を覚えるワーキングメモリ、見聞きし行動するマルチタスクにも対応できるようになってくる年齢なので、音楽教室でピアノを演奏することもできはじめますよ。

しかしながら、たとえ60歳からであっても練習すれば習得するスピードは遅くとも上達します。3歳が絶対良いとは一概には言えないことも理解しておきましょう。

4歳がターニングポイント

ベネッセ教育総合研究所の「第6回幼児の生活アンケート(2022年調査)」では、習い事をしている幼児は全体で40.7%、そのうち4歳で45.2%それまでの年齢に比べると習い事をしている割合が急激に高まる結果となっています。また、6歳には67.5%の子どもが習い事をしているそうです。このことから、4歳が習い事をはじめる年齢のターニングポイントといえます。

4歳では子どもの好き嫌いがはっきりと出てくるので、習い事をさせるなら子どもが本当にやりたいものを習わせたいですよね。

参考:

ベネッセ総合教育研究所|第6回 幼児の生活アンケート ダイジェスト版[2022年](https://berd.benesse.jp/jisedai/research/detail1.php?id=5803

年齢別!子どもにおすすめの習い事は?

習い事をさせるといっても、年齢によってできることも向いていることも様々です。ここからは年齢別で子どもにおすすめの習い事をご紹介していきます。

0歳のおすすめの習い事

子どもが0歳のうちは、親子でゆっくりとした時間を過ごしながら行う習い事がよいですよ。ベビーマッサージ、ベビーリトミック、ベビースイミングなどがおすすめの習い事です。この時期の習い事は、家庭だけでは体験できないことが多いので、いつもは感じられない刺激によって赤ちゃんの健やかな発育が促されます。

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1歳~2歳のおすすめの習い事

ベネッセ教育総合研究所の「第6回幼児の生活アンケート(2022年調査)」では、1歳児で9.0%、2歳児で17.1%が習い事をしているそう。

1歳からは歩いたりしゃべったりと自由に動けるようになってきます。身体の体幹や柔軟性、バランス感覚を伸ばしてケガをしにくい身体をつくる運動教室や、リズム感を鍛えるリトミックがおすすめ。

2歳になるとはじまるイヤイヤ期に入り、習い事に手を出しづらく感じるパパママもいるかもしれませんが、イヤイヤ期は心が急成長を遂げる時期でもあります。脳にいろんな刺激を与えることで、将来への力を導く大切な時期です。子どものペースで進められる通信教育もよいですよ。

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3歳~4歳のおすすめの習い事

ベネッセ教育総合研究所の「第6回幼児の生活アンケート(2022年調査)」では、3歳児で24.2%、4歳児で45.2%が習い事をしているそう。

3歳~4歳では、心も身体も成長し、しっかりとしてきます。手先の器用さや運動能力の向上を目的とした習い事がおすすめです。身体の使い方がわかり、集団行動もとれはじめ、先生の指示が理解でき始めるころなので、習い事デビューによいとされています。

4歳は自立を促すための第一歩を踏み出すのにちょうどいい年齢でもあるので、小学校の授業の先取りとして習い事を始めるのもおすすめですよ。たとえば、体育の授業として体操教室、2020年から小学校で必修科目となった英語の先取りとして英会話、音楽の授業も兼ねてピアノやギターなどの楽器などです。

【oriori習い事検索】英語・英会話の習い事一覧 

【oriori習い事検索】ピアノの習い事一覧 

【oriori習い事検索】ギターの習い事一覧 

5歳~6歳のおすすめの習い事

ベネッセ教育総合研究所の「第6回幼児の生活アンケート(2022年調査)」では、5歳児で59.3%、6歳児で67.5%が習い事をしているそう。4歳を超えるとグンと割合があがりますね。

5歳~6歳では、小学校生活に慣れる準備として学習系の習い事をする子どもが多くなります。これはあくまで傾向なので、基本的に子ども発信で習い事を決めるのがおすすめです。2020年度から小学校で必修科目となったプログラミングや書道などのテクニックの問われる習い事をはじめるのもよいですよ。

この時期の子どもは、習い事に気分が乗らずに通うことを拒否したり、親の顔色をうかがって無理をしたりしてしまうことがあります。子どもの様子を観察して、気持ちに寄り添ってあげられるようにしましょう。

【oriori習い事検索】プログラミングの習い事一覧 

【oriori習い事検索】習字・書道の習い事一覧 

参考:

株式会社バンダイ|バンダイこどもアンケートレポートVol.252(https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf

さいごに

子どもに習い事をさせるメリットから、年齢別のおすすめの習い事をご紹介しました。通える範囲や費用が気になる方や、感染症対策も気になる方にはオンラインレッスンも選択肢としてあるので、子どもの習い事を考える際に探してみるのもおすすめですよ。ご家庭のライフスタイルに合った習い事が見つかるよう応援しています!

参考サイト

    この記事の著者
    原のどか(peekaboo)
    ライター
    お父さんラブな甘えん坊男児と初めての育児に奮闘中の30代転勤族。趣味の「神社仏閣でおみくじを引くこと」を楽しみに、行く先々で家族を連れまわして開拓しています。育児も人生もなんとかなるをモットーに、困ったことも楽しみながら情報を発信していきます!
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