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自分でできる子に育てる!タスクボードでやるべきことを“見える化”

笹木さな
2022/06/06 10:06
「あれしなさい!」「まだできてないの?」「早くして!」毎朝の準備でこんな言葉が飛び交っている、なんてことはありませんか?あれこれ指示するのは大変なうえ、子どもの気持ちも滅入ってしまい、いいことなしですよね。こんな状況を打破するために、おすすめなのはタスクボード!やるべきことを見える化して、子ども自らで進んで準備ができる状態を作ってあげるのがおすすめです。年中から実践している我が家の体験談と合わせて、詳しくご紹介していきます。

タスクボードっていったいどんなもの?

タスクボード
筆者撮影

まずは、タスクボードについて確認していきましょう。

やるべきことを管理するタスクボード

子どもが幼稚園や小学正になると、トイレや着替え、ごはん、朝の準備などを、決められた時間までにやり終えなければなりません。自分でできるようになって欲しいものの、まだ小さい子どもにはなかなか難しいもの。


特に朝はタイムリミットもあるため、パパママがイライラしながら「あれしなさい!」「次はこれよ!」と指示しなければなりません。その結果「言われなければやらない」なんてことにも。


そこで取り入れてほしいのが、タスクボードです。タスクボードは、子どものスケジュールを管理するためのアイテム。毎日のルーティンが書かれており、「できた」のか「まだ」なのかが見て分かるようになっています。

タスクボードのメリット

タスクボードには様々なメリットがあります。

メリット1:やるべきことの見える化

子どもにとって、朝ごはんを食べてトイレに行って、着替えて……と、すべてやることは意外と大変!特に幼児~小学校低学年はまだ時間感覚が育っておらず、「急いで!」「時間ないよ!」などといった声かけは、なかなか理解ができません。

タスクボードのメリットは、やるべきことが目に見えること。

  • やるべきこと
  • まだやっていないこと
  • できたこと

が見え、子どもにも理解しやすくなります。タスクボードでやるべきことが見えるようになれば、自分で判断して行動するきっかけになるでしょう。

メリット2:達成感を味わえる

「できた」ことが分かりやすいため、達成感を味わえるのも、タスクボードのメリットです。やったら動かす、という簡単な仕組みですが、やり始めたら全部クリアしたくなってしまうもの。


達成感を得るため、サクサクと準備を進めてくれることもあるでしょう。小さな達成感をたくさん与えてあげることで、子どもの意欲も上がるのではないでしょうか。

メリット3:ママ・パパの負担が減る

毎日毎日自分の準備を整えつつ、イライラしながら思うように動いてくれない子どもに指示を出すのは大変です。できることなら「~しなさい!」と言ったり、何度も確認したりしたくないですよね。


タスクボードで子どもが自分で動くクセをつけてくれれば、パパママの負担も少なくなるはずです。タスクボードでやっているかどうか確認もでき、状況把握も簡単。声掛けの負担が減り、朝のイライラ解消につながります。

タスクボードを親子で作ってみよう!

タスクボードのメリットを把握したら、実際にタスクボードを作ってみましょう。

タスクボードで工夫したのは以下の3つ

タスクボードを作る際に私が意識したのは、以下3つです。

  1. 視覚的に分かりやすいこと
  2. 子どもの手でも扱いやすいこと
  3. シンプルで継続しやすいこと

タスクボードではなく、おしたくボードや準備ボード、できたよボードなど、子どもも分かりやすい名称にするのもいいでしょう。

まずはやることリストの作成から!

まずは、毎日やることをリストアップしていくことからスタートです。パパママがやるべきことをリストアップするのもいいですが、子どもと相談して決めるのがおすすめ。親が強制するのではなく、自分で決めることによって、子どもの自主性を育むことにつながります。


1日を以下の3つに分けて、毎日何をしているか考えてもらいましょう。

  • 朝の準備
  • 幼稚園や小学校が終わって帰ったあと~夜ごはんまで
  • 寝るまで

1日の生活を振り返りながら、毎日やるべきことをリストアップしていきます。もれがあるかもしれないので、「朝、ほかにしていることはないかな?」「夜ごはんまでに宿題していたら自由時間が増えるかもね!」など、パパママがさりげなく誘導してあげるといいでしょう。


せっかくなので、あれもこれもと詰め込みたくなってしまうかもしれませんが、初めはシンプルなことだけにしておくのがおすすめ。慣れてきたり年齢が上がったりしたタイミングで、徐々に増やしていきましょう。

初めて作ったタスクボードはコレ!

