アドベントカレンダーは知育にも使える?手作りの方法もご紹介!
アドベントカレンダーとはどんなもの?由来は?
アドベントカレンダーの「アドベント(Advent)」は、キリスト教の始祖である「イエス・キリスト」の降誕を待ち望む期間のことです。クリスマスの準備期間として、ヨーロッパを中心に根付いています。アドベントカレンダーは、19世紀はじめのドイツが起源であるとされています。
12月1日からクリスマス前までの24日間、毎日壁にチョークを使用して印をつけ、クリスマスまでの日数を数えていたことがはじまりなのだとか。それから24本のロウソクを1日1本ずつ灯したり、24枚の宗教画を飾ったりと、さまざまな形でクリスマスまでのカウントダウンをするようになりました。現在のアドベントカレンダーは、カレンダー形式でクリスマスまでの日数を数えるアイテムとして使用されています。
アドベントカレンダーはいつ使うの?
一般的には、12月25日に一番近い日曜日から遡った4週間前の日曜日からはじまるとされていますが、多くのものは12月1日からクリスマスイブの12月24日までの期間になっています。
アドベントカレンダーは楽しい仕掛けがいっぱい!
アドベントカレンダーは、クリスマスまでの期間をカウントダウンするものと説明しましたが、さまざまな楽しい仕掛けがあることが特徴です。紙や布製のカレンダーにポケットや扉がついていて、毎日一つずつ開けるとプレゼントや小さなお菓子がもらえるという仕組みです。毎日開けてプレゼントがもらえる時点で楽しいのですが、全て開き終わるとクリスマスがやってくるので、子どもたちのテンションが上がること間違いなしですね。
アドベントカレンダーは知育にも役立つ?メリットについて紹介
アドベントカレンダーは知育にも役立つのです。どんなメリットがあるのかみていきましょう。
曜日感覚を身につけられる
カレンダーを使用することで、曜日感覚を身につけるのに役立ちます。保育園に行く日、パパやママがお仕事に行く日など、行動予定に一定のルールがあれば、子どもも曜日を自然と覚えることができますね。感覚が身につくと「次の日はお休みだから、公園にいきたい」と先のことを考えられ、計画性の発達も期待できます。
数を理解できる
日常生活の上で数字は必要不可欠です。子どもは数字を言えるようになっても、実際に理解していないことが多いと言われています。アドベントカレンダーを使用し実際に数字を指差しながら数えることで、数を「読む」と「聞く」がリンクし、理解が早くなります。「今日は10日だね。数字の10はどれかな?」と、ゲーム感覚で楽しみながら数を覚えるのもよいでしょう。
アドベントカレンダーで楽しみながら曜日や数字を覚えることで、普段使用しているカレンダーを理解しやすくなります。クリスマスまでの期間だけではなく、普通のカレンダーを使用して、自分の誕生日や夏休みなど、楽しい行事へのカウントダウンもできるようになるでしょう。何日後に予定があると理解できるようになると、「今日」「明日」などの、過去・現在・未来の感覚も養えます。
アドベントカレンダーは手作りできる!作り方を紹介
インテリアとしてもおしゃれなアドベントカレンダーは手作りできます。さまざまな場所でかわいい商品を販売していますが、親子で一緒に作ることでさらに愛着が湧き、楽しめるでしょう。100円ショップで手に入る材料だけで簡単に作ることができるものも。ここでは、プレゼントやお菓子を入れる部分の作り方を、材料別にいくつか紹介していきます。
折り紙で作る!
折り紙を使用し、三角のテトラパック状態にしたアドベントカレンダーの作り方です。
折り紙を半分にカットし、内側にセロテープを貼り丸めて筒状につなぎ合わせます。つなぎ目を真ん中にして下部を潰し、少し折り曲げます。折った部分をホチキスで止め、お菓子やプレゼントを中に入れて、先ほど折った折り目と90度ずらして上部を少し折り、三角のテトラパック状に形を整えます。そして紐をつけ、一緒にホチキスで止めて完成です。
緑色の毛糸で壁にツリーの形を作り、てっぺんには星のオブジェをつけるとより一層クリスマス感が増します。日付はマスキングテープに書いて、作った入れ物に貼ったり、直接折り紙に書き込んだりしましょう。模様のある折り紙やきれいな包装紙を使用するとカラフルに仕上がります。
紙コップで作る!
