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子どもに自信を持たせる方法とは?子どもの自信を奪うNG行動もご紹介

oriori編集部
2021/07/14 01:07
子どもに自信を持たせようと思っても、どんなことをすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?知らないうちに、子どもの自信を奪ってしまっているのではないかと不安に感じる人も少なくないでしょう。ここでは、子どもに自信を持たせる方法や効果的な声掛けをご紹介します。

子どもに自信を持たせるメリット

子どもに自信を持たせると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか?

チャレンジ精神が旺盛になる

新しいことに挑戦するとき、自信がないと「どうせ上手くいかないだろう」と自分の力を否定し、前向きになれないかもしれません。しっかりと自信を育むことで、チャレンジ精神を養うことができるのではないでしょうか?

自発的に行動できる

自分に自信がないと、自分の意見を主張したり、自分で考えて行動したりすることが難しくなる可能性があります。周囲に合わせてばかりだったり、自分の考えで物事を決められなくなるケースも。

物事に前向きに取り組めない

勉強ひとつをとっても「頑張ればできるはず」と前向きに考えて頑張るほうが「頑張ってもどうせ私にはできないだろう」とネガティブに感じながら行うよりも、結果につながりやすいものです。
子どもが前向きに物事に取り組めるようになるためにも、自信を持たせてあげたいですよね。

子どもに自信を持たせる方法

子どもに自信を持たせるには、どんなことを実践すればいいのでしょうか?さぁ今日からやってみましょう!

親が楽しみを見つける

子どもは親の背中を見て育つものです。親がいつも自信なさげにしていると、子どもも自信を持つことは難しいかもしれません。そうならないためにも、親自身が何か楽しみを見つけることをおすすめします。
趣味でも勉強でもなんでもかまわないので、親が楽しみながら努力する姿を見せ、そのことを話題にあげてみましょう。親の頑張っていること自体に子どもが興味を持つかもしれませんし、子ども自身が頑張っていることに対する励みになることもあります。
内容は違えど、親と一緒に頑張る経験は子どもの自信を育む助けとなるはずです。

褒める

親の目線で子どもを見ていると、ついできないことや失敗にばかり目を向けてしまいがちですよね。しかし子どもの行動をしっかりと観察して、頑張っていることを見つけて褒めてあげることが大切です。
大人にとっては小さな成長でも、子どもが「ママやパパは僕の頑張りをしっかりと見てくれている」と感じることで、自己肯定感(自分の存在に対する自信)を育むことができるでしょう。
できないことに挑戦する姿勢や、途中で投げ出さずに努力していることなどにも目を向けてくださいね。ただ子どもを褒めることは大切ですが、褒め殺しにするのは逆効果になる可能性があるので注意が必要です。
むやみやたらと子どもを褒め続けると「僕はなんでもできて当たり前」「私は特別なんだ」などと思い込んでしまうかもしれません。自身を特別視したまま社会に出ると、上手くいかずにつまずいてしまったとき、大きな挫折感を味わい、なかなか立ち直れなくなってしまうこともあるので気を付けてくださいね。

長所を伸ばす

子どもには何でもオールマイティにこなせるようになってほしいと思う親も多いですが、苦手なことを無理に上達させるのは難しいもの。苦手なものにばかり目を向けず、得意なことや好きなことを伸ばしてあげるのをおすすめします。
子どもの長所は、家庭の中だけでは見えないこともあるので、集団の中での子どもの様子を観察しながら見極めてみてはいかがでしょうか?幼稚園や保育園での様子、未就園児の場合は児童館や子育て支援センターなどでほかの子どもとの関わり方をチェックしてみましょう。
思いがけない子どもの一面や長所が見えてくるかもしれませんよ。

愛情をしっかりと伝える

子どもに面と向かって愛情を伝えるのは、なんだか気恥ずかしいものかもしれません。ただ「今の〇〇ちゃんが大好きだよ」などとありのままの自分を受け入れてもらえることは、子どもにとって自己肯定感を育むための大切な経験となることでしょう。

努力を継続させる

習い事など、何事も継続して努力することで自然と自信は身についていくもの。「ちゃんと頑張りなさい!」などとプレッシャーをかける必要はありませんが、子どもがモチベーションを維持できるようにサポートしてあげることが大切です。
また努力を続けることで、おのずと結果もついてくることでしょう。努力が成果に結びついた達成感は、より子どもに自信を与えてくれるはずですよ。

子どものことは子どもに決めさせる

まだ自分で判断するのは難しいだろうからと、子どもに関する大切なことを親の一存で決めてはいませんか?子どもに関することは、子どもにもしっかりと相談し「自分で決めた」という意識を持たせることが大切です。
親の意向がある場合は、親の意見として子どもに押し付けるのではなく、子どもが自分で考えた意見としてとらえられるように誘導してみてくださいね。

子どもに自信を持たせる効果的な声掛け

子どもに自信を持たせるには、どのような声掛けが効果的なのでしょうか?

