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子どものなぜなぜにどうやって答える?質問期の子どもへの対応の仕方とNG対応

ライター 村田 美子
2020/08/21 05:08
2~3歳の子どもが、「なぜ?」「どうして?」と、質問ばかりしてきて、閉口してませんか?質問を繰り返す時期は、「質問期」と呼ばれますが、忙しいときは、親もイライラします。この記事では、子どもが質問期にある親はどう対応すればよいのか、考えてみましょう。親が子どもの質問にきちんと向き合うことで、好奇心旺盛な子ども、そして、考える子どもに成長していきます。是非、参考にしてください。

質問期(なぜなぜ期)とは?

質問期には、あらゆる物事に対して「なぜ?」と聞いてくるので、「なぜなぜ期」とも呼ばれます。
例えば「なんでお風呂に入るの?」と子どもが聞いてくるとします。それに対して大人は「汚れた体をきれいにするためよ」と答えます。しかし、その後に、また子どもから「なんで体は汚れるの?」と質問が返ってきます。このように、次から次へ、何回も質問をするのが、質問期の特徴です。

なぜなぜ期の時期は?

個人差がありますが、2歳から6歳位までに多く見られます。この質問期は年齢によって2つの時期に分けられます。

①第一質問期(命名期)2~3歳

身近にあるものに対して「これは?」や「あれは?」と名称を聞いてくる時期の事で、「命名期」とも呼ばれます。
2~3歳になると、言葉がだんだんうまく話せるようになって、使ってみたくて仕方がない時期なのですね。ですから、言葉が使える楽しさを満たしてあげましょう。

②第二質問期4~6歳

この時期は、「なぜ?」や「どうして?」などといった、物事に対する意味、原因、結果などについて質問をしてきます。
様々なものに対して興味や関心を持ち、その物事をもっと知りたいという気持ちが溢れてきて、沢山の質問になるのですね。
この時期は、知的好奇心や、意欲を伸ばすことのできる大変重要な時期です。周りの大人は、子どもの質問に対して適切に、そして丁寧に受け答えをすることで、子どもの成長を促します。

なぜなぜ期の子どもが質問する理由と目的

子どもたちの「なんで?」は常に答えを聞きたいわけではありません。「なんで?」と質問したときに、「答えてくれる」というキャッチボールを楽しんでいます。この体験は、コミュニケーション活動の基本です。
子どもは答えが知りたくて質問をしてくるというより、質問を投げ掛けたとき、大人が困っていたりする時の表情などを見るのが嬉しいのです。自分の質問に対してちゃんと大人が答えてくれるという信頼感を得ているともいえます。

大人の対応の仕方は?

大人は相次ぐ質問の答えに窮したり、忙しいときにはイラついたりしますが、どう対応すればよいのでしょうか?

①根気よく付き合いましょう

まだ物事を理論的に答える必要はなく、ファンタジックに答えても大丈夫です。
次々と質問してくる子どもに、大人は答えるのが面倒になりがちですが、根気よく付き合って、言葉のコミュニケーションをとりながら、楽しくやり取りをする事が大切です。

②解かりやすい言葉に変えて答えましょう

4~6歳頃の子どもは、かなり多くの語彙を獲得しているので、大人が理論的に答えを説明しても、子どもなりに上手に解釈し、理解して学ぶことができます。
しかし、時には大人にも分からない様な難しい質問をしてくることもあります。すぐに答えられないときは、「調べておくね」で良いと思います。
図鑑やインターネットなどを活用してしらべ、後で、必ず返答してあげましょう。その時、子どもが初めて出合う様な語や、難しい語などを、やさしい言葉へ変えて、簡単に説明をしてあげると、子どもが理解しやすくなります。

③子どもからの質問に「なぜだと思う?」と聞き返してみましょう。

これは、良い対応の仕方です。子どもの発想は実に豊かで、ファンタジックで、面白い考えを聞くことができるかもしれません。大変楽しいので、是非、試してみてくださいね。

注意!4つのNGの対応

子どもから質問をされた時、大人がしてはいけない不適切な対応があります。読者の皆さんは、大丈夫かチェックしてみましょう。

1.子どもの質問に答えるのを後回しにして、答えない

誰しも、忙しくて答えられない時があります。そのようなときは、「今忙しいから、後でね」と約束し、必ず後で答えてあげてください。
実際には、時間がたつと、子どもは質問自体を忘れてしまっていることが、よくありますので、できれば、即答を心がけましょう。上記のように、調べなければわからない質問は、例外です。

2.子どもが聞いてきた質問を笑ったり、茶化したりする

子どもが投げかける質問の中には、大人にとって予想外のものや、突拍子のないものがあります。ついつい笑ってしまう事もありがちですが、子どもの心を傷つけないように、注意しましょう。子どもは、私たちが思っている以上に、繊細な心を持っています。

3.うまく質問を話せない子どもを怒ったり、適当に答えたりする

まだまだ上手く言葉にして質問できない事があります。「なに?早くしてよ!」「何度も聞かないで!」など、と発言を急かしたり、阻止したりしないようにしましょう。

4.質問を打ち切らない

子どもが何度も聞いてきたときに「さっきいったでしょ!」「もう答えたでしょ!」と一方的にコミュニケーションを打ち切らないようにしましょう。
先ほども言いましたが、子どもは大人の反応を楽しんだり、見たりしているので、子どもにとっては、本来の目的が達成できないことになります。
また、脳科学的に見ても、なぜなぜ期の子どもの質問・対応は、子どもの知的好奇心を刺激し、小学校に入学してからの勉強への興味・関心にも影響をあたえます。また、信頼を基盤とする親子関係にも関係してきます。

さいごに

幼児期に2回訪れると言われる「なぜなぜ期」。子どもたちが、いろいろな質問をするのは言葉の遊びを楽しんでいたり、親の反応を見ていることがわかりました。
子どもが頻繁に質問してくる理由や目的を知ると、親も少し落ち着いて構えられますね。子どもの質問には丁寧に、しっかりと答えてあげて、成長の芽を伸ばしてあげましょう。
答えられることにはきちんと答えて、もしわからない質問だったときには、調べて答えてあげましょう。やさしさと、誠意がポイントですね。
忙しくてきちんと関わる時間がないときは、「今は忙しいから、後でね」「これが終わるまで待ってね」と言って待ってもらいましょう。(これが有効なのは、平素忙しくないときには、きちんと子どもの質問に答えていることが前提です)
子どもから質問攻めにあっているパパやママにお勧めの本がありますので、ご紹介しましょう。
この本は、日頃の生活の中で、子どもたちがふしぎに思うことを一年間(365日)分集めた本で、子どもが知りたかった「なぜ?」 の答えがつまった決定版です。
幼児には少し難解なページもありますが、小学校高学年まで使えます。イラストや写真が多く、子どもが一人で読んでも十分楽しめます。是非、親子で楽しみながら、子どもの知的好奇心と考える力を育てるのに役立てましょう。
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