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謙遜が子どもに与える影響とは?子どもが褒められたらどうする?

oriori編集部
2022/10/26 05:10
人に我が子を褒められたとき、つい「そんなことないですよ」などと謙遜するママ・パパも多いのではないでしょうか?日本では「謙遜は美徳」という考えが根強いですが、実は子どもを下げる謙遜は子どもに悪影響を与えかねないといいます。
今回はそんな謙遜が子どもに与える影響とあわせて、子どもが褒められたときの対応についてご紹介します。

謙遜は美徳?

人に子どもを褒められたら、普段どのように返事をしていますか?「いやいや、うちの子なんて…」などと謙遜で返すママ・パパも少なくないことでしょう。なかには「うちの子、本当に優柔不断で困っていて」などと子どもの悪いところをあえて口にするという人も。


そうした自分や身内を下げてへりくだる「謙遜」は、日本では美徳として深く根付いていることもあり、素直に褒め言葉を受け取ることに抵抗を感じる人が多いのかもしれません。また日本にはお世辞や社交辞令の文化もあるため、相手の褒め言葉が本心なのか見極めが難しいことも謙遜してしまう理由のひとつではないでしょうか?

謙遜が子どもに与える影響

日本では古くから謙遜が美徳と考えられていますが、子どもに対する褒め言葉に謙遜で返してしまうと、子どもを傷つけてしまう可能性があるといいます。それでは、どのような影響を与えることが懸念されるのでしょうか?

子どもの自己肯定感を下げる可能性がある

大人は本音と建て前を使いわけて会話をしますが、子どもは大人の言葉をそのままの意味で受け取ってしまうといいます。そのため子どもには謙遜は通じず「ママやパパは僕を悪い子だと思っているんだ」「私のことを好きじゃないんだ」と自分を否定されたように感じてしまうかもしれません。


子どもは大人の話を聞いていないように見えても、意外ときちんと聞いていることも多いのだとか。子どもの自己肯定感を損なわないためにも、子どもを下げる謙遜の言葉を使うのは控えたいものですね。

褒め言葉を素直に受け取れなくなる

ママやパパが子どもを下げる発言を繰り返すと、子どもも次第に自分を下げる言葉を使うようになるかもしれません。人に褒められても「僕なんか全然だめだよ」などと繰り返し口にすることで、より自己肯定感の低下を招いてしまう可能性が危惧されます。

子どもを褒められたらどうすればいい?

謙遜をしないように気を付けると、子どもが褒められたときにどのように反応すればいいかわからないという人も多いかもしれません。そんなときは、以下のポイントを意識してみてはいかがでしょうか?

褒められたら素直に受け取る

人に褒められたら反射的に謙遜したくなるかもしれませんが、否定せずに「ありがとう」とお礼で返してみてはいかがでしょうか?また褒められた子どもに対して「よかったね」「うれしいね」などと声をかけるのもおすすめです。


ママ友に褒められた場合は、相手の子どもを褒め返すと嫌味にならず互いに気持ちよく会話を続けられそうですね。また過度な謙遜は、褒めてくれた相手に不快感を与えてしまうこともあるので注意しましょう。

言い回しを工夫する

褒め言葉は素直に受け取りたいものですが「うちの子は全然大人しくできなくて困っちゃう。○○ちゃんはしっかりしているからうらやましいわ」などといわれた場合、素直に受け取ると角が立ってしまうこともあるかもしれません。


そんなとき「いやいや、うちの子もだめなのよ」などと我が子を下げるのではなく「まだ小さいから難しいよね」などと苦労に対して共感してみてはいかがでしょうか?その後子どもに対して「これから少しずつできるようになるもんね」などとフォローできると、よりいいかもしれません。


または「私もなかなか上手に対応できなくて」など子どもではなく自分の行動に視点を変えて謙遜する方法を選ぶ人も多いのだとか。「私じゃなくて、夫に似てくれてよかった」などと自分を下げて身内をあげる方法もありますが、真面目なトーンで話すと嫌味や自慢に聞こえてしまう可能性があるので、明るく笑い話のような雰囲気で話すといいですね。

子どもの自己肯定感を損ねないための注意点

子どもの自己肯定感を損ねないよう、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

謙遜してしまったらフォローを怠らない

気を付けていても、つい子どもへの褒め言葉に対して謙遜してしまうこともあるかもしれまません。そのときはきちんと子どもに対して「恥ずかしくてついあんな風に言ってしまったけど、ママは○○ちゃんが褒められてすごくうれしかったよ」「パパも○○くんが上手にできること、知っているよ」などとフォローしてあげるようにしましょう。

褒めるタイミングを逃さない

人前で子どもを褒めることに抵抗があるという人も少なくありませんが、その一方で他人の子どもは積極的に褒めるという人も多いでしょう。しかし自分を差し置いてママやパパがほかの子どもばかり褒めている姿を目にすると、子どもは「ママは僕より○○ちゃんが好きなんだ」と傷ついてしまうかもしれません。


「自分の子どもは帰宅後に褒めればいい」と思ってしまいがちですが、後回しにされたことで褒め言葉が子どもの心に響きにくくなる可能性も。そうならないよう、ほかの子どもを褒めるのであれば、いっしょに自分の子どもも褒めてあげたいものですね。


そうして周りの人たちに尊重されることは、子どもの思いやりの心を育むことにもつながるのではないでしょうか?

さいごに

日本の社会では謙遜の文化が深く根付いていることもあり、子どもの褒め言葉に対しても謙遜してしまう人が多いでしょう。しかし子どもの前で謙遜すると、子どもの心を傷つけてしまいかねないため、できる限り子どもを下げる発言は控えることをおすすめします。


人前で子どもを褒めることに抵抗がある場合は「我が家は褒めて育てる方針なんです」というように教育方針にしてしまうと気が楽になるかもしれません。またなかには、子どもの前では謙遜しないものの、子どもがいないところでは謙遜するという風に切り替えている人も多いようですよ。

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    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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