
オンラインで読めるWEB絵本!どんな種類がある?メリットやおすすめも紹介

WEB絵本って?年齢関係なく楽しめるコンテンツ

WEB絵本とは、その名称の通りインターネット上で読むことができる絵本のことです。「オンライン絵本」や「デジタル絵本」、「電子絵本」などとも呼ばれています。
出版社など複数の企業がサービスを展開しており、中には無料で利用できるものも。昔からある童話はもちろんのこと、新しく作られたお話なども収録されており、バラエティ豊かなお話が楽しめます。また、自分で作った絵本を投稿できるサービスもあるなど、大人から子どもまで楽しめ、誰でも参加できるデジタルコンテンツです。
WEB絵本のタイプと特徴
WEB絵本にはさまざまな種類があります。各種タイプと、その特徴について見ていきましょう。
絵+音の合わせ技で子どもの興味を引く!

絵にBGMや効果音をつけたタイプのWEB絵本です。紙の絵本のシーンごとに音がつけられている、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
物語の世界に合ったBGMや、登場人物が走る音やドアが開く音などの効果音がついていることで、目と耳の両方で楽しめるタイプの絵本となっています。
読み上げ機能つきで「絵本読んで!」にも対応できる

BGMなどの音に加え、ナレーションやセリフといった声も収録したタイプの絵本です。絵本の内容をそのまま読み上げてくれるため、「下の子のお世話で手が離せないのに、子どもに絵本を読んでほしいと言われてしまった…」など、困ったときにも役立ちますよ。
アニメーションなら子どももつい夢中になっちゃう!

絵に動きを持たせたタイプの絵本です。アニメやスライドに似ている絵本、というと分かりやすいでしょうか。
動きのある絵本なら、子どもも夢中になりやすく、おとなしくじっと見ていてくれるかも?!
また、これらのタイプをいくつか組み合わせたWEB絵本もあります。それぞれに特徴がありますので、子どもにどのタイプがマッチするか、いろいろ試してみてくださいね。
WEB絵本のメリットにはどんなものがあるの?
WEB絵本は紙の絵本にはないメリットがたくさんあります。どんなメリットがあるのでしょうか?
メリット1:お金があまりかからず経済的

紙の絵本は、購入するときにはお金が必要ですよね。一方、WEB絵本はサービスによって無料で公開されているものがあります。基本的な利用料は無料で、好きな本を購入するときは有料というシステムを導入しているWEB絵本サイトも。また、有料でも本自体の金額は低価格に設定されており気軽に購入できるなど、家計にやさしいという点が特徴です。
メリット2:パソコンやタブレットで利用できる

WEB絵本は、パソコンを使いインターネット上で読んだり、タブレットにインストールした閲覧ソフトで見たりします。パパ・ママが普段使っているツールがそのまま使えるため、新たに絵本を購入する必要がありません。
メリット3:収納スペースを節約できる

紙の絵本であれば1冊増えるごとにしまうためのスペースを作る必要がありますが、WEB絵本なら収納スペースは作らなくてもOK!パソコンやタブレットで見ることができるため、子ども部屋のスペースを有効的に活用することが可能です。
「おもちゃでいっぱいで絵本をしまうところがない…」というお悩みも、WEB絵本なら解消できますよ。
メリット4:小さい子どもでも楽しめる

読み上げやアニメーション機能があるWEB絵本なら、まだ文字が読めない年齢の子どもでも絵本を楽しめます。自動でページ送りが可能なタイプのWEB絵本であれば、パパ・ママが横についてページをめくらなくても子どもだけ読み進めることができます。
メリット5:どこでも見ることができる

WEB絵本はインターネット環境があれば、場所を選ばずどこでも見ることができます。自宅や外出先、車の中など、思い立ったときに閲覧が可能です。子どもがぐずったときや退屈しているときにも役立ちます。
これがおすすめ!WEB絵本サイト7選を厳選して紹介
それでは、WEB絵本を公開しているおすすめのサイトを紹介します。
【絵本ひろば】絵本の閲覧と投稿ができるサイト

「絵本ひろば」では絵本を閲覧するだけではなく、自分で作ったお話を絵本として投稿することもできます。絵本の所蔵作品数は1,000冊以上となっており、対象年齢別や「かわいい」「たのしい」などお話の雰囲気のほか、キーワードでの絵本の検索が可能です。
ページ送り機能がついたタイプのWEB絵本で、ブラウザでの閲覧のほか、専用のアプリも使うことができます。
絵本ひろば|絵本ひろば - 誰でも投稿・閲覧ができる新しい絵本投稿サイト(https://ehon.alphapolis.co.jp/)
【絵本ナビ】全ページ試し読みOK!購入も可能

