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子どもに伝えたい行事食!親子で行事食を楽しむにはどうする?

oriori編集部
2024/01/19 02:01
日本古来の文化である行事食には、各々由来があることをご存知ですか?今回は、子どもに受け継いでいきたい行事食についてご紹介します。行事食の種類や由来など、大人でも知らないものもあるかもしれませんよ。また親子で行事食を楽しむポイントも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

行事食とは?

行事食とは、そもそもどのようなものなのでしょうか?日本では古くから、日常生活を送る「ケ(褻)の日」と冠婚葬祭やお祭り、年中行事などを行う特別な「ハレ(晴れ)の日」が区別されてきました。そんな「ハレの日」に食べるごちそうが「行事食」です。


行事食には栄養価が高い旬の食材を使ったものや縁起を担いだものが多く、家族の健康や幸せを願って食べられるといいます。例えば「赤飯」はお祝いの席で出されることが多いイメージがありますが、赤飯の「赤」には邪気を祓うという意味が込められているそうです。


現在は小豆で色付けされた赤飯が一般的ですが、江戸時代より前には、古代米の一種である赤米を神様にお供えしていたといいます。


子どもの成長を祝う行事食

行事食には、子どもの成長を祝うものも多くあります。赤ちゃんの生後7日目をお祝いする「お七夜」や生後100日目に行う「お食い初め(百日祝い)」には赤飯や尾頭付きの鯛を中心としたお祝い膳を用意する家庭も多いです。


また赤ちゃんの初めての誕生日には「一生食べるものに困らないように」との願いを込めて「一升餅」を赤ちゃんに背負わせる慣習があります。また七五三の定番である千歳飴には、子どもの長寿を願う意味が込められているそうです。


季節の行事食

ここからは、毎年決まった時期に行われる年中行事の行事食のうち、有名なものをご紹介します。

春の行事食

女の子の成長を祝う「ひな祭り(桃の節句)には、ちらし寿司やハマグリのお吸い物、ひなあられ、ひし餅などを食べる風習があります。ハマグリの殻はもともとペアだったものでないときちんと重ならないことから「良縁」を招くといわれているのだとか。


またひなあられやひし餅に使われている三色にもそれぞれ意味があり、緑は「新緑」白は「雪」赤は「桃の花」がイメージされていて、春の訪れを表しているのだとか。また緑には「健康」白には「子孫繁栄」「長寿」赤には「魔よけ」の意味も込められているといいます。


意外に感じる人もいるかもしれませんが、実はちらし寿司には明確な由来はないといいます。ただしちらし寿司に使われる具材には、海老は「長寿」レンコンは「将来の見通しが良い」「子孫繁栄」などといった意味が込められているようです。


また5月5日の子どもの成長を祝う「こどもの日(端午の節句)」の行事食には、ちまきや柏餅などがあります。ちまきは笹の葉に包まれた餅菓子というイメージがありますが、もともとは笹の葉ではなく、病や災難を祓うといわれていた茅(ちがや)の葉を巻いていたことから「茅巻き(ちまき)」という名がついたのだとか。


一方柏餅には、新しい葉が出るまで古い葉が落ちない柏の葉を使っていることから「子孫繁栄」の意味が込められているといいます。


夏の行事食

7月7日の七夕には、そうめんを食べる風習があることをご存知でしょうか?これは古代中国の言い伝えが由来になっているといいます。古い時代に中国で7月7日に亡くなった帝の子どもが霊となり、熱病を流行らせてしまいました。そしてそれを治めるために、その子が好きだった「索餅(さくぺい)」という縄の形をしたお菓子を供えたといいます。


それが日本にも伝わり、七夕には「無病息災」を願って索餅をお供えするようになり、時代の移り変わりとともにそうめんに変わっていったのだとか。またそうめんを天の川や白い糸に見立てたことから、七夕の行事食になったという説もあります。


また夏の土用の丑の日には、うなぎを食べる慣習がありますよね。栄養が豊富なうなぎを食べることで夏に負けず、健康に過ごせるといわれています。またうなぎに限らず、土用の丑の日には「う」がつく食べ物を食べるといいといいます。「うどん」や「梅干し」など、子どもといっしょに「う」のつく食べ物探しをするのも楽しそうですね。


秋の行事食

十五夜(仲秋の名月)にはお月見をしながら月見団子を飾る風習があります。飾る団子の数は「十五夜」にちなんで15個、あるいは1年の月の数にちなんで12個と地域によって異なります。


また団子の形は満月をイメージして丸く作るのが一般的ですが、地域によっては楕円形の芋の形に似せて作られることがあります。これは十五夜が秋の収穫を祝って「芋名月」と呼ばれることに由来しているのだとか。


