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子守歌にはどんな効果があるの?赤ちゃんにおすすめの子守歌も紹介

ぽんこ
2023/02/02 05:02
幼い頃、寝る時間になると子守歌を歌ってもらったというパパやママも多いのではないでしょうか。寝かしつけのために子守歌を歌う方も多いかもしれませんが、実はさまざまな効果があります。赤ちゃんの気持ちを落ち着かせたり、言葉の発達を促したりするだけではなく、パパやママにとってもいい影響を与えてくれるのです。そこで、今回は子守歌がもたらす影響やおすすめの子守歌について詳しくご紹介します。

子守歌で寝かしつけを!得られる3つの効果

寝かしつけやあやすときに歌われてきた子守歌。子守歌を歌うことによって、赤ちゃんやパパ・ママにもさまざまなメリットがあるので詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんの心拍数が安定し、気持ちが落ち着く

子守歌を歌う効果の1つとして、赤ちゃんの心拍数を安定させ、気持ちを落ち着かせることができます。男性ホルモンのテストステロンの分泌が抑えられることでリラックスでき、安心して眠ることができるのです。普段聞いているパパやママの声で子守歌を歌うことで、より効果的になります。全ての赤ちゃんが子守歌で寝るわけではないので、気持ちを落ち着かせるつもりで試してみてください。

言葉や知覚の発達に効果的

言葉や知覚の発達に大きく役立つのが子守歌です。赤ちゃんはよく耳にする、パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんの声を聞き単語を覚えていきます。起きているときに限らず寝ている間も、赤ちゃんの脳は動き、言葉を聞いています。そのため、子守歌を歌うことによって言葉の発達にいい影響を与えることができるのです。また、赤ちゃんは大人より優れた五感をもっています。そのためパパやママが歌う子守歌で聴覚や視覚に刺激を与え、発達に繋がるのです。

パパやママのストレス解消にもつながる

人は声を出すことによってストレスを発散させることができます。そのため、赤ちゃんの寝かしつけに子守歌を歌うことは、パパやママにとっても最適といえるでしょう。子守歌を歌うことでストレスホルモンといわれるコルチゾールが減少し、ストレスやイライラを解消させるエンドルフィンが増加します。その結果、リラックスした状態になり、赤ちゃんと一緒にゆったりとした時間を過ごすことができます。

子守歌を選ぶときのポイントは?

子守歌の種類が多すぎてどれがいいのか迷う方もいるのではないでしょうか。ここでは選び方のポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

寝かしつけの曲は毎日同じ歌にする

寝かしつけで重要なのは、毎日同じ子守歌を聞かせ続けることです。寝かしつけは毎晩のことなので、赤ちゃんの中にもルーティーンができてきます。大きなあくびを繰り返したり、目をこすり出したり、様子が落ち着いてきたら、あらかじめ決めておいた1曲を歌うことがおすすめです。赤ちゃんの眠たさが限界になり出したら、毎晩同じ子守歌を歌いましょう。赤ちゃん自身も「この歌で眠る」という準備にはいりだし、スムーズに寝かしつけることができます。いろいろな歌を聞かせてあげたいというパパやママもいるかもしれませんが、習慣づけるためにも歌は変えないようにしてみてくださいね。

パパやママのお気に入りの音楽もおすすめ

昔ながらの子守歌が苦手な方や、覚えるのが苦手な方は無理に子守歌を歌う必要はありません。自分の好きな音楽を歌うことや、ハミングすることでも赤ちゃんは安心感を覚え、落ち着いて眠りに入ることができます。赤ちゃんは高い音程に反応するので、いつもより少し高めの声で歌い、抑揚をつけるといいでしょう。寝かしつけの歌なので激しい曲調やネガティブ表現が多く含まれる楽曲は避けた方が無難です。赤ちゃんと楽しむことができる音楽を何曲か準備し、歌う側と赤ちゃんのお気に入りの音楽を見つけてみてください。赤ちゃんだけでなく、パパやママも寝かしつけタイムが楽しくなること間違いなしです。

子守歌を歌うときのコツや注意点

子守歌を歌うときにはちょっとしたコツや注意したい点があります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

抱っこ×子守歌で相乗効果

抱っこしながら子守歌を歌うこと方法がおすすめです。抱っこされることで、赤ちゃんは側に親がいることを認識し、より安心して身を預けてきます。また、抱っこをすることで身体がポカポカと暖かくなり、眠気を誘うことができるでしょう。余裕がある時には、トントンとリズムを合わせて揺れてあげると効果的です。

テンポがゆったりした子守歌を選ぶ

子守歌を選ぶときはテンポがゆったりしたものを選ぶのがおすすめです。赤ちゃんの心拍数の近いテンポの子守歌を歌ってあげることによって、リラックスした状態で眠りにつかせることができます。テンポが速い子守歌でも問題はないので、パパとママがお気に入りの子守歌を見つけて歌ってあげてくださいね。

