
小学生におすすめの人気パソコン6選!子ども向けPCの選び方も徹底解説

子どもにパソコンは必要?
2020年度より小学校でプログラミング教育が必須化されることになり、子どもにとってパソコンは欠かせないものとなりつつあります。NECパーソナルコンピュータ株式会社が2019年12月に実施した「プログラミング学習とパソコン使用実態に関する調査」によると、小学生の子どもを持つ親においてパソコンを必要と感じている方が約70%おり、小学校低学年のうちからパソコンを与えている家庭も多いようです。授業や塾でもパソコンを使う機会が増えていることを考えると、パソコンに親しんでおくことは学習意欲の向上などにもつながることが考えられます。
子ども用パソコンを用意するメリット
小学生の子どもを持つパパやママの中には、子ども用のパソコンを与えることに抵抗がある方も多いかもしれません。しかし自分のパソコンがあることは、パソコン操作を覚えられることに加え、学習意欲の向上や子ども自身の可能性を引き出せるメリットがあります。

調べることの楽しさを知ったり、鉛筆で書く作文が苦手でもパソコンでなら書きやすいと感じたりすることも。このように子どもにパソコンを用意することは、いろいろなメリットがあると考えられます。
子ども用パソコンを選ぶときのポイントはこちら
子ども用パソコンを選ぶときにはどんなことに注目してみるといいでしょうか。以下にポイントをまとめたので、選ぶときの参考にしてみてください。
OSの種類はWindowsがおすすめ

OSとはソフトウェアのことです。主なOSはWindowsとMacOS、Linuxですが、タイピングやネットの学習に使う程度なら、どのOSを選んでも大丈夫でしょう。しかし日本ではWindowsを利用している人が多く、ソフトやプログラムもWindowsに対応しているものが多くあるため、商品の選択肢の幅も広がります。またMacOSと比べると比較的安価なモデルがあるのも魅力ですよ。
学校で指定がないのなら、Windowsを選んでおくといいでしょう。
購入予算も考えて選ぼう

子ども用パソコンには、5万円以下のものから10万円以上のものまで幅広くあります。価格を抑えたものを選びたくなりますが、あまり安いものを選んでしまうと、使いたい機能がなかったり、動作が遅くて使いにくかったりする場合もあります。そうなってしまっては、子どものパソコンに対する意欲の軽減になってしまいますね。
まずパソコンをどのような用途で使うのか見極め、最低限の機能があるものを選びましょう。とはいえ、子どもが使うのですからすぐに飽きてしまう可能性や壊してしまう可能性も考えられます。最初の1台としてお試しに購入するのであれば、比較的安価なものを選んでおき、使っている中で、必要な機能やスペックがわかったところで買いなおすのもいいでしょう。
ノートパソコンかデスクトップか

子ども用パソコンを選ぶのであれば、ノートパソコンがおすすめです。ノートパソコンのメリットは、持ち運びに便利でどこでも好きな場所で使えることです。家の中でも自分の部屋やリビングなど場所を選ばずに使用でき、学校など自宅外に持っていくこともできます。機能性から考えても、子どもが使う程度であれば、ノートパソコンで充分でしょう。また最近のノートパソコンは性能も高く、コストパフォーマンスに優れたものも多くあるのも魅力です。
一方、デスクトップにもメリットはあり、一般的に同じ性能であればノートパソコンよりコスト面で優れているものが多いようです。また画面サイズが大きいものが多いため、親がサポートする際にも見やすいというメリットもあります。このほか拡張性が高く、カスタマイズしやすいのも魅力です。持ち運びができないデメリットがありますが、本格的にパソコンを使用したい場合にはデスクトップを選ぶのもいいでしょう。
スペックは使い方に合わせて選ぼう