講談社やフレーベル館など数多くの出版社から発売されている絵本作品を所蔵している「絵本ナビ」。同サイトが提供しているアプリ内で、絵本の全ページを無料で1回だけ試し読みすることができる「全ページためしよみ」というシステムがあります。会員登録をすると月3冊まで、有料(月額396円)のプレミアム会員は無制限で試し読みが可能です。
日本の昔話をはじめ、比較的新しく出版された絵本も所蔵されていて、バラエティに富んでいます。「ためしよみ」後、気に入ったWEB絵本は紙の絵本として購入できるため、購入前にお話を見てみたい方におすすめです。
絵本ナビ|絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら(https://www.ehonnavi.net/)
【e‐童話】日本や世界の童話が無料で読める

「e‐童話」は、「桃太郎」や「ツルの恩返し」といった日本の昔話をはじめ、「イソップ物語」や「アンデルセン童話」など世界中に伝わるお話をWEB絵本で読むことができるサイトです。中には同サイトオリジナルのWEB絵本も!「カマキリの恩返し」「キツネの悪知恵」など、愉快なお話が所蔵されています。
ページ送りタイプのWEB絵本で、パソコンのほか、iPadなどのタブレットでも利用可能です。
e‐童話|無料 絵本・童話 iPadで読み聞かせできる絵本・童話(http://www.e-douwa.com/)
【ヨメルバ】絵本や児童書、学習マンガなども所蔵

KADOKAWAの児童図書編集部が運営する「ヨメルバ」では、0歳~小学校高学年対象の書籍を多数取り扱うポータルサイトです。紙で出版された絵本の読み聞かせ動画のほか、新刊の試し読みやキャラクターコミックの連載などが用意されており、幅広い年齢層が楽しめるコンテンツが豊富に揃っています。歳の離れたきょうだいでも一緒に利用できるサイトです。
ヨメルバ|ヨメルバ | KADOKAWA児童書ポータルサイト(https://yomeruba.com/)
【あかえほ】オリジナルのWEB絵本がたくさん!

「あかえほ」には、0歳~4歳くらいまでの小さい子どもが読めるWEB絵本が数多く揃っています。視力が未発達の生後間もない赤ちゃんでも見やすい白・黒・赤の3色のみを使った「白黒赤絵本」や、言葉や形の知育に役立つ「知育絵本」、ひらがなの練習もできる「遊べる絵本」など、学びと遊びの要素を取り入れた絵本なら、子どもも楽しんで読んでくれますよ!
あかえほ | 赤ちゃん絵本のWeb図書館(https://www.akaeho.net/)
【にっさんWeb絵本】車好きな子どもにおすすめ!

「にっさんWeb絵本」は、あの日産自動車株式会社が公開しているWEB絵本です。日本の昔話がベースとなっていますが、ストーリーの中に日産の自動車が登場するため、オリジナルストーリーに近い仕上がりになっています。絵本はムービー形式となり、お話を読み上げてくれますよ。
2022年2月現在は「一寸法師」「アラジンと魔法のランプ」「ももたろう」の3つのWEB絵本が楽しめます。車が好きな子どもにおすすめです。
にっさんWeb絵本|にっさん:Webえほん(http://www.nissan.co.jp/EVENT/EHON/)
【WEBで読める絵本 ボニータ・ボニート】食育にも役立つWEB絵本

「WEBで読める絵本 ボニータ・ボニート」は、味の素株式会社が公開しているWEB絵本。味の素の顆粒だし「ほんだし」の原材料であるカツオがテーマの絵本です。
アニメーションタイプのWEB絵本で、読み上げ機能(ナレーションモード)と音のみ(おんがくモード)の2パターンで再生できます。また、PDFファイルでダウンロードも可能なため、紙に出力して読むという方法も選択が可能です。
知育だけではなく、食育の面でも役に立つWEB絵本となっています。
WEBで読める絵本 ボニータ・ボニート|「ほんだし」|味の素株式会社(https://www.ajinomoto.co.jp/hondashi/bonitabonito/index.html)
さいごに
今回はWEB絵本について、特徴やメリットとともに、おすすめのWEB絵本サイトも紹介しました。
インターネット上にはWEB絵本がたくさんあります。日本に昔から伝わるお話や海外の童話のほか、WEB絵本サイトが独自で作ったユニークなオリジナル絵本など、種類も豊富です。
所蔵されている絵本は各サイトによって異なる場合が多いため、「子どもの好きそうな絵本が多い」「パパ・ママが子どもに読ませたい本がある」など、いくつか条件を絞ってみて、フィットするWEB絵本サイトを探すのも良いでしょう。
WEB絵本を活用して、子どもの学びや成長につなげていきましょう!
