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【小学校受験】数の復唱・逆唱問題を徹底解説!問題例から家庭でできる訓練法まで

P.K(元小学校受験塾講師)
2020/09/29 22:09
小学校受験の問題の中には、「数の復唱と逆唱」というものがあります。主に、口頭試問の形で、数の復唱や逆唱の分野が出題されることが多いです。数をペーパー上で数えることよりも、出題の音声を自分の耳で聞き取って口頭で答えることの方が断然、難易度が上がります。今回は小学校受験に出題される数の復唱逆唱の習得のコツや、勉強の進め方などをまとめてみました。

数の復唱・逆唱とはどんな問題なのか?

「数の復唱・逆唱」とは、いくつか(3~5)の数字を聞いて、その数字を繰り返したり、逆から言ったりする問題です。場合によっては数だけではなく、文章を繰り返させるような問題もあります。

今から言う数字を同じように言ってみてください。2・6・3・9・7。はい、どうぞ。(復唱)

今から言う数字を反対から言ってみてください。9・7・2・1・5。はい、どうぞ。(逆唱)

これは数だけなので、シンプルですね。

いまから言うことを同じように言ってください。“ゆうこさんのお腹の中には、青色の泣き虫の鬼が住んでいます。”はい、どうぞ。

これはお名前だったり、鬼の色を覚えなければならないので、少々難しいです。また“住んでいます”が現在進行形のため、“住んでいました”というような過去形にしては×となります。

いまから文を言いますので同じように言ってください。“太郎君は、おまんじゅうをカバンの中に入れて、おじいちゃんのところに行きました。”はい、どうぞ。

文章が2つつながっている形式で難易度は高いと言えます。また、“おじいちゃんのところに”となっているため、“おじいちゃんのところへ”と言ってしまうと×です。

先生が言った動物を逆から言ってください。“ライオン・ぞう・しまうま。”はい、どうぞ。

このような言葉の逆唱は、非常に難易度が高い問題です。日ごろから遊び感覚で慣れさせておきましょう。

小学校受験の中で、口頭で数を復唱、逆唱をすることには少なくとも緊張感も漂うものです。

  • 集中力
  • 聞き取る力
  • 記憶力(脳の容量)

などが試されます。


あくまでも小学校受験の出題範囲からの問題ですので、懸念するほど、難しい数の復唱・逆唱が出るわけではありません。


また、数の復唱、逆唱は個別試験の中で行われるものです。緊張せずに、言われた数を復唱、逆唱するだけなので、考えてみれば非常に単純な試験方法です。音声で示された数字を指示された通り(復唱・逆唱)に言えるかどうか?が考査対象になっているだけとなります。


先生からの指示の中にある「反対から」という言い方に慣れていないと、意味が分からない場合があります。特に逆唱の練習をするときには、発問方法にも慣れて、正しく答えられるような訓練を強化しておいてください。


いずれの場合も、しっかりと演習を積まなければ、完璧に口頭では言えないものです。じっくりと向き合うタイプの問題になります。日ごろから遊び感覚で慣れさせて、時間をかけて小学校受験本番に向けて数の復唱・逆唱を繰り返し練習しておいてください。

数の復唱を上達させるためにできるコツは?

机の向かい合って座り、真剣な面持ちで数の復唱を行う練習は、必要でしょうか?ある意味、口頭試問で出題されるものですので、背筋を伸ばして相手の目を見てきちんと復唱ができることは重要です。但し、これは年長の夏以降の仕上げの段階で必要な準備です。


それとは別に口頭試問の練習は特訓をするべきことです。そこに数の復唱や逆唱も含まれていることが本来は望ましいのです。最初から、あれもこれも、という欲張りな学習法は子どもを疲れさせてしまいます。本番が近づいて総まとめが必要になる時期まではあまり詰め込み過ぎないようにしましょう。そのあたりを、親も認識したうえで取り組むようにしてください。


その代わり適度に口頭試問の練習を意識して「数の復唱・逆唱」に日ごろから取り組んでおきましょう。例えばお出かけの移動中やお風呂の中で、数の復唱をゲーム感覚で行えれば良いのです。できるだけリラックスした状態のときから始めて、言われた数字を正確に繰り返すことが大切です。

