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子どもと学ぶSDGs!子どもと一緒にできることや解説本などをご紹介

ノムラモエコ
2021/06/30 02:06
「SDGs」というワードを聞いたことはあるけど、スケールが大きすぎてイマイチわからないという方に。今回は、世界が注目しているSDGsのことや、国連が掲げた17の目標もあわせて解説していきます。日々の暮らしで子どもと一緒に取り組めることや、子どもにもわかりやすく解説されているSDGsについての本も紹介していきます。

SDGs(エスディジーズ)ってなに?持続可能な社会を目指す理由

SDGs(エスディジーズ)

SDGs(Sustainable Development Goals/エスディジーズ)とはなんでしょうか。今、世界が直面しているさまざまな問題の解決を目標としている世界規模の取り組みについて、詳しく見ていきましょう。

SDGsとはなに?

「SDGs」とは、ニューヨークの国連総会で2015年9月に世界が合意した持続可能な開発目標です。「持続可能」とは、「今だけでなく、未来も同様に暮らせる」ということ。「開発」とは、「みんなが安心して、それぞれのもつ能力を十分に出しながら、満足して暮らせる」ようにすることを指しています。SDGsは2030年に向けて、地球に住むすべての人々にとってさらに良い世界をつくるためにつくられた目標です。

SDGs
いま私たちの行動・意識が未来の世界をつくっているんですね。

SDGsは国の代表だけでなく、各分野の専門家や一般市民も参加して話し合いを重ねており、これからの未来を担う子どもたちにとっても大切な取り組みと言えるでしょう。キーワードは「誰一人取り残さない」です。

SDGsに取り組む理由

SDGsに取り組む理由は、私たち人類がひとつしかないこの地球で暮らし続けていくためです。比較的平和な日本に住んでいる私たちには、なかなか気づきにくいことではありますが、貧困をはじめ、紛争や気候変動、感染症など世界は非常に多くの課題に直面しています。

感染症
感染症の課題は、いま非常に身近に感じられていると思います。

こうした危機感から、どのような課題があるのか整理し、課題ごとの解決方法は何かを考え、世界中のさまざまな立場の人が打開策を考えました。


SDGsは私たちがこれから先も暮らしていけるように、進むべき道を示したナビとも言えます。では、具体的にどのような目標があるのでしょうか。

SDGsが掲げる17の目標にはどんなものがあるの?

SDGsの目標を実現するには、国や企業のリーダーなどが協力し実行していくことのほかに、子どもと一緒にSDGsについて話し合うことで、意識しながら暮らしていくことが大切です。


では、掲げた17の目標を見ていきましょう。

SDGs

目標1:貧困をなくすこと

貧困には「お金がない」だけではありません。「教育」や「仕事」、「食料・水」、「住むところ」など、世界中のあらゆる形の貧困をなくすことが目標です。

目標2:飢餓をなくすこと

環境や作物の多様性を守りながらも、持続的に農業の生産量を増やすことで、すべての人が十分に栄養のある食事を摂れるようにすることを目標としています。

目標3:健康であること

すべての人が健康に暮らせるように、病気の予防や治療ができること、誰でも必要なワクチンや薬が手に入れられることを目指しています。環境汚染を減らしていくことも含まれています。

目標4:質の高い教育

質の高い教育を平等に受けられる、あらゆる機会を生涯にわたって学習できることが目標です。


(関連記事)世界の教育が受けられない子どもたちの現状を知ろう

教育
我々も、orioriを通じて少しでも社会に貢献していきたいと考えております

目標5:ジェンダーの平等

すべての女性や女の子が、性別を理由に差別されないこと。政治や経済などの場でも平等に女性が参加できることも含まれています。

目標6:清潔な水と衛生

下水処理やゴミ処理といった衛生設備を整え、水の再利用に取り組むことを目標にすることで、誰でも安全な水と衛生的な環境のもとで暮らせる世界を目指しています。

目標7:再生可能エネルギー

太陽光や風力、水力など自然の力でつくる再生可能エネルギーを増やしたり、電機やガスといったより新しいエネルギーを安価で安定して使えるようにしたりすることを目標としています。

目標8:適切な良い仕事と経済成長

自然資源を守りつつ、すべての人が安全で働き甲斐のある人間らしい仕事に従事できることを目標としています。児童労働の解決も目指しています。

目標9:新しい技術とインフラ

災害時にも強いインフラを作ることで、みんなで持続可能な経済発展を進めていき、新しい技術を生み出しやすい環境を目指しています。

目標10:不平等を減らすこと

国と国の間に存在している不平等や、国の中で起きている格差を減らすことが目標です。貧困層の収入を増やしたり、差別を助長するような法律や慣習をなくしたりすることを目指しています。

格差
様々な格差による不平等をなくしていくことも目標の一つです

目標11:持続可能なまちと地域社会

すべての人が安全で住みやすい家に住めること、必要なサービスを受けられる地域社会やまちにすることを目標としています。大気汚染や廃棄物の管理も含まれています。

目標12:責任を持って生産し、消費すること

「水や食べ物、木材、エネルギーといった資源をムダにしない」、「破棄される食べ物の量を世界全体で半分に減らす」、「環境を汚染しないために化学物質を管理する」といった内容が含まれています。