子ども用だからとスペックが低いものを選ぶと、使いたい機能が使えなかったり、動作が遅かったりして、子どもがパソコンを使いたくなくなってしまうことも考えられます。用途に合わせて必要なスペックのものを選んであげましょう。
・メモリ容量
メモリとは、パソコンの動作スピードを表すもので、数値が大きいほど快適に動きます。タイピング練習やプログラミング学習に使う程度なら、メモリ容量は4GBあれば十分ですが、絵を描いたり、動画や写真編集などもしたりする場合には8GB以上のものを選んであげるといいでしょう。
・記録媒体
いろいろなデータを保存しておく記録媒体には、主にSSDとHDDの2種類があります。SSDとはソリットステートドライブのことで、メモリーチップをが内蔵された記録媒体です。軽量で衝撃に強いことに加え、静かで起動時間が早いというのが特徴です。一方HDDはハードディスクドライブのことで、安いモデルに多く搭載されています。価格を抑えたい場合には、HDD搭載のモデルを選ぶといいでしょう。
・本体サイズ
子ども向けパソコンなら、本体サイズはあまり大きくないコンパクトで軽量なものがおすすめです。画面サイズがあまり小さなタイプは、見づらくなってしまうため、10インチ以上で重さ1㎏程度のものを選ぶといいですね。重すぎないものは、室内での移動時や外出先に持っていきたい場合にはとても便利です。
・タッチパネルのものもおすすめ
パソコンに慣れていない子どもには、タッチパネル対応しているパソコンもおすすめです。キーボードやマウスに慣れていない子どもでも、抵抗なくパソコンを始められるでしょう。またペン入力に対応したモデルなら、イラストを描くのも簡単で、クリエイティブに使用できますよ。
キーボードのサイズは子どもの手に合ったものを

子どもがパソコンに触れるときに基本になるもののひとつがキーボード入力です。子どもがタイピングしやすいものを選ぶのは大切なポイントです。キーの間隔が狭いものは打ち間違えにつながり、子どもの意欲を軽減してしまうことにもなりかねません。そのため、キーの間隔が十分にあるものを選ぶといいでしょう。
また子どもの手がまだ小さい場合には、キー自体のサイズが小さいものの方がキーボードのサイズも小さくなり、しっかり指が届くためタイピングしやすくなりますよ。
液晶の種類で子どもの目を守ることも忘れずに

パソコンの液晶には、「非光沢タイプ」と「光沢タイプ」があります。子どもの目の負担を考慮するなら、非光沢タイプがおすすめです。非光沢タイプは、外光の映り込みが少ないため、長時間画面を見ていても疲れにくいメリットがあります。また画面にツヤがなく傷つきにくいため、手入れが簡単なのも魅力です。光沢タイプには、画像がきれいに見えるメリットがあり、ゲームや映像を見る場合には適していますが、外光を反射しやすく目が疲れてしまいます。
子どもが使うことを考えると、目の負担が少ない非光沢タイプの方を選んであげるのがいいかもしれませんね。
耐久性が高いものを選んでおくと安心

小さな子どもが使うのであれば、壊れにくいものを選ぶことも大切です。不注意で落としてしまう可能性や、物が当たってディスプレイが割れてしまうことは十分に考えられます。パソコンは精密機器であり丁寧に扱う必要がありますが、小さな子どもにそこまで求めるのは難しいですよね。できるだけ衝撃に強く、壊れにくいものを選んでおくと安心でしょう。
メーカー保証やサポートが充実しているものは安心

万が一パソコンを壊してしまったり、盗難に遭ってしまったりしたときにも保証が充実していれば安心です。また、子どもにパソコンを持たせたいものの、実はパパやママは苦手、というケースもありますよね。そんな場合にはサポートが充実しているものを選んでおけば、使いかたや機能について質問できます。メーカーによっては使いかた冊子があったり、サポートサイトがあったりするところもあります。サポートには無償のものと有償のものがあるため、購入前に確認してくださいね。
おすすめの子ども用パソコンは?
子どもが使うのにおすすめのパソコンを紹介します。子ども用に作られたパソコンから、普段使いできるものまであります。
持ち運びに便利な「Lenovo ノートパソコン10.1インチ 2in1タブレット」

タブレットとしてもノートパソコンとしても使えるコンパクトな2in1タイプのノートパソコンです。起動が早く、ストレスなく使用できます。軽量なので小さな子どもでも持ち運びやすいのも魅力。長時間バッテリーなので、屋外で使用する時間が長いときにも安心して使用できます。
パソコンの入門に最適「HP 14s-dk」

