子どもと在宅勤務!取り入れるべき”5つのコツ”
子どもと一緒に在宅勤務を乗り切るためのコツは?
子どもがいる環境での在宅勤務を効率的にこなすためには、子どもへの協力を要請すること、そして家族がチームとなって取り組むことが大切です。まずは、在宅勤務するにあたって押さえておきたいポイントを確認していきましょう。
スケジュールを立てる
家だけで過ごしていると、夜型になってしまったり遊んでばかりいたりと、生活リズムが崩れてしまいがちです。一度崩れた生活リズムを立て直すのは大変なうえ、仕事にも支障が出てしまいます。
学校のように時間割を作ったり、やるべきことをまとめたチェックリストを作ったりして、規則正しい生活を送るようにしましょう。スケジュールの中には、子どもと過ごす時間も組み込んでおくのがポイントです。親が向き合ってくれる時間が少しでもあれば子どももうれしいでしょう。
好きなことをして過ごす自由時間を設けるなど、メリハリのあるスケジュールを立てておくのがおすすめです。
時間を区切る
スケジュールを立てても、守ってもらわないと意味がありません。
小さい子どもほど集中できる時間は短いため、未就学児なら20~30分、小学生なら30~45分くらいを目安に、時間を区切ってあげましょう。「○○の時間だよー!」と伝えてアラームやチャイムアプリをセット、その間はそれぞれ集中する、終わったら一緒に休憩するなどあらかじめ定めておくと、時間のメリハリがつけやすくなります。
「これをしたらこれができる」という、見通しを立てる力を養うことにもつながるかもしれません。
子どもに仕事中であることを伝える
子どもに仕事中であるということを理解してもらわないと、「なんで家に一緒にいるのに遊んでもらえないの?」と、親に拒絶されたように感じることもあるかもしれません。
まだ小さくてきちんと理解できなくても、「今は仕事中で、一緒に遊べない時間なんだよ」、「今は仕事じゃないから一緒に遊ぼう!」などというように、パパママが置かれた状況を、子どもにもきちんと伝えるようにしておきましょう。
初めは理解できなくても、根気よく伝えることで子どもも理解してくれるはずです。子どもがある程度大きいなら、「なぜ働くのか」ということを、家族で話し合う時間を作るのもいいでしょう。家族みんなで頑張ろう!という気持ちを持つきっかけになるかもしれません。
特に会議や集中しなければならないときは、「話しかけてはダメな時間だよ」ということを伝えて心づもりしてもらうといいですね。
仕事用スペースを確保する
在宅勤務では、オンオフの切り替えも重要な課題です。リビングとは別の部屋を仕事用として確保できるのが理想的ですが、子どもが小さいと別の部屋で過ごすのは難しいかもしれません。
しかし、パソコンや資料など、子どもに触って欲しくないものもたくさんあるため、仕事用のスペースは確保しておきたいところ。子どもと同じ空間で仕事ができるよう、きちんとワークスペースを整えておきましょう。部屋のいろいろなものが目につく場所では集中しにくいため、リビングやダイニングなどの壁に向かってデスクを置くのがおすすめです。
近くにお絵かきのできる大きなホワイトボードを置いたり子どものデスクを置いたりすれば、仕事中子どもも集中して過ごしてくれるかもしれません。
子どもとの在宅勤務を乗り切るための工夫5選
子どもとの在宅勤務は、子どもが退屈しないような工夫が必要不可欠です。いろいろなコンテンツを用意しておき、時と場合によって使い分けるといいですよ。実際に私が行った5つの工夫をご紹介します。
学習用タブレットを導入!