ピラミッドのような形に積み上げられた団子の先端は霊界に通じていると考えられていたそうで、それを通して月に収穫の感謝を伝えていたのだといいます。そうして月にお供えした団子を食べることで、健康や幸せを得られるといわれています。


冬の行事食

1年の中で一番昼が短く夜が長いとされる冬至には、無病息災を願ってかぼちゃを食べる慣習があります。栄養豊富なかぼちゃを食べることで、風邪をひかなくなるといわれているそうです。また「なんきん」ともよばれるかぼちゃは「ん」が2つつくことから「運盛りの野菜」として縁起が良いとされています。


一年の締めくくりである大晦日には年越しそばを食べる風習があります。そばが細く長いことから「長寿を願う」、またそばが切れやすいことから「苦労や厄災を断ち切る」などさまざまな由来が伝えられています。ちなみに年越しそばは年をまたがずに食べ終わるほうがいいそうです。


新年を迎えるお正月には、おせち料理やお雑煮を食べる家庭も多いでしょう。おせち料理や使われる食材には、さまざまな意味が込められています。一部を簡単にご紹介します。


◇数の子:子孫繁栄

◇ごまめ(田作り):豊作

◇黒豆:勤勉・健康

◇海老:長寿

◇紅白かまぼこ:紅は魔よけ・慶び、白は神聖・清浄

◇伊達巻:文化の発展・学業成就

◇ブリ:立身出世

◇タケノコ:子どもの健やかな成長・立身出世


またお雑煮は、大晦日の神様へのお供え物を煮て食べたのが始まりだという説があります。地域によってお雑煮の種類はさまざまで、あんこが入った餅を使う地域もあれば、くるみのたれにつけて食べる地域もあります。


1月7日のご節句のひとつ「人日(じんじつ)」には「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」という春の七草を使った七草がゆを食べる風習があります。お正月のごちそうで疲れた身体を休めるとともに、新年の健康を願う意味が込められているそうです。


立春の前日に行う節分には、邪気払いのために豆をまき、無病息災を願って年の数だけ豆を食べます。また商売繁盛や厄除け、健康を願い、その年の幸福を司る神様がいる縁起の良い方角を向き、恵方巻を切らずにそのまま食べる慣習もあります。恵方巻を食べるときにしゃべると運が逃げるとされているので、黙って食べきるようにしてみてはいかがでしょうか?


また邪気を払うといわれているイワシ料理も、節分の行事食のひとつです。鬼がイワシのにおいと柊のとげを嫌うことから、焼いたイワシの頭を柊に刺した「柊鰯(ひいらぎいわし」(「焼嗅(やいかがし)」と呼ばれることも)を飾る地域もあります。


子どもと行事食を楽しむポイント

子どもと行事食をより楽しむために、下記のようなポイントを意識してみてはいかがでしょうか?

子どもといっしょに料理する

行事食を用意するときは、子どもといっしょに料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?子どもの年齢や発達に合わせて、無理のない範囲でお手伝いをしてもらいましょう。野菜の皮をむいたり、盛り付けをしたりするだけでも子どもにとって思い出深い行事になるはずです。

飾り付けをする

行事食と合わせて、行事にちなんだ飾り付けをしてみるのもおすすめです。ひな祭りに桃の花を飾ったり、七夕に笹に短冊を吊るしたりすると、より雰囲気を楽しめることでしょう。子どもといっしょに折り紙などで飾りを作り、壁に貼っても楽しそうですね。

絵本を活用する

行事食が紹介されている絵本を活用すると、より子どもの興味を引くことができるかもしれません。「はじめての行事絵本」(慣習:小川直之/絵:竹永絵里)では、行事食を含め子どもたちに伝えたい行事についてひと月ごとに紹介されています。イラスト満載で、小さな子どもでも楽しみながら読み進められるでしょう。


また「おばあちゃんのひなちらし」(作:野村たかあき)などがある「おばあちゃんといっしょに行事食をつくる絵本」シリーズでは、巻末に料理研究家によるレシピが掲載されているのが魅力的です。


絵本の読み聞かせを通して、子どもに日本の文化を身近に感じてもらえるのではないでしょうか?


さいごに

行事食を用意するのは大変かもしれませんが、子どもに日本の文化や行事を知ってもらう良い機会でもあります。無理のない範囲で、親子で楽しめる行事食を用意してみてはいかがでしょうか?


行事食を食べながら、行事食に込められた意味や由来を子どもにわかりやすい言葉で伝えてあげたいものですね。


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    ライター
    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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