
新一年生の学用品にはどんなものがある?整理整頓するアイデアと便利アイテム
新一年生の学用品とは?
小学校では、幼稚園や保育園と比べて多くの学用品を用意することになります。まずは新一年生の学用品にどのようなものがあるのか、おおまかにご紹介します。ただし必要な学用品は学校によって異なるため、あくまで参考程度にチェックしてみてくださいね。
毎日持っていく学用品
毎日の登下校の際に持ち歩く学用品には、下記のようなものがあります。
- ランドセル
- 教科書
- ノート
- 筆箱
- 連絡帳袋
- ハンカチ
- ティッシュ
- 給食セット(ナフキン、箸など)
- 水筒
- マスク
また、宿題や学校からの連絡事項などのプリント類も加わることも多いです。筆箱の中には鉛筆・消しゴムのほかに赤青鉛筆や定規、サインペンなど学校指定のものを揃えることが求められるでしょう。
週初めに持っていく学用品
週初めに学校へもっていき、週末に持ち帰る学用品には、下記のようなものがあります。
- 体操服
- 上履き
- 給食着
- 歯磨きセット
給食着は個人で用意せず、学校の備品として貸し出されるケースも珍しくありません。
授業に応じて持っていく学用品
下記のような学校の授業内容によって必要になる学用品は、その都度持っていく場合もあれば、一定期間学校に置いたままにする場合もあるようです。
- 絵具セット
- 鍵盤ハーモニカ
- タブレット
- 水泳セット
- 縄跳び
また学年が上がると、リコーダーや習字セット、裁縫セットなど必要な学用品が増えていくでしょう。
学期初めに持っていく学用品
学期初めに持っていき、学期末に持ち帰る学用品には、下記のようなものがあります。
- お道具箱(クレヨン、クーピー、はさみ、のりなど)
- 防災ずきん
- 算数セット
ほかにも小学校で作った作品やアサガオの植木鉢なども、あわせて持ち帰ることがあります。また持ち帰った学用品のうち、のりなどの消耗品は新学期までに補充しておくことが求められるでしょう。
消耗品のストック
鉛筆や消しゴムなど、使用頻度の高い消耗品は予備をストックしておくことをおすすめします。筆者の家庭でもそうなのですが、なくなりそうになったら早めに教えるよう伝えていても、前日の夜や当日の朝になっていきなり「あれがない」「これがない」といわれることがあります。
ストックがあると、いざというときに焦らずに済みますよ。ちなみに筆者の家庭では鉛筆と消しゴムはストックしていたのですが、のりやサインペンがなくなったと急に言われて困ったことがありました。
また授業で折り紙が必要になったとき、筆者の家庭には買い置きがあったのですが、ママ友の家にはなかったようで助けを求める連絡が入ったこともあります。
新一年生の学用品整理のポイント
幼稚園や保育園と比べ、小学校に入学すると子どもが自分で管理しなくてはならないものが大幅に増えるでしょう。しかしいきなり自分の力だけで物の管理をさせようとしても、子どもには負担が大きすぎるもの。
初めのうちはママやパパがサポートしながら、学用品の整理に慣れてもらってはいかがでしょうか?筆者の娘の小学校でも、小学校に入学してからしばらくは、持ち物の準備は親子で行うようお願いされたものです。
学用品をきちんと管理するためには、子どもにわかりやすい形で整理整頓することが大切ですよね。ここからは学用品整理のポイントをご紹介します。
大物家具は慎重に検討する
子どもの学用品整理のために、学習机セットなどの購入を予定している家庭も多いでしょう。入学前に間に合わせるため、あわてて購入するママ・パパも少なくありませんが、購入する前に一度慎重になることをおすすめします。
必要になる学用品は小学校によって異なるため、入学前に購入すると、いざ使い始めてから不便に感じてしまうことも。小学校生活にある程度慣れてくる5月頃を目安に購入すると、使いやすい収納を探しやすいかもしれません。
学用品をまとめる場所を作る
小学校で使うものは、ひとまとめにして収納しておくと管理しやすいでしょう。複数の箇所に分けて収納してしまうと、必要な学用品をぱっと手に取ることができず、忘れ物や紛失につながってしまう可能性もあります。
カラーボックスやワゴンなど、自宅の中であまっている収納などを活用してもいいですね。低学年のうちは扉がないオープン収納のほうが、一目で物の位置がわかり、出し入れしやすいでしょう。
ただし低年齢のきょうだいがいる家庭の場合、オープン収納だと下の子にイタズラされてしまうかもしれません。筆者の家庭でも、下の子が上の子の荷物を触ってしまうので、学用品はチャイルドロックを取り付けた収納棚の中に入れています。家庭によって適した収納方法を模索してみてくださいね。
