砂遊びが子どもに与える効果やメリットを紹介!砂遊びはいつからデビュー?

砂遊びが子どもに与える効果やメリット
砂遊びを子どもにさせることには、さまざま効果やメリットがあります。ここから詳しく見ていきましょう。
手先が器用になる

砂遊びでは砂を丸めたりこねたりすることや、じょうろやスコップなどの道具を使うことで手先を活発に動かす場面が多くあります。手指は動かす頻度が多いほど手先が鍛えられるため、巧ち性アップも期待できるでしょう。
体幹・力のバランス感覚が鍛えられる

砂遊び中は、足場が悪い中で立ったり座ったりを繰り返します。時には、重さのある砂を運ぶこともあるため、想像以上にバランス感覚や体力が必要です。バケツに入れた砂を逆さにして、そっと中身を出したり、砂で作った泥だんごを壊さないように扱ったりなど力の微妙なさじ加減も学べます。
創造力が高まる

滑り台やブランコなどある程度遊び方が決まっているものと違い、砂遊びには決まりはありません。「今日は何を作ろうかな」「砂で何が作れるかな」などアイデア次第で遊び方は無限に広がるでしょう。子ども自身で考え行動することで、創造力や発想力も育めます。
社会性を身につけることができる

砂遊びは一人で遊ぶこともできますが、お友達と一緒に遊ぶことも可能です。お友達とごっこ遊びをしたり、何かを作ったりする中で道具の貸し借りや役割分担、共同作業をする楽しさなどを学べ、協調性や思いやりを育めます。お友達の物を壊してしまった時は「ごめんね」、道具を貸してもらった時は「ありがとう」など言葉で思いを伝えることは大切な経験の一つです。
忍耐力や集中力が高められる

