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子どもが夢中になる知育おもちゃ!ビジーボードで安全に遊ぼう

oriori編集部
2023/02/06 05:02
寝返りができるようになった赤ちゃんは世界が広がり、いろいろなものに興味を持ち始めます。そんな時におすすめしたいのが、赤ちゃんの興味がありそうなアイテムが取り付けられたボード型のおもちゃ「ビジーボード」です。今回はビジーボードが子どもの発達にもたらす効果と活用方法についてご紹介します。我が家の娘が6か月ごろから実際に使っている自作のビジーボードもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ビジーボードとは?

ビジーボードとは子どもが興味を示すアイテムが取り付けられたボード型のおもちゃです。SNSなどでは自作のビジーボードが話題ですが、ふだん赤ちゃんに触れてほしくないものを安全に配慮して遊ばせることができるというのも魅力のひとつです。「モンテッソーリ教育」と謳われているものも多いですが、厳密にはモンテッソーリ教育の教具ではありません。遊ぶことによって指先を鍛え、子どもがやりたいことを集中して遊べるため、「自己教育力」を育む知育おもちゃとしてモンテッソーリ教育的な使い方ができるということに留まります。

市販のビジーボードは旅行や長距離移動にも最適

市販のビジーボードはカバンの形になっているものが多く、車の中などでも子どもが集中して遊んでくれるため、旅行や長距離移動の際に活躍します。配置されているアイテムはモンテッソーリ教育の敏感期をもとにした、日常生活や感覚、言語、算数、文化教育といった5分野に沿い、靴紐結びやボタンかけ、時計や数を学ぶといったものが多いです。

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ビジーボードが子どもの発達にもたらす効果

子どもが集中して遊んでくれる、というだけで忙しいパパママにとってはありがたいですが、ビジーボードで遊ぶことによって子どもの発達も助けてくれる一石二鳥なおもちゃです。

指先を鍛える

ビジーボードには指先を使って遊ぶアイテムが多く取り付けられているため、指先遊びと同様の効果が期待されます。指先遊びは指先の器用さを養ったり、集中力を伸ばしたりするだけではなく、脳の発達も促すと言われています。また、指先の発達は算数力を伸ばすという研究結果もあります。

因果関係を学ぶ

赤ちゃんや4か月ごろから物事の因果性を認識できるようになり、自分や周りの人の行動や遊びの中で、何をしたら(原因)どうなるのか(結果)を日々学んでいます。子どもはビジーボードで繰り返し遊ぶなかでも、物事の性質を理解しようとしています。新しいものに対して予想し、仮説を立て、それを実証するために工夫して手を動かし、検証を行っているのです。ビジーボードに設置されたボタンを押すことによって音が出る。ふたを開けたらどうなるのか、閉めたらどうなるのか。ビジーボードではそういった繰り返しの動作で遊びながら因果関係を学べるのです。

自作ビジーボードは安全性の注意が必要

SNSやネット上の記事には自作のビジーボードやその作り方が数多く紹介されています。わが子のためにおもちゃを作ってあげたい!となっても、まずは必ずその危険性を把握しておきましょう。市販のおもちゃは各メーカーによって厳しい検査が行われ、安全基準に合格したものには日本玩具協会のSTマークが表示されます。一般に販売されているおもちゃでさえも、このように厳しく検査されながら作られています。ご家庭で作る場合は同じレベルでのチェックは難しくても、細心の注意が必要です。自分が作ったものでわが子を危険にさらすことの無いよう、安全性についてしっかりと把握し、対策を行いましょう。

小さい部品が誤飲つながらないか

取れやすい部品がないか、小さなパーツがないか注意することが必要です。子どもの力だから取れるわけがない、と見くびってはいけません。何かの拍子にパーツが取れてしまうことが十分に考えられるため、そもそも誤飲の心配のある大きさのパーツは使用しないというのもひとつの方法です。

サイズは、トイレットペーパーの芯を使ってかんたんにチェックできます。トイレットペーパーの芯を通ってしまう大きさのパーツはすべて誤飲の危険性があるため、避けておくと安心です。

使われている電池が簡単に外れないか

子ども用のおもちゃは遊んでいる途中でかんたんに電池が飛び出してしまわないように、電池のふたを開けるためにネジを外す必要があるものが多いです。しかし、子どものおもちゃとして作られていないものについては、そのような仕様になっていないため注意が必要です。とくに時計やタイマー、ライト、リモコンなど、子どもが興味を持つような製品には、誤飲の可能性が高いボタン電池が使われていることも多いため、危険性をしっかり把握しておきましょう。ボタン電池を誤飲して消化管内に留まると、短時間で消化管を傷つける恐れがあり大変危険です。そのため、電池のふたがネジで固定できないものはふたの上からテープをしっかりと貼るなどで対策してください。

指などがはさまる心配がないか

子どもは穴があれば指を入れてみたくなるもの。指がはさまり、抜けなくなってしまう危険性のある隙間には注意が必要です。筒状のおもちゃやリング状の製品は穴から指が抜けなくなったりしてしまう「指ターニケット症候群」を引き起こす恐れがあります。指がはまってしまうと圧迫されて血流が滞ってしまうため、下手をすると病院での治療が必要なケースもあります。子どもが指を入れてしまう恐れがある穴や隙間ができないように配置したり、穴自体をふさいだりして事故を防ぎましょう。