幼児や小学校低学年の子どもの場合、1人で勉強し続けるのは難しいかもしれません。ワークを与えても、「これってどういうこと?」「できたよー!みてー!」と、数分おきに声をかけられては、仕事に集中できませんよね。
しかし、ずっと家にいるのなら、何かしら勉強をしてもらいたいのが親心。そこで私が幼稚園児の息子のために取り入れたのは、タブレット学習です。問題文は音声で読み上げてくれ、採点などもしてくれるため、1人で勉強できるのが大きなメリット。負担なく学習時間を確保でき、その間は私も仕事に集中できます。
タブレットで動画などを勝手に見ないよう、専用のタブレット端末を使うものを選びました。毎日続けることで、勉強の習慣づけにもつながります。
自分で遊べるコーナーをいくつか用意
「あれ出してー」「これで遊びたい!」と、いちいち親に声をかけなくても遊べるよう、子どもが自分1人で遊べるコーナーをリビングに用意しておくのも効果的です。
工作・お絵かきコーナー、絵本コーナー、パズルコーナー、ブロックコーナーなど、比較的集中して遊べるものを準備し、自由に遊べるようにしてあげましょう。
うちの子どもに人気だったのは、塗り絵とパズルです。折り紙の本を見ながら作ったり、難しいパズルに挑戦したりしていました。ただし、ずっと同じものばかりでは、子どもはすぐに飽きてしまう可能性大。おもちゃや絵本、パズルはいくつかをローテーションして、定期的に目新しくするなどの工夫が必要です。
ミッションを与える
「ママも仕事中だから、○○ちゃんも一緒に仕事しよう!」と、子どもに定期的に仕事と称したミッションを与えて、集中してもらう時間を作るのもおすすめです。
ミッションは、
- タオルをたたんでもらう
- 床の雑巾がけをしてもらう
- おもちゃを片付けてもらう
- このパズルを完成させてもらう
- パパの絵を描いてもらう
など、お手伝いでも遊びでもなんでもOK!
ミッションを与えられることで、子どもも喜んで動いてくれるうえ、その間仕事に集中することができます。(兄妹で競わせるとケンカになることもありますが…)
ミッションがクリアできたら、しっかりとねぎらいの言葉をかけるのも忘れずに。おいしいおやつなど、ご褒美を用意するとやる気を出してくれます。
困ったときは知育アプリに頼る
どうしても静かにしてほしいときは、スマホやタブレットに頼ることもあるでしょう。そんなときの罪悪感を少しでも軽減させるため、文字や時計の勉強、パズル、英語、ダンスなどの知育アプリをいくつかダウンロードしておきました。その中で我が子にハマったのは、オーディオブックのアプリです。
うちの子は絵本が大好きで、「ママこれ読んでー!」が口癖。しかし、1冊読んだらエンドレスできりがないため、在宅勤務中はなかなか対応できませんでした。
オーディオブックとは、プロのナレーターによる音読を聞くことのできるアプリなのですが、ヘッドフォンをつけて子どもが集中してくれます。
お気に入りの絵本「三匹のこぶた」を繰り返し聴いて、楽しんでいます。これまではテレビ会議のときには仕方なく動画などを見せていましたが、オーディオブックを導入してからはこちらに切り替えました。
家にない絵本も見せることができる、英語での読み聞かせができるなど、メリットはたくさん!私も絵本を読んであげられないストレスからも解放されました。
簡単に食べられるものを用意しておく
子どもと家にいると定期的にやってくるのが「お腹空いた」攻撃です。
ある程度は我慢してもらいたいところですが、一度お腹が空くと他のことに手がつかなくなってしまうようで、イライラさせられることもしばしば。そのため、小分けになったおやつ、ヨーグルトなど、簡単に食べられるものを常備しておくようにしました。
朝おにぎりをたくさん作っておき、「お腹が空いたら食べても良し!」というルールにしておくと、兄妹でピクニックごっこをしてくれていたことも。
とりあえずお腹が満たされれば遊びに戻ってくれるので、仕事を中断される回数も減りました。
さいごに
子どもと過ごしながらの在宅勤務は、とにかく大変ですよね。
乗り切るためのポイントは、子どもにも協力してもらいつつ仕事環境を整えること、そして子どもが飽きないためのコンテンツをいくつか用意しておくことにあります。
ネガティブになりすぎず、前向きに工夫して、子育てと仕事の両立を図りましょう。