子どもへ曜日はいつから教える?教え方と意識したいポイント
子どもに曜日はいつから教える?
子どもの発達には個人差があるので、曜日を理解できる年齢は子どもによって異なりますが、6歳頃がひとつの目安といわれています。大人にとっては簡単に感じられますが、曜日を理解するには以下の4つのステップをクリアする必要があります。
★曜日の存在を知ること
★曜日の種類を知ること
★曜日の順番を知ること
★今日が何曜日なのかわかるようになること
一般的に子どもは4~5歳頃に曜日の存在を知り、徐々に曜日への理解を深めていくといいます。そのためには、子どもの曜日への関心を引き出すための大人の声かけやサポートが求められるでしょう。
子どもが今どの段階まで曜日を理解できているのか把握することで、どのような手助けが必要になるのかわかるかもしれません。また曜日とセットで教えていきたいのが、日付ですよね。日付には「年」「月」「日」の3つの要素がありますが、まずは「月」と「日」からスタートするとわかりやすいでしょう。
子どもへの曜日の教え方
子どもにはどのように曜日を教えていけばいいのでしょうか?
曜日を意識した声かけをする
子どもが曜日の存在を知り、興味・関心を抱けるよう、ママやパパが積極的に曜日を意識した声かけをすることをおすすめします。ただ暗記させるために曜日の種類だけ教えるのではなく、子どもの生活に沿った声かけをすると効果的なのだとか。
「今日は水曜日だから、スイミングに行くよ」「次の日曜日は、動物園に行こうね」などと子どもにとって楽しみな行事と関連付けてもいいでしょう。また平日と土日祝日の感覚がわかりやすいよう「今日は平日だから幼稚園だよ」「今日は日曜日だから保育園はお休みだね」などと園生活と結び付けて教えてあげてもいいですね。
さらに「今日は何曜日でしょうか?」などとクイズ形式で質問してみるのもおすすめです。誤った曜日を答えてしまうこともあるでしょうが「間違えた」と否定的にとらえず「曜日をひとつ覚えられている」と前向きに考えて褒めてあげるとやる気を引き出せそうですね。
曜日の理解が進んできたら「金曜日の前は何曜日だっけ?」「パパのお休みは何曜日?」などと質問のバリエーションを増やしてもいいでしょう。
声に出しながら練習する
曜日の順番を覚えるには、繰り返し声に出して練習するのがおすすめです。「げつ・か・すい・もく・きん・ど・にち!」とテンポよくママやパパとともに声に出すと、子どもも楽しめるかもしれません。
ただし、ただ音だけで覚えるのではなく「月曜日、火曜日…」とそれぞれに「曜日」をつけていえるようになることも大切です。また曜日の種類を覚えることとあわせて、曜日に順番があることも伝えてあげたいものですね。
カレンダーを活用する
一目で曜日を把握できるカレンダーは、子どもの曜日の勉強にもぴったりです。書き込みがしやすい大きめのカレンダーを子ども用に準備し、習い事やお出かけ、楽しみにしているテレビの放送日など、子どもに関連する予定を書いておくと興味をひきやすいかもしれません。
ちなみにカレンダーには「日曜始まり」のものと「月曜始まり」のものがありますが、子どもに曜日を教えやすいほうを選ぶといいですね。カレンダーを通して曜日や日付に親しめるよう、日常的に今日の日付や曜日を読み上げてみてはいかがでしょうか?
「今日は、3月1日水曜日だね。昨日は2月28日火曜日、明日は3月2日木曜日」などと「昨日・今日・明日」への理解を深められる声かけもセットで行うのもおすすめです。また日付は「ついたち(1日)」「ようか(8日)」といったように普通の数字とは異なる呼び方をするものも多いため、日付の呼び方もあわせて確認できるでしょう。
今日がカレンダーのどこに当たるのか子どもにわかりやすいよう、シールやスタンプなどでしるしをつけていってもいいですね。
子どもに曜日を教えるときのポイント
子どもに曜日を教えるとき、どのような点を意識するといいのでしょうか?
勉強を強要しない
子どもに早く曜日を理解してもらいたいからといって、勉強を無理強いするのはおすすめできません。学習が子どものストレスにならないよう、子どもが楽しみながら学べるようペースを配慮してあげたいものですね。
叱らない
子どもに曜日を教えても、すぐに理解してもらうのは難しいもの。うまく覚えられなかったり答えられなかったりしても、叱らず長い目で見守ってあげてくださいね。またきょうだいや友だちなど、ほかの子どもと比べることも控えましょう。
さいごに
曜日感覚を身につけるのは、子どもにとって簡単なことではないため、どんなに丁寧に教えたとしても理解するまでに時間がかかってしまうかもしれません。しかしなかなか理解してもらえないからとママやパパが焦ったりイライラしたりすると、子どもへプレッシャーを与えてしまう可能性があります。
子どもが前向きな気持ちで曜日を学べるよう、ママやパパも「時間がかかっても大丈夫」と気楽に構えておいてはいかがでしょうか?