目標13:気候変動への対策

人の活動によって起こっている気候変動の問題をはじめ、それが原因で発生する自然災害への備えを強化することを目標としています。

災害
日本も自然災害が多い国のため、身近に感じられると思います。

目標14:海のいのちを守ること

今、海のなかは大量のプラスチックごみが漂っており、魚をはじめ、海の生物の害となっています。海の汚染を減らし、海の資源を守ることが目標です。

目標15:陸のいのちを守ること

陸上の生態系を守り、世界の植物や動物の種類が減らないようにすることが目標です。森林の管理や保護を行い、これ以上砂漠が増えないように対処することも含まれています。

目標16:平和で公正な社会

平和で安全、公正な世界を目指して、みんなが暮らせることを目指しています。地域や国などのレベルを問わず、みんなが司法を利用でき、正しく実行される公正な制度をつくることが目標です。

目標17:目標のために協力すること

以上の16ある目標を、すべての国が協力し合うこと、政策の中に取り入れて、目標達成のための方法や行動を強化することを目指しています。また、先進国は発展途上国が目標達成できるようサポートを行うよう記載されています。

子どもと一緒にできることは?日々の暮らしに取り入れられること

では実際に17の目標を日常生活に取り入れるには、具体的にどうすればいいのでしょうか。ここからは、実際に子どもと一緒にできることを紹介していきます。

「もったいない」の意識をもつ

使用していない家電の電源を切ったり、こまめに照明を消したりして電気を節約する。シャワーは短時間で終わらせる。紙ナプキンを使いすぎないようにする。ペットボトルの代わりに水筒を使う……などなど、日常生活のなかにある「もったいない」を意識してみましょう。

子ども
子どもとカフェに行くときにはタンブラーを持参するなどをしてみるのもいいですね

子どもが使う鉛筆やクレヨン、消しゴムなどは小さくなるまで使い切ったり、ひとつのおもちゃを大切にしたりといったことも意識してみましょう。

毎日の手洗いやうがい、体調を自己管理できるようにする

感染症対策を意識することが、安全に健やかに暮らすことにつながります。身体の変化を子どもと一緒に気に掛けることで、健康や福祉といった分野に繋がるようにもなります。

「男の子だから、女の子だから」をやめる

「男の子だからスポーツしなさい」、「おままごとは女の子のすること」というのもジェンダー差別に関わるので、まずはそこから意識を変えていく必要があります。性別に固執することなく、子どもたちの遊びや考えをおおらかに見守るといいですね。


(関連記事)親から子どもに伝わるジェンダー規範って?男女固定観念を子どもに植え付けないためには?

子ども向け!SDGsについて解説しているおすすめの本

ここまでSDGsとはなにかを説明してきましたが、より子ども自身が理解できるように、おすすめの本をピックアップしました。

「わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ」(作:原琴乃/監修:山田基靖)

わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ
わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ
1,980 
(2021/6/29 11:42時点)

こちらは、外務省で国内外のSDGs推進を担当された方がつくられた本です。わかりにくく、教えにくいSDGsについて、基本的な理念や具体的な行動を子どもに読み聞かせられます。

「こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本」(作:バウンド/監修:秋山宏次郎)

こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本
こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本
1,430 
(2021/6/29 11:42時点)

こちらは、子どもも大人も一緒になって学べる1冊です。文章が絵本よりも多いため、小さい子どもにもわかるように、大人が内容をかみ砕いて読み聞かせてあげるのもいいですね。

「ほら、ここにいるよ このちきゅうでくらすためのメモ」(作:Oliver Jeffers/翻訳:tupera tupera)

ほら、ここにいるよ: このちきゅうでくらすためのメモ
ほら、ここにいるよ: このちきゅうでくらすためのメモ
1,760 
(2021/6/29 11:43時点)

世界的絵本作家がつくった、世界の素晴らしさや不思議さなどが描かれた絵本です。SDGsを教えてあげる前に、まずこちらの本で地球のこと、世界の人々のことなどを子どもに教えてあげるのもいいですね。

「もったいないばあさん」(作:真珠 まりこ)

もったいないばあさん (講談社の創作絵本)
もったいないばあさん (講談社の創作絵本)
30 
(2021/6/29 11:43時点)

ものを大切にする心を育てるのにおすすめしたいのが、こちらの1冊です。「もったいない」とは、どういう意味なのか、子どもに響く内容となっています。同じシリーズで「もったいないばあさんのいただきます」や「もったいないばあさんと考えよう 世界のこと」などがあります。

「プラスチックのうみ」(作:ミシェル・ロード/翻訳:川上 拓土)

プラスチックのうみ
プラスチックのうみ
1,650 
(2021/6/29 11:44時点)

こちらは、プラスチックごみを自分の問題としてとらえるきっかけになる1冊です。アメリカの絵本ですが、巻末には日本の実情についても触れられています。海の環境問題を考えるのにおすすめです。

まとめ

「SDGs」というワードは少し難しく思われがちですが、実際は、今すぐにでも取り組める身近なものばかり。未来をこれから生きていく子どもたちのためにも、日々の暮らしの中で子どもと一緒に目の前の「できること」を少しずつ取り入れていきたいですね。

参考

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