やり方としては、この2つに注意しましょう。

  1. 最初は3個程度の数字に留めておく
  2. 正確に数字が復唱できるようになれば、次は6個程度の数字を復唱させる


数の復唱の練習をするときには、段階を踏んで進めることがコツです。大人でもいきなり大きな数を瞬時に覚えて復唱をすることはなかなか困難なことだからです。このあたりは大人が配慮して進めるようにしましょう。

数の復唱の合間に短文の復唱もいれてみる

小学校受験の塾では数の復唱の練習の前に、先生が話す短文をそのまま復唱させる訓練も取り入れています。復唱や逆唱は数字だけが対象になるとは限りません。短文や単語なども復唱、逆唱の対象になります。例えば次のような短文などで練習をすればよいのです。

今日は温かな1日でした。

今日の朝ご飯はパンと目玉焼きを食べました。

次の日曜日はお父さんと公園でボール遊びをする約束をしました。

このように徐々に長い文章にして、子どもたちに頭の体操をさせるようなイメージで取り組ませます。


段々慣れてきたら、

夕方の4時になるとお兄さんが帰ってきます。6時にはみんなで夕飯を食べます。

というように、短文に2か所、数字を織り込んで復唱させるようにするのです。


このように短文のお稽古をした後に数字の復唱の練習を開始すると、頭が柔軟に動いて数の復唱も、普段よりスムーズにできるようになります。一度試してみてください。


また、文章の復唱をやる際には、予め短文を作っておいて、それを読み上げるようにしてください。復唱、逆唱の練習は読み上げる側も、素早く読み上げなければいけないからです。

数の逆唱を上達させるために家庭でできることは?

ひたすら正確に数を聴き取り、数字を逆に言うというルールに従うことがポイントです。子どもにとって、復唱よりも難易度が高くなるのが数の逆唱です。あまり気張らずに練習を続けてみてください。


あくまでも数字は少ない分量で、子どもが自分で自信を持てるようになるまでは、難易度を急激に上げないようにしてください。子どもの中には、本番さながらに数の逆唱の練習をしても、復唱になってしまう場合もあるのです。それでは、まったく意味がありません。同じ数を扱う問題でも復唱、逆唱は方法が全く違います。


  • 数の復唱と一緒に取り組む
  • 間違っても強く指摘せずにできるようになるまで待つ


数の逆唱も、ゲーム感覚で取り組めると意外と早い段階で子どもが得意になって自ら「次の問題を出して!」と言うようになります。そこまでの習熟度が達成できることで、さらに数の逆唱も正確に言えるようになるのです。

数の復唱、逆唱を親が教える時の注意点は?

数の復唱と逆唱は遊びの一種として、楽しめることが習熟への早道です。どちらかが苦手!という場合もあります。小学校受験の出題範囲としては、復唱、逆唱は常に一緒に練習をすることをおススメします。理想としては年中の頃から身に付けておきたい基礎力です。


年長になってから数字を聞く力を急に強化しようと思っても、正直なところ時間が足りないという現実があります。それよりも、効率よく読み上げられた数字を覚えてすぐに復唱、逆唱できる練習が実を結びます。

1秒間隔で数字を聞き取る力を養いたい

家庭でも、とにかく1秒間隔で、数字を読み上げて復唱する練習をします、。そして、復唱ができるようになったら、同じく1秒間隔で数字を聴き取り逆唱も同じように訓練を重ねてください。素早さと正確さは何度も練習をすることで、必ず上達するものです。

親子で無理なく数の復唱、逆唱を学ぶコツは?

親子の間で復唱、逆唱の練習をしていても口頭試問の場面になると緊張をしてしまい、いつも通りに答えられなくなる場合もあります。出来る限り、塾での練習を積み重ねて誰と向き合っても実力を発揮できるような練習が必要です。


数の復唱、数唱を踏まえた口頭試問では、とにかく普段から出来ることが多くあります。親がそばにいない状態で、子どもは緊張感を持って口頭試問に臨まなければいけません。その上、数字を正確に聞き取れる力を発揮できることが問われているのです。「聞き逃さない」という意識を、子どもが持つことが一番大切です。

さいごに

数の復唱と逆唱には、理屈抜きで「しっかりと聞き取る気持ち」が必要になります。そのために幼児の場合には、鍛錬を積み重ねることが力に変わります。少しでも本人の不安を和らげるためにも、多く演習をこなして、最終的には数を読み上げられても、自由自在に復唱、逆唱が出来ることが目標です。何も臆することなく伸びやかに口頭試問に臨むためには、やはり相当数の準備が必要な分野だと言い切れるのです。

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