新体操は幼児期がはじめどき!新体操のメリット・デメリットと費用・選び方
新体操は何歳から始められる?
新体操を始められる時期は教室によって異なりますが、園などで集団生活がスタートする3~4歳の年少児から受け入れているところが多いようです。新体操では柔軟性が求められることから、柔軟性が伸びやすい幼児期から小学校低学年ごろに始めるのが望ましいのだとか。
教室によっては、2~3歳児を対象とした保護者同伴のレッスンを行っていることもあります。新体操は低年齢から始めることが勧められていますが、小学校中学年以降からでも始めることはできるので、子どもが興味を持ったタイミングがはじめどきなのかもしれません
幼児期に新体操を習うメリット
幼児期に新体操を始めると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか?
柔軟性が身につく
柔軟性が求められる新体操を習うことで、子どもの身体のしなやかさが鍛えられることでしょう。また柔軟性を高めることは、怪我をしにくく疲れにくい身体づくりにもつながるといわれています。
将来的に違うスポーツに取り組むことになっても、新体操で鍛えた柔軟性は役立つことでしょう。柔軟は小さいころから取り組むとより効果が期待できるそうなので、新体操は幼児期の習い事としておすすめなんですよ。
姿勢が良くなる
新体操で良い演技をするためには、姿勢が重要になるといいます。姿勢を意識する時間が増えることで、適度に筋肉が発達し、自然ときれいな姿勢を維持しやすくようになるでしょう。
また良い姿勢を保つとその分疲れにくくなると言われているため、勉強などに集中して取り組みやすくなるというメリットも期待できるのだとか。
協調性が育まれる
新体操では、チームで協力して演技をすることもあります。そうしたお友達と力を合わせる経験は、子どもの協調性を培ってくれることでしょう。また新体操教室には、幅広い年齢の子どもが通っているため、異年齢の子どもと接することがいい刺激になりそうですね。
表現力が身につく
新体操では、身体全体を使って表現する方法を学ぶことができます。学校の体育の授業では経験できないレベルの高い動きをプロから指導してもらえるというのも、魅力の一つではないでしょうか?
また音楽に合わせて演技をすることで、リズム感を身につける効果も期待できるといいます。
自信がつく
新体操の練習を重ねることによって、今までできなかったことができるようになったり、よりきれいな動きができるようになったりと、子どもが自らの成長を実感できる機会も多いでしょう。そんな成功体験を繰り返すことで、子どもは自信をつけることができるはずです。
また自分に自信を持つことは、子どもの自己肯定感を高め、前向きな気持ちを引き出してくれるかもしれませんよ。さらに発表会などで人前で演技する経験を重ねる中で、子どもの精神力を鍛えることもできそうですね。
幼児期に新体操を習うデメリット
新体操を幼児期から始めると多くのメリットがある一方、どのようなデメリットが懸念されるのでしょうか?
費用が高い
新体操教室では、毎月の月謝だけでなく、入会金やスポーツ保険料、衣装代、道具代などが別途必要になることがあります。ほかにも発表会に参加するときは追加で費用がかかることが多いため、金銭面で負担を感じる家庭も少なくありません。
保護者のサポートが必要になる
新体操教室に通う場合、送迎のほか授業への付き添いが求められることがあります。ほかにも衣装の用意や洗濯、発表会の準備など保護者のサポートは多岐にわたります。教室によってどの程度のサポートが必要になるのかは異なるため、見学時などに質問しておくといいですね。
新体操の習い事にかかる費用
新体操を習うと費用負担が大きくなることがありますが、具体的にどのくらいの金額が必要になるのでしょうか?実際にかかる費用は教室によって異なるため、あくまで目安程度にチェックしてみてくださいね。
月謝
月謝はレッスンの頻度によって異なりますが、週1回の場合3000~8000円程度、週2回の場合は5000~10000円程度が目安となります。またそれとは別に、入会金や事務手数料、年会費、スポーツ保険料、施設使用料などが必要になることもあります。
衣装代
練習用の衣装代は3000〜6000円程度が目安となりますが、発表会などの衣装を用意すると数万円の出費になることも。またリボンやフープなどの道具も、一つ当たり4000〜10000円程度と安いものではありません。
ただし教室によっては道具の貸し出しを行っている場合があるので、確認しておくといいでしょう。
発表会
発表会に参加する場合、1回あたり7000〜10000円程度の費用がかかるのが一般的だといいます。また教室によっては地域のイベントに参加したり、大会へエントリーしたりすることもあるため、その場合はまた別途で費用が発生すると考えていいでしょう。
さらに合宿や遠征などがあると、移動費や宿泊費などの負担も必要になりそうですね。
新体操教室の選び方
新体操教室を探す場合は、近くの教室をネットなどで検索してみてもいいでしょう。地域によっては見つからないこともありますが、習い事専用の検索サイトを活用してもいいですね。
また地元の公民館などに、生徒募集のチラシが掲示されていることもあるので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?教室を決めるときは、費用やレッスン場所・対象年齢だけでなく、具体的な練習内容・教室の雰囲気・親のサポートの内容なども調べておくことをおすすめします。
可能であれば見学させてもらったり、体験レッスンを受けたりすると、子どもとの相性を判断しやすいでしょう。
さいごに
新体操というと女の子が習うイメージが強いかもしれませんが、近年は男子新体操も少しずつ注目され始めています。女子とはまた違った迫力満点の演技に、思わず目を奪われてしまいますよ。
幼児期からあまり激しい演技をすることは難しいでしょうが、男女ともに柔軟性を高めるのは健康的なからだ作りに効果的だといわれています。男の子でも女の子でも、子どもの習い事の候補の一つとして、新体操を検討してみてはいかがでしょうか?