低価格に抑えられているため、パソコン入門に最適なヒューレットパッカードの「HP 14s-dk」。画面サイズは14インチと見やすいものの、1.5㎏と持ち運びしやすい軽量なサイズも魅力です。キーが独立した浮石型のキーボードなので、入力ミスも防ぎやすいですよ。インターネット操作や動画を見るのにも適しているため、幅広く使用できます。SNSによるサポートも充実しているため、パソコンに不慣れな方にも安心です。
HP 14s-dk 製品詳細(AMD Ryzen5/Ryzen3/A4搭載) - ノートパソコン | 日本HP
タッチ対応している「HP ENVY x360 13-ay」

タッチ対応のディスプレイで、パソコンに慣れていない子どもも導入しやすい1台です。別売りのペンでは細かいイラストを描くのにも最適で、クリエイティブに使用したい子どもにもおすすめです。アルミニウムボディのため耐久性も高く、傷つきにくいのも魅力。360度回転するディスプレイでタブレットとしても、動画視聴にも使いやすいのも嬉しいですね。
HP ENVY x360 13-ay(AMD) 製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP
(https://jp.ext.hp.com/notebooks/personal/envy_13_x360_ay0000/)
スリムでコンパクトな「NEC LAVIE Home Mobile HM350/PAW」
![NEC LAVIE Home Mobile HM350/PA(パールホワイト)- 14.0型モバイルノートパソコン[Core i3 / メモリ 4GB / SSD 256GB / Microsoft Office 2019] PC-HM350PAW](https://m.media-amazon.com/images/I/41jmlKWaDIL._SL500_.jpg)
スリムでコンパクトに使用できるNECの「LAVIE Home Mobile HM350/PAW」は、衝撃に強いSSDを搭載しており、いつでも素早く作業できます。静音性に優れているのも魅力。コンパクトにもかかわらず、キーの間隔はしっかりと確保されており、キーサイズも大きく打ちやすい特徴もあります。高画質の写真表示や動画の再生も快適なため、メインのパソコンとしても十分に使用できる1台です。
子ども用パソコンのmouse E10 スタディパソコン

子ども用に作られたパソコンであるmouseの「E10 スタディパソコン」は、ノート型からタブレット型まで幅広く使用でき、付属のペンを使用すれば手書きでの使用も可能です。落下の衝撃やホコリ、水滴にも強いため、管理が難しい小さな子どもが使用するのにも安心ですね。12時間のバッテリー駆動が可能なので、屋外で使うのにも向いています。1.3㎏と軽量なうえ、持ち運びに便利なハンドルが付いているのもポイントです。
目に優しいディスプレイの「Dell ノートパソコン Inspiron 14」

カバーを開けばすぐに起動できるDellのノートパソコンは、非光沢タイプのディスプレイで子どもの目にも優しい特徴があります。正面からでなくても鮮明に表示され、いろいろな角度から見られるのも魅力です。熱にも強く、キーやボタンの耐久性も優れており、壊れにくいのもポイント。液晶画面の開閉部がわずかに上がっていることでタイピングもしやすくなっているなど、細部にまでこだわり、使用しやすいパソコンです。
Dell Inspiron 14インチ 5415 ノートパソコン | Dell 日本
さいごに
幅広い価格や機能があるパソコンは、選ぶのがとても大変です。自分の子どもの年齢や、どの程度使うのかなどをまずはきちんと見極め、必要な機能を把握することが大切ですね。子どもが快適に使える1台を選んで、パソコンを好きになれるようにサポートしてあげられるといいでしょう。
参考
- 子供用パソコン特集!小学生・中学生のお子様をお持ちの方へ|パソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】(https://www.mouse-jp.co.jp/store/feature/forchildren.aspx)
- 小学校プログラミング教育の手引(第二版)|平成30年11月|文部科学省(https://www.mext.go.jp/content/20200214-mxt_jogai02-000004962_002.pdf)
- プログラミング学習とパソコン使用実態に関する調査 | NEC LAVIE公式サイト(https://www.nec-lavie.jp/common/release/ja/2001/2103.html)
- CPUはどれがおすすめなのか?性能は使用目的に合ったものを | パソコン修理・サポートのドクター・ホームネットがお届けするコラム(https://www.4900.co.jp/smarticle/10765/)
- スマホやパソコンのOSとは?初心者にもわかりやすく役割や種類を徹底解説!【PC初心者必見】 | テックキャンプ ブログ(https://tech-camp.in/note/pickup/1013/)