クリスマスにぴったりなデザインの紙コップを用意しましょう。壁にツリー型になるよう紐をつけ、紙コップをクリップで止めていくだけなのでとても簡単に作れます。日付はクリップに貼り付けたり、マスキングテープに日付を書いて紙コップに貼り付けたりとするといいですよ。
また、柄のない無地の紙コップに絵を書いたり、シールやマスキングテープを巻いたりして、子どもと一緒にオリジナルのものを作ることもおすすめです。ワンポイントに靴下やサンタなどのオーナメントを一緒に飾ると、クリスマス感がアップします。
布で作る!
大きめの布と、ポケット用の布、数字のアップリケを用意しましょう。大きめの布にポケット用の布と数字のアップリケを縫い付けていくだけで完成です。
裁縫は子どもには少し危ないですが、数字のアップリケをアイロンでつけるタイプにして、ポケット用の布にアップリケをつける際アイロンで押さえる作業を一緒に行うといいでしょう。また、数字をフェルトで手作りして、ハサミでカットする作業を子どもと一緒に行うこともおすすめです。
箱や紙袋、布などで作る!
箱や紙袋、布などさまざまな入れものをにひとつずつ日付を書いてプレゼントやお菓子を入れ、無造作に積み上げて完成です。海外ドラマや映画などでよく見る、クリスマスツリーの下にプレゼントが山積みになっているシーンをイメージしたアドベントカレンダーです。
クリスマスツリーがなければ、マスキングテープや画用紙を使用して、壁にクリスマスツリーを作ってあげましょう。積み上げられた箱や袋の中から、その日の数字を見つけることも宝探しのように楽しめます。
クリスマスツリーがあれば、きれいな紙袋に日付を書き、ツリーに飾るだけで簡単にアドベントツリーにすることができますよ。
コーヒーフィルターで作る!
コーヒーフィルターを三つ折りにし、壁に吊るせるように毛糸や紐などをホチキスで止めれば完成です。表に数字を書き、壁にツリーの形をマスキングテープで作れば、おしゃれなアドベントカレンダーができます。ツリーの形はハート型やハウス型など、さまざまなデザインを作ってみるのもおすすめです。
クリスマスシーズン限定ですが、「毎年どんなアドベントカレンダーを作ろうか?」と考えるのも楽しみの一つになりますね。
通販でも購入できる!おすすめのアドベントカレンダー
手作りとは一味違った、通販で購入できるアドベントカレンダーを紹介していきます。
フェルト生地アドベントカレンダー
横52cm、縦95cmのフェルトでできているアドベントカレンダーで、壁に飾るだけで一気にクリスマス気分を味わえ、存在感抜群です。1から24の数字がついており、クリスマスまでカウントダウンできます。オーナメントが24個ついているので、子どもと一緒に楽しみながら飾り付けができるのもおすすめポイントです。収納バックも付属されているため、持ち運びしやすく、クリスマスシーズンではない時はしまっておけるので便利ですね。
木製のアドベントカレンダー
棚やテーブル、玄関など家のどこに置いても馴染む木製のアドベントカレンダーです。引き出し部分以外はライトがついているので、夜にはまた違った雰囲気を味わえます。シンプルなデザインなので、子どもと一緒に色を塗ってアレンジすることも可能です。
列車型木製アドベントカレンダー
列車型というだけで喜ぶ子どもも多いと思いますが、さらに引き出しにお菓子が入っていたら楽しんでくれること間違いなしです。インテリアとして飾ってあるだけでもかわいいですよね。クリスマス以外でもおもちゃとして遊ぶことができます。
きかんしゃトーマスのアドベントカレンダー
ミニミニトーマスのおもちゃ入りのアドベントカレンダーです。異なるトーマスの仲間たちが出てくるので、毎日わくわく楽しめるでしょう。アドベントカレンダー限定の6種類のキャラクターを手に入れられることも、トーマス好きには嬉しいポイントですね。
レゴフレンズアドベントカレンダー
人気のあるおもちゃ、レゴを楽しめるアドベントカレンダーです。毎日増えるレゴは日々のおもちゃとしても遊べます。クリスマスならではのアイテムも入っているので、クリスマスシーズンにマッチしたごっこ遊びができます。
さいごに
アドベントカレンダーはクリスマス当日までのカウントダウンを楽しくできるだけではなく、数字や曜日感覚を身につけられる知育アイテムとしても活用できる万能なアイテムです。簡単に手作りできるので、親子で一緒に楽しみながらアドベントカレンダーをつくって、クリスマスを迎えてみてはいかがでしょうか。