お気に入りの子守歌を1つ決める

たくさんの子守歌を歌うことよりも、お気に入りの1つを決めて繰り返し歌うことで効果がみられます。繰り返し同じ歌を聞くことで、安定したメロディーやリズムに安心感が生まれ、早く寝ついてくれることが期待できます。「ほかの子守歌を聞かせたい」という方は、元気なうちはいろいろな子守歌を歌ってあげるもおすすめです。「そろそろ寝そうだな」という雰囲気になったら定番の1つ繰り返し、寝かしつけてあげてください。

歌のクオリティーは求めない

子守歌に重要なことは上手い、下手ではありません。パパやママの優しい落ち着いた歌声を赤ちゃんに聞かせることに意味があります。赤ちゃんには歌の意味や音程はわからないので、思いを込めて歌ってあげることが大切といえるでしょう。歌うことがどうしても苦手な方もいるかもしれませんが、ゆったりとした優しい声で歌うと赤ちゃんも安心して眠ってくれますよ。ぜひ挑戦してみてください。

CDやオルゴール、YouTubeを試してみる

歌うことに抵抗がある方や、体調不良などで歌えない方は、CDやオルゴールなどを使用して寝かしつけを試してみるのがおすすめです。YouTubeにはさまざまなジャンルの子守歌があるので、赤ちゃんに合った歌を選んであげましょう。音量を小さめに設定し、なるべく静かな環境で試してみてくださいね。赤ちゃんが眠った後、しばらくは歌をかけたままでも大丈夫ですが、熟睡したら止めてあげるようにしましょう。常に音楽が流れていると赤ちゃんの脳や耳が休むことができないため注意が必要です。

熟睡するまで歌い続けよう

赤ちゃんが目を閉じた=歌うのを止める合図ではないので注意が必要です。目を閉じたばかりの赤ちゃんの眠りは浅いため、しばらくの間歌い続ける必要があります。眠った後も歌い続けることは大変かもしれませんが、徐々に習慣がつき、熟睡までの時間が早くなることがあるので継続してみましょう。眠った後も赤ちゃんはパパやママの子守歌に耳を傾けています。

テレビや洗濯機などの大きな音を立てない

テレビの音や洗濯機の大きな音は赤ちゃんの睡眠の妨害になります。赤ちゃんを寝かしつけるときには極力大きな音は控え、静かな環境で寝かしてつけすることが最適な環境といえるでしょう。また、子守歌を歌うときには赤ちゃんが子守歌に集中できるように、周囲での会話も控え、照明を暗くし、カーテンを閉めるなどの環境づくりが大切です。

YouTubeでおすすめの子守歌

YouTubeでおすすめの子守歌を4つ紹介します。

シューベルトの子守歌

聞いたことがあるパパやママも多いのではないでしょうか。クラシック音楽で赤ちゃんに心地よいテンポの子守歌です。優しいメロディーが癒しを与え、ゆったりと流れるため寝かしつけにピッタリでしょう。

ゆりかごのうた

大正時代から現代にいたるまで親しまれてきたのが、ゆりかごのうたです。日本の子守歌には土地の言葉や風習が込められているため、言葉が理解できる子どもには歴史を学ぶこともできるでしょう。また、覚えやすいフレーズが並ぶため、子守歌をあまり知らない方や覚えるのが苦手な方におすすめです。

江戸子守歌

名前の通り江戸時代から伝わる子守歌です。江戸子守歌を小さい時に歌ってもらったパパやママは多いのではないでしょうか。スローテンポの子守歌のため、みんなでリラックスした時間を過ごすことができます。初めて聞く方でも耳に残り、口ずさめるおすすめの子守歌です。

ララルー(オルゴール)(わんわん物語)

ゆったりとしたテンポで、優しいオルゴールの音色です。赤ちゃんの寝かしつけにピッタリな1曲ではないでしょうか。ディズニーが好きなパパやママにも一緒にくつろげる音楽としておすすめです。

さいごに

子守歌は赤ちゃんを寝かしつけるのに効果的で、試してほしい寝かしつけの方法の1つです。日中赤ちゃんとの時間をあまり取れない方や、赤ちゃんに愛情を伝えたい方は子守歌を歌い、ゆったりとした時間を過ごすのがおすすめです。パパやママ、赤ちゃんに合わせてお気に入りの子守歌を見つけてみてくださいね。

参考サイト

    この記事の著者
    ぽんこ(peekaboo)
    ライター
    元気いっぱい可愛い笑顔が自慢の1歳の娘がいます。休みの日には家族3人で仲良くお散歩に行くのがわが家恒例の楽しみ方!あっという間に過ぎる毎日を大切に過ごしています。
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