短いフレーズで声をかける

子どもの声掛けは「ありがとう!」「○○くんならきっとできるよ」などと短いフレーズを心がけることをおすすめします。子どもは聞き流しているように見えても、実はしっかりと親からかけられる言葉を聞いているものですよ。
また子どもの行動に対して声掛けをするときは、間髪入れずにすぐに声を掛けるようにすると効果的です。小さな子どもの場合はとくに、間があくことで何に対して声掛けされたのかわからなくなってしまうこともあるので、注意しましょう。

子どもの気持ちに共感する

子どもが不安そうにしていると「不安にならないで大丈夫」「リラックスして」などと声を掛けたくなりますよね。しかしそうした声掛けに、子どもは「不安になっている自分はダメなんだ」と感じてしまうこともあります。
不安や緊張など、子どものネガティブな気持ちも否定せず、共感してあげることが大切です。「ちゃんとできるか不安だよね。でも○○ちゃんならできるって信じてるよ!」などと気持ちに共感した上で背中を押してあげると、子どもは自信を持てるかもしれません。

子どもの自信を奪うNG行動

知らず知らずに行っている行動が、子どもの自信を奪ってしまっている可能性もあるので注意が必要です。では、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

ほかの子どもと比べる

「○○くんはできるのに」などと子ども同士を比較することは、避けるようにしましょう。友達同士はもちろん「お兄ちゃんが○歳のときは、もう○○できたのに」なとど、兄弟姉妹でも比べないように心がけてくださいね。
子どもの成長のスピードには個人差があり、それぞれ個性をもっているもの。年齢や月齢だけを意識せず、子どもの様子を観察してその子に合ったサポートをしてあげてくださいね。

結果を重視する

社会に出たら過程よりも結果が重視されるものですが、子どものうちは過程を大切にすることをおすすめします。過程を無視して結果だけを褒め続けると「どんな手段を使ってでも、結果さえ出せばいいんだ」という偏った思考を抱いてしまうかもしれません。
努力の過程を褒めてあげることで、頑張ることに意義を見出せるようになるはずです。そして、そんな努力を続けられる自分に対して自信を持てるようになるのではないでしょうか?

自立を妨げる

子どもに自我が芽生えだすと、何でも自分でやりたがるようになりますよね。しかし子どもには上手にできないことのほうが多く、つい親が手や口をを出してしまいがちです。
「まだ無理だよ」と親がすぐに手を出してしまうと、子どもの自立を阻むだけでなく「僕にはどうせできないんだ」と自信や新しいことに挑戦する意欲も奪ってしまいかねません。
また子どもの問題を親が先回りして解決するのも、控えることをおすすめします。心配な気持ちはわかりますが、子どもが自分で問題を解決する力を身に付ける機会を大切にしてあげましょう。

高すぎる目標を設定する

子どもに大きく成長してほしいからと、習い事や勉強などで高い目標を設定してはいませんか?達成することが難しい目標の場合、子どもはなかなか努力の成果を実感できず、モチベーションを維持することが難しいでしょう。
高い目標を達成するまでの過程で、小さな目標をいくつか立ててみるのがおすすめです。目標をクリアするごとに得られる達成感は、自信につながるはずです。子どもが目標に向かって頑張ったときや、目標を達成できたときはしっかりと褒めてあげてくださいね。

子どもの話をちゃんときかない

忙しいからと、つい子どもの話を聞き流してしまっている人も少なくないでしょう。しかし子どもにとって、一生懸命話しているのに相手にしてもらえないと「僕は大切にされていないんだ」「私のことなんてどうでもいいんだ」と疎外感を感じ、自信を失ってしまうかもしれません。
子どもの話には、子どもの目をしっかりと見て、笑顔で耳を傾けてあげましょう。どうしても忙しくて話を聞けないときは、笑顔で子どもの目を見ながら「今忙しいから、後で聞かせてね」と一言声を掛けるだけで、子どもは安心するはずです。
一方的に「○○しなさい」などと命令するよりも、子どもの話をじっくりと聞く時間を作ってあげてくださいね。

子どもの人格を否定する

子どもを叱るとき「本当にダメな子ね」などと人格を否定するのはNGです。そういった言葉を投げかけられ続けると「僕は悪い子なんだ」と感じ、自己肯定感を育むことが難しいかもしれません。
子どもを叱るときは、あくまでもいけない行動だけを注意するようにしましょう。またいつまでもネチネチ言わず、簡潔な言葉で叱ったあとはあまり引きずらないようにするといいですね。

さいごに

子どもが自信を持てるかどうかは、親の言動も大きく影響するようですね。子どもへの接し方を見直し、子どもが自分に自信を持てるようなコミュニケーションを意識したいものです。
また親自身が自信を持つことも大切なので、自分の趣味や勉強にも目を向けてみてくださいね。
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    ライター
    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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