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【体験談】乳幼児へのフラッシュカードの効果と弊害とは?フラッシュカードの効果的な取り入れ方

oriori編集部
2019/10/21 15:10
今回は、七田式やEQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミーでも有名なフラッシュカードについてです。フラッシュカードの効果や弊害については、世の中に科学的に検証されたエビデンスはないため、実際にはどのようなものかはわかりません。しかしながら、今回は「フラッシュカードをやった兄」と「フラッシュカードをやらなかった弟」の二人を育て間近で見てきた筆者が、自身の実体験をもとに、考察していきます!

フラッシュカードとは?

フラッシュカードとは、早期教育において用いられることのある教材の一つです。絵や文字が書かれたカードを、乳幼児の前で高速にフラッシュすることで、右脳のイメージ力を鍛え、脳の容量を広げることで、大量のインプットを可能にすると考えられています。
しかしフラッシュカードは賛否両論あり、早期教育の中でも特に弊害として話題に上がることがあります。
弊害として語られることとして一番多いものが、「体験を伴わない、ただの情報が大量に入ってくることで子どもの自主性が失われる」というものや、「子供が情報に対して受け身でいることで、無気力になる」というようなものです。

フラッシュカードをやった兄とやらなかった弟

私には11歳と7歳になる息子がいますが、長男は1歳から4歳くらいまで毎日朝と晩に5~10分ほどフラッシュカードを行い、次男はフラッシュカードを一切せずに育てました。次男にフラッシュカードをしなかったのは、フラッシュカードの弊害を心配したというよりも、単純に長男との遊びやお勉強に付き合うのが忙しく、せっかく長男の時に揃えた教材を使うのを忘れていただけなのですが、二人とも小学生となった現在、興味深い違いを感じることがあります。
1歳からフラッシュカードを行った長男は、言葉を覚えるのが早く、1歳半で2語文、2歳になる前には3語文を話すことができました。乳児にありがちな喃語というものがなく、最初からわりとはっきりと発音ができていたことを覚えています。私は彼らが生まれた時から幼児語を使うことはありませんでしたが、それでもフラッシュカードを行わなかった次男は、「電車」のことを「でんでん」と言うなど、何度教えても上手く発音できない言葉がいくつもありましたから、真偽のほどは定かではないものの、言葉の明瞭さにフラッシュカードは関係していたのかもしれないと考えています。
また、長男はひらがなやカタカナ、漢字、時計の読み方などもフラッシュカードを使って覚えたので、文字を覚えるのも時計を読めるようになるのも早かったです。対して次男は、一年生になった現在もカタカナを度忘れしたり、時計を読むのに時間がかかったりすることがあります。

フラッシュカードの効果

何より私が感じたフラッシュカードの一番大きな効果としては、やはり記憶の容量が増えたのではないかということです。
長男は現在まで記憶力、特に短期記憶、その中でも意味記憶に優れていると感じることが多々あり、対して次男は、何てことのない意味記憶であっても、自分の中に覚える理由を見いだせないとなかなか覚えられないという現状があります。

フラッシュカードのデメリット

一方、長男に限ることかもしれませんが、やはりフラッシュカードのデメリットも感じました。それは「集中力のなさ」です。長男はじっくりと深く思考することが苦手で、根気が続かないといったことが、フラッシュカードをやめてから3年ほどは特に感じました。
当時は、幼児はみんなそんなものだ、という認識でしたが、フラッシュカードを全くせずに育った次男はとにかく落ち着いた子供だったのです。
好きなことならばすぐに集中モードに切り替わり、長男とは比べものにならないほどの探求心がある子であったことから、もしかすると長男の集中力のなさというのも、フラッシュカードゆえの副産物だったのだろうかと考えるようになりました。

兄と弟の二人を育てた感想

考えてみると、フラッシュカードは大量の情報をただインプットするため、その間は思考停止状態となります。カードに興味を持っても、カードに触れることはできません。カードの絵に描かれているものに興味を持っても、次の瞬間には違う絵に切り替わるため、その興味を深堀りするきっかけが失われてしまいます。
もちろん、フラッシュカードと併用して、長男とはさまざまな場所に出かけたり、実物に触れたりといった体験も重視しながら子育てをしてきたつもりですが、それでもフラッシュカードという情報の洪水の刺激は大きなものがあったのです。
フラッシュカード自体は、はっきりとした医学上のデータが立証されているわけではないため、あくまでも自分の経験での話ですが、フラッシュカードは一日10枚~20枚程度に抑えた方が良かったのだろうと感じます。フラッシュカードを試してみたことがある方ならわかると思いますが、乳幼児のうちは、やればやるほどスポンジが水を吸い込むがごとく言葉を覚えていくので、親としては面白くなってしまうのですが、そこでやりすぎない自制心が大切になります。あくまでもフラッシュカードは、「右脳のイメージ力」を鍛えるためのもので、カードに描かれている言葉を覚えるための教材ではないのです。

フラッシュカードを取り入れるコツ

子育てに上手くフラッシュを取り入れるコツは、一日の枚数を増やしすぎないことと、子供の機嫌がいい時にやるということです。極端な話、一瞬だけカードが視界に入りさえすればいいのです。大切なのは一生懸命にやりすぎないということ。間違っても正しいポジションで真剣に取り組むことを強要しないようにしましょう。
とにかく楽しく、短い時間やることを心掛けていれば、必要以上にフラッシュカードの弊害を気にしすぎることはないのではないかと私は考えます。

さいごに

フラッシュカードに限らず、すべての教育法は見方によってメリットもデメリットもあるものです。情報をただ鵜呑みにするのではなく、試せるものは試してみて、子供に合うもの、自身の価値観や生活スタイルに合うかどうかで決めることをおすすめします。
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