砂遊びといえば泥だんご作りや山づくりでしょう。砂遊びをしている子どもを観察してみると、泥だんごを潰さないように力加減に気を付けている姿や高い山を作ろうと砂を積み上げる姿などが見受けられます。時には、泥だんごが崩れてしまうことや、山が崩れてしまうこともあるでしょう。しかし、こうした作業の中で子どもは忍耐力や集中力を高めているのです。
砂遊びをさせるタイミングは?
砂遊びの効果やメリットが分かったところで、いつから砂遊びをさせることができるのか見ていきましょう。
お座りが安定した頃
しっかりとお座りが安定した頃から砂遊びをさせると良いでしょう。0歳からでも砂遊びをさせることはできますが、お座りが安定していないと砂場の中で倒れてしまう可能性もあります。砂場で転んでしまうと、耳や目に砂が入ってしまうこともあるので気をつけましょう。また、何でもなめてしまう生後7カ月頃までも注意が必要です。
何でも舐めなくなった頃
子どもが砂を口に入れてしまうことが心配な場合は、1歳を過ぎた頃がおすすめです。1歳半頃になると、穴を掘ったり山を作ったりもできるようになります。子どもの成長には個人差があるので、成長具合に合わせて砂遊びを始めて見ましょう。
砂遊びをする時に心がけること
砂遊びをさせる時は、服や手が汚れてしまうのは避けられません。また、砂の中には怪我の恐れのある危険物や病原菌が混ざっている可能性もあります。だからといって、砂遊びをさせないのではなく、安全に安心して遊ばせられる工夫をしてあげると良いでしょう。
汚れてもいい服装にする
砂遊びでは服が汚れてしまいがちです。そのたびに子どもを叱るのではなく、あらかじめ汚れてもいい服装を着せてのびのびと遊べるようにしてあげましょう。
危険物が落ちていないか確認する
砂は払ったり洗い落としたりことができますが、砂の中に危険物が混入している場合は、そういうわけにはいきません。必ず遊ばせる前に、ガラスの破片やたばこの吸い殻、動物のフンなどが落ちていないかを目視でチェックしましょう。
子どもから目を離さない
子どもから目を離さないようにすることで、誤飲のリスクを減らします。また、ケンカになる前に駆けつけることができたり、事故を未然に防いだりもできるため、砂場で遊んでいる子どもとおもちゃの取り合いや砂をかけられたなどのアクシデントが起きたときにも有効です。
砂遊びの王道!泥だんご作りの作り方
作りはじめると、子どもも大人も夢中になってしまう泥だんご。砂遊びを始める前に、定番「泥だんご」と、応用編「ツルピカ泥だんご」の作り方の基本をおさえておきましょう。
泥だんごとは
泥だんごは泥を丸めて作った丸い玉のことです。水が多すぎてしまうと固まらないので、微妙な調整が必要です。泥だんごは泥がだんご状になった後、粒子の細かい砂をまぶしてコーティングすると出来上がりです。その後、磨いてツルツルにしたり、さらに大きく丸くなるようにこだわって作ってみたりもできます。泥だんごは道具なしで作れるところが魅力の一つでしょう。
ツルピカの泥だんごの作るコツ
泥だんごは磨くと光る特徴があり、表面をツルピカにすることができます。 ツルピカの泥だんごを作るには、適した土を使うことが大事です。木の枝や落ち葉、ゴミなどの余計な物が入っていないサラサラの土を選んでください。もし、余計な物が入ってしまう場合は、土をふるいにかけることで不純物を取り除けます。
他にも、泥だんごを乾燥させるときにコツが必要です。時間はおおよそ30分~1時間程、冬場であればおおよそ1時間半~2時間程みておくと良いでしょう。しかし、急激に乾燥させてしまうと泥だんごが割れてしまう危険性もあります。場所は風通しのよい日陰や屋内を選んでください。
【ツルピカの泥だんごの作り方】
- 不純物がない土に水を入れて混ぜ、だんごのように丸くしきれいに形を整える
- じっくりコロコロさせた泥だんごを休ませて乾燥させる
- 表面が硬くなってきたところで、土の粉をまぶして手のひらで磨く(何度か繰り返す)
- 仕上げにいらなくなった古着やストッキングなどで、磨いて完成
このような工程で誰でもツルピカの泥だんごを作れますよ。仕上げの際は優しく根気よく、時間をかけて磨くことがポイントです。ぜひ、試してみてください。
砂遊びのアイデア
砂遊びでは、砂や泥を使っていろいろな造形物を作ることが可能です。ここからは、子どもたちが今以上に楽しんで遊んでもらえるおすすめのアイデアを紹介します。
チョコレート屋さん
砂をいろいろな形や型にとって、チョコレート屋さんをするのもいいでしょう。ハート形や星型など、砂型をとれる道具を使ったり、なければプリンカップや牛乳パックを使ったりするでもできます。型抜きをした泥チョコレートに、木の葉っぱやビーズなどをトッピングして遊んでみるのもおすすめです。
宝探し
子どもが目隠しをしている間に、泥の池の中にビー玉や葉っぱなどの宝物を沈めて隠す宝探しもおすすめです。子どもは、キラキラしたものなどのお宝を探すのが好きなので喜ぶでしょう。当たりやハズレなどを決めておくと、ゲーム感覚で遊べて楽しめますよ。
おすすめの砂遊び道具紹介
ここからは、おすすめの砂遊び道具を3つご紹介します。
アンパンマン カラフルおでかけ砂場セット
ポップなカラーで目をひく砂場セット。アンパンマンとバイキンマンの砂型もできるので子どもが喜ぶこと間違いなしです。砂場遊びに必要な道具と、全て入れられる袋がついているので、はじめての砂場セットにおすすめです。
TOMMYFIELD 砂場セット アイスクリーム
砂場セットの中には、スコップやシャベル、アイスクリームが入っているので大人数で遊ぶことができます。大きめで扱いやすいので、砂場遊びを始めたばかりの小さい子どもでも安心して使うことができますよ。
B. toys 砂場セット 砂遊びおもちゃ6点セット ダンプカーのおもちゃつき
ファンキーなダンプトラックやスコップ、砂のお城用の型2個、くまで、スムーザーが入った6セットです。ダンプカーは子どもの小さい手でも、扱いやすく頑丈に作られているから砂場でもスムーズに走らせることができますよ。
さいごに
砂遊びは手先、身体、頭をバランス良く刺激するため、子どもの成長や発達などに効果があります。親子で一緒に楽しんだり、友達と遊んだりすることで子どもにとってよりよい経験になり、その効果は高まるでしょう。
いつから砂場で遊ばせるか悩んだときはお座りが安定し、なんでも口に入れることが少なくなるタイミングを目安とします。また、遊ぶときは必ず砂場に危険物が紛れてないか目でみえる範囲で確認をするとよいでしょう。子どもの成長具合を見ながら上手に砂遊びを取り入れてみてくださいね。
参考サイト
- 保育士バンク!|子どもの砂遊びはいつから?遊びがもたらす効果や保育のねらい (https://www.hoikushibank.com/column/post_1704 )
- PINOCCHIO|アンパンマン カラフルおでかけ砂場セット |サマーグッズ | アンパンマン |株式会社 アガツマ(https://www.agatsuma.co.jp/product/anpanman/1602.php )
- 新世代再生木材シリーズ|ウッドデッキで砂場遊び!砂遊びはメリットがたくさん! - WOODSPEC(ウッドスペック)(https://woodspec.jp/wooddeckcolumn-48/ )
- 求人あるある|泥遊びのメリットとねらい!気をつけるポイントやおすすめの遊びを紹介 (https://www.hoiku-aruaru.com/content/blog-knowledge-hoiku/playing-in-the-mud.html )
- 保育士クラブ|砂場遊びを楽しもう!1歳から~OK!【効果・アイディア・大切さ・工夫・指導案】 (https://www.hoikujyouhou.com/hoiku_club/18810 )