筆者撮影

息子が幼稚園年中になってすぐに作ったタスクボードはコレです。A4サイズのタスクボードをマスキングテープで6分割。朝の時点ではマグネットは全て左側にしておき、やったことは右に動かすだけ。何となくでも時間を理解できるようになって欲しいという気持ちを込めて、時計のマグネットもつけました(ひとつ行方不明になりましたが…)。

2年お世話になったタスクボードを作り直し!材料は?

タスクボード
筆者撮影

タスクボードの基本の材料は、この3つです。

全て100均でも揃えることができます。作り方はひとつではないため、どんなタスクボードがいいか検討して、材料を揃えるといいでしょう。

新しいタスクボード完成!

タスクボード
筆者撮影

息子が「前のデザインはちょっとかわいい感じだから作り直したい!」と言ったため、2代目タスクボードを作成。息子の選んだシルバーとピンクのマスキングテープ×ブラックのマグネットボードで、おしゃれなタスクボードになりました。


ダイソーでタスクボード用のマグネットを発見したので、思わず購入。残念ながら欲しいタスクが全部なかったため、以前のものといっしょに使うことにしました。


【朝】顔を洗う/ごはんを食べる/歯みがきをする/着替える/トイレに行く

【家に帰ってから】着替える/勉強をする/ごはんを食べる/洗濯物を出す/玄関の靴を並べる/自由時間

【夜寝る前】明日の準備をする/お風呂に入る/歯みがきをする/トイレに行く


こちらが、年長の息子が毎日やることです。時計を意識してもらうため、横に時計を設置。息子も家族も見やすい位置に置いて、毎日活用しています。

タスクボード、使ってみた感想は?

タスクボードを活用して感じた点は、以下の2つが大切だということ。

  • ボードを見てもらうのが習慣になるよう、「ボード見てね!」と声かけをすること
  • 「全部やってる!ちゃんと見て行動したんだね!」と褒めてあげること

初めはタスクボードを作って満足してしまい、ボードを見るよう指示する声かけができていませんでした。これでは、タスクボードの意味がありません。声かけを意識しながら2年間続けた結果、朝すべきことがひと通り頭に入った様子。もちろんできない日もありますが、基本的には言わなくてもできるようになりました。自由時間がたくさん確保できるように、家に帰ったら、できるタスクはすぐに終わらせるようにしているそう。


タスクが全部終わったら、タスクボードを持って「寝る前のトイレはまだだけど、他は全部終わらせたよ!他に何かすることある?」と目をキラキラさせながら、「好きなことしてもいいよ!」という言葉を待っています。


息子も春から小学生になるため、宿題や荷物の準備などやるべきことが増える可能性大!基本的には言われないと動かないタイプの息子なので、もっとしっかり定着させ、自分で行動できるようになってもらえるよう、小学生になってもタスクボードを活用する予定です。新生活がスタートしてやるべきことが見えたら、息子と一緒に新しいタスクボードを作成しようと思います。

作るのが面倒なら市販のものを使うのも◎

作るのが面倒、もっと見やすくしたい、そんなときは、市販のアイテムを頼るのもいいでしょう。おすすめアイテムをご紹介します。

こどもの準備ボード

クツワ METETE こどもの準備ボード ME203
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「こどもの準備ボード」は、わかりやすいイラストつきで、小学校の子どもがひとりでもちもの準備ができるようサポートしてくれます。できているかどうかパパママも確認しやすいのもポイント。黒板のようなデザインもかわいいですね。

OURHOME できたよマグネット

学研ステイフル OURHOME できたよマグネット グレー G15011
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かわいいイラストの「OURHOME できたよマグネット」。裏返すとにっこりマークが現れるので、冷蔵庫に貼っておくだけでも活用できます。もちろん、マグネットボードだけ用意して、こんなマグネットを使うのもいいでしょう。無地のマグネットもあるので、タスクの追加も簡単です。

さいごに

朝の準備をスムーズにするためにも、自発的に行動できる子どもになってもらうためにも、タスクボードは有効です。「~しなさい!」と怒る回数が減れば、パパママのストレスも軽減するはず。子どもと一緒にタスクボードを作って、生活リズムを整えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

    この記事の著者
    笹木さな(peekaboo)
    ライター
    6歳の繊細男子と2歳のやんちゃ女子のママ。男女それぞれの違いを興味深く見守っています。子どもと一緒に鬼滅の刃とアイロンビーズにハマり中!子どもの「好き!」を大切にした子育てが目標です。
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