また子どもが学用品の管理に慣れるまでは、リビングやダイニングなど、大人の目が届くところに収納場所を設けるのもおすすめです。
使い勝手の悪いところをこまめに調整する
学用品の収納を用意しても、使っているうちに不便に感じる部分がでてくるかもしれません。そんなときは、どうしたら使いやすくなるか子どもといっしょに考え、その都度調節してみてくださいね。
特定の学用品を忘れることが多ければ、より手に取りやすい・目に付きやすい場所にうつすなど、試行錯誤してみてもいいでしょう。
使用頻度の高いものは取り出しやすい場所に収納する
学用品は、使用頻度の高いものほど手に取りやすい場所に片付けることをおすすめします。毎日使うものを取り出しづらいところに片付けてしまうと、出し入れの際にほかの学用品を散らかしてしまう可能性もあるので、注意したいですね。
ランドセルは「置く」収納がおすすめ
ランドセルの重さはおよそ1~1.3kgほどあり、新一年生にとっては扱いづらい学用品といえるでしょう。そんなランドセルの収納は、フックなどへ「かける」よりも「置く」ことをおすすめします。
重いランドセルをフックにかけるのは、小さな子どもにとってはなかなか難しく、上手にできないからと出しっぱなしになってしまうことも多いといいます。棚などに置くだけなら、手軽にランドセルを片付けることができるでしょう。
カラーボックスなどにランドセルを収納する場合は、余裕のある大きめサイズを選ぶといれやすそうですね。また子どもの腰程度の高さに収納場所を設けると、扱いやすいといいます。
ラベリングで物の住所をわかりやすく
種類の多い学用品を正しく整理整頓できるよう、何をどこに片付けるのか、ラベリングをしておくことをおすすめします。物の住所があやふやになってしまうと、いつのまにか学用品を適当に片付けてしまうようになり、必要なときにすぐに見つけられなくなるかもしれません。
収納にゆとりを持つ
小学校の学用品は、子どもの学年が上がるにつれて徐々に増えていきます。そのため、収納には余裕を持たせるようにしましょう。また収納にゆとりがあると、物の出し入れもしやすくなりますよ。
また学期末には、学校に置いていた学用品も持ち帰るため、家庭で管理するものが大幅に増えます。長期休暇中に持ち帰る学用品の置き場所も、きちんと確保しておきたいものですね。
新一年生の学用品整理に役立つアイテム
新一年生の学用品整理には、どのようなアイテムを用意するといいのでしょう?ここからは学用品をまとめて収納できる子ども用の家具をご紹介します。
学習机セット
子ども用の学習机には、使いやすさにこだわって作られた収納がセットになっていることが多いです。学習机は、子どもが成長してからも使い続けられるようなデザインを選んでもいいですね。
家庭によって使い方をアレンジしやすい組み合わせデスクも、さまざまなメーカーから販売されていて人気ですよ。
ランドセルラック
ランドセルラックには、ランドセルだけでなく幅広い学用品をまとめて収納することができます。教科書やノートなどの本類から小物まで整理しやすいよう、棚や引き出しの組み合わせが工夫されていることが多いといいます。
またなかには、衣類をかけて収納できるハンガーラックがついているものもあるため、制服や上着などもひとまとめにしておけそうですね。側面にフックがついているものを選べば、体操服袋や上靴袋などをひっかけて収納することができるでしょう。
システムベッド
子どもの入学を機に子ども部屋を与える家庭も少なくありませんが、システムベッドを用意すれば、学習机から学用品の収納まで、子ども部屋に必要な家具をまとめて整えられるのがうれしいですね。
空間を効果的に使えるため、部屋のスペースに不安がある場合も便利です。ただしさまざまな家具が複合されていることから価格が高く、ベッドの昇り降りが負担になる可能性がある点などに注意が必要です。
マルチラック
幅広いものの収納に役立つマルチラックを学用品の収納に選ぶ家庭も、少なくありません。子どもが使わなくなってからも、家庭の収納として長く使い続けやすいでしょう。またシンプルなデザインのものが多いため、部屋のインテリアになじみやすいのもうれしいですね。
さいごに
小学校の学用品は種類が多いため、慣れるまでは管理に苦労するかもしれません。筆者の家庭でも、娘が入学したばかりのころはなかなか上手く整理できず、試行錯誤したものです。また最近では娘が子ども部屋を欲しがるようになったため、新たに子ども部屋の家具として学用品の収納家具の購入を検討しています。
現在の収納はあまりゆとりがなくなってしまっているため、これを機によりよい収納方法を模索できればと思っています。適した収納方法は家庭によって異なるので、ご紹介した情報を参考に子どもが使いやすい収納を整えてあげてはいかがでしょうか?