角が鋭くなっていないか

ビジーボードの角や貼り付けるアイテムに引っかかったり、ぶつかったりしてもケガをしないように素材の硬さや形に気をつけましょう。子どもは思いがけず転んだり、ぶつけたりしやすいものです。ぶつかってしまっても痛くない素材を選ぶようにしましょう。

紐などが首に巻き付いてしまう長さになっていないか

ビジーボードを固定する場合には必ず注意してほしいのがアイテムの紐の長さです。家庭ではカーテンやブラインドの紐が子どもの首に絡まり、窒息してしまったという事故が数多く発生しています。ビジーボードについている紐が首に巻き付いてしまう長さになっていないか、解けて絡まってしまう恐れがないか、十分に注意しましょう。

我が家の自作ビジーボードをご紹介

我が家では寝返りでゴロゴロと移動できるようになり、自分で座ることができるようになった6か月ごろにベビーサークルを導入しました。今までは縦横無尽に動き回って遊んでいたのに、なんだか遊びを制限してしまうのはかわいそう…という思いと、なんとか一人で遊んでいる間に私が家事をしたり自分のことをしたりする時間を確保したいという思いでビジーボードを設置しました。安全性を考え、工夫して作っていますが、娘の興味関心に合っているのか、危険な遊び方はしていないか、常に確認しながら遊ばせています。

角が鋭くないボードを使用

SNSなどで紹介されているビジーボードは有孔ボードを使用しているものが多かったのですが、買ったままの有効ボードは角が鋭利。自分でやすりをかけてなめらかにしたり、当て布をしたりするのは面倒だったので、プラスチック製のジョイントシェルフの板を使用しています。

アイテムは結束バンドでボードに固定しているものが多く、バンドを切った端が鋭くなりがちなので、ボードの裏にある結束バンドの切れ端に子どもが触れることのないように、ビジーボード自体はベビーサークルの柵に固定しています。

歯車でつながりを理解

100均セリアで購入した歯車セットを使用した歯車パーツ。そのままでは歯車が土台からぽろぽろと落ちてしまい、小さな部品の誤飲につながる恐れがあったので、土台に接着剤でくっつけています。子どもが使用する前には接着剤がしっかりと乾いているか確認してから遊ばせましょう。現在11か月の娘はまだ歯車の仕組みを理解していませんが、くるくる、カチャカチャとカラフルな歯車が回ることが楽しいようで、よく動かして遊んでいます。

ウェットティッシュのふたの開け閉め

赤ちゃんは6か月ごろから鏡に映った自分を認識しはじめます。赤ちゃんが鏡を見る機会が増えると自己認識を促す知育の効果や表情が豊かになる効果があるとされています。

娘も鏡越しに目が合うのが楽しいようで、よく鏡にくっついて覗き込んでいます。鏡は割れても危なくないように、ガラス製の鏡ではなく、ダイソーのアクリルミラーを使っています。裏面に粘着シールがついていて、そのまま貼り付けることもできますが、すぐにはがれてしまうため、四隅に穴を空けて結束バンドで固定しています。

ファスナーで指先を鍛える

ダイソーで購入したパステルカラーのファスナーの布部分に穴を空け、結束バンドでくくりつけています。ファスナーの引手部分はそのままでは小さすぎて、娘には少し難しかったため、リボンを先につけてつまみやすいように補助しています。

音の出るキッチンタイマーで因果関係を学ぶ

セリアで購入した10キータイマーを取り付けています。6か月頃からボタンやスイッチを押し、音を鳴らすという動作によって原因と結果を学びます。このタイマーはどのボタンを押してもピッと音がするので楽しいようです。ボタンを押すにはある程度の力が必要になるため、指先も鍛えられています。ただし、タイマーはボタン電池やマグネットを使用しているものが多いため、何かの拍子に外れてしまうことの無いよう、電池のふたやマグネットにテープを貼り、外れてしまうことの無いようしっかりと固定しましょう。

さいごに

できるだけ安全にビジーボードを作成する方法をご紹介しましたが、たとえ市販のおもちゃであっても親が目を離したすきに、思いもよらない事故につながる可能性もあります。子どもにおもちゃで遊ばせる時には長時間目を離すことのないように注意しましょう。

参考サイト

おもちゃの会社バンダイのサステナビリティ|おもちゃの安全・安心(https://www.bandai.co.jp/csrkids/safety/

東京消防庁|STOP!子どもの「窒息・誤飲」(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/pdf/stop_02.pdf

消費者庁|Vol.547 ボタン電池誤飲を防ぐために! 電池を使う製品は子どもの手の届かないところに置きましょう。(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20210318/

消費者庁|Vol.591 リング状の物や穴に指がはまる事故に注意!(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20220518/

ボーネルンド オンラインショップ|手遊び・指遊び(https://ec.bornelund.co.jp/shop/pages/campaign_handplay.aspx

    この記事の著者
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    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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