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認定こども園のメリット・デメリットは?幼稚園・保育園との違い

oriori編集部
2021/04/16 06:04
2006年にスタートした認定こども園制度ですが、具体的に認定こども園がどのようなものなのか知らないというママ・パパも多いことでしょう。今回は認定こども園のメリットとデメリットをご紹介します。幼稚園・保育園との違いも参考にしてみてくださいね。

認定こども園とは?

認定こども園とは?

認定こども園制度は2006年10月から始まった制度で、地域で子育て支援を行う幼稚園や保育所のうち都道府県が認定した施設を「認定こども園」と呼びます。認定こども園は幼稚園と保育所、それぞれの機能や特徴を併せ持っている施設といえるでしょう。

入園には認定が必要

認定こども園に限らず、2019年10月より始まった「こども・子育て支援新制度」に移行していない私立幼稚園を除き、すべての幼稚園・保育園・認定こども園への入園の際は自治体からの認定が必要になります。


認定状況によって、保育時間や利用できる施設等が変わるため注意が必要です。認定区分には、下記の1号~3号があります。


【1号認定】

  • 対象:保育の必要のない3~5歳の子ども
  • 利用できる施設:幼稚園・認定こども園
  • 保育時間:標準4時間+延長保育


【2号認定】

  • 対象:保育の必要のある3~5歳の子ども(※就労、妊娠・出産、保護者の疾病・障害、親族の介護などの保育を必要とする理由があると自治体に認められられることが必要)
  • 利用できる施設:保育所・認定こども園
  • 保育時間:フルタイム就労:最長11時間/パートタイム就労:最長8時間


【3号認定】

  • 対象:保育の必要のある0~2歳の子ども
  • 利用できる施設:保育所・認定こども園・地域型保育
  • 保育時間:フルタイム就労:最長11時間/パートタイム就労:最長8時間

保育の必要のない0~2歳児は認定の対象外ですが、必要に応じて一時預かり施設や認可外保育所、ベビーシッターなどを利用することができます。

保育園・幼稚園との違い

認定こども園と保育園・幼稚園には、さまざまな違いがあります。それぞれの特徴を簡単にご紹介するので、比較してみてくださいね。

保育園・幼稚園・子ども園の違い

★幼稚園の特徴

【施設の種類】教育施設

【管轄省庁】文部科学省

【先生の資格】幼稚園教諭免許

【対象年齢】3歳~小学校入学まで

【認定区分】1号

【長期休暇(夏休みなど)】有

【給食】園によって異なる


★保育園

【施設の種類】福祉施設

【管轄省庁】厚生労働省

【先生の資格】保育士資格

【対象年齢】0歳~小学校入学まで

【認定区分】2号・3号

【長期休暇(夏休みなど)】無(暦通りに運営)

【給食】有


★認定こども園

【施設の種類】幼保一体施設

【管轄省庁】内閣府(文部科学省・厚生労働省と連携)

【先生の資格】幼稚園教諭免許・保育士資格の両方

 ※2015年4月より施行後10年間は経過措置が設けられている

 ※満3歳未満児を担当する先生は保育士資格が必須

【対象年齢】0歳~小学校入学まで

【認定区分】1号・2号・3号

【長期休暇(夏休みなど)】1号のみ有(2号・3号は暦通りに運営)

【給食】基本的に有


認定こども園の種類

認定こども園の種類

認定こども園は、4つの種類に分けられます。それぞれの特徴をご紹介します。

幼保連携型

認定こども園のうち、幼稚園と保育所の特徴を兼ね揃えた教育施設であり福祉施設でもあるものが「幼保連携型」となります。


こちらの施設は保育園同様、1日の保育時間は最長11時間、土曜日開園が原則となっています。

幼稚園型

認定こども園のうち、保育所的機能を備えた教育施設を「幼稚園型」といいます。認可幼稚園などが、保育が必要な子どもに対して保育時間を確保し、認定こども園になるケースが多いそうで、認定こども園のうち一番多いのはこの幼稚園型なのだとか。


保育時間は1日最長11時間以下のところも珍しくなく、園によっては土曜日をお休みしていることもあります。

保育園型

保育の必要な子ども以外の子どもも受け入れ、幼稚園的機能を備えた保育施設が、認定こども園の「保育所型」です。保育時間は1日最長11時間、土曜日開園が原則となります。

地域裁量型

幼稚園としても保育所としても認可されていない地域の教育施設あるいは保育施設のうち、認定こども園としての機能を果たす施設が「地域裁量型」に分類されます。具体的には、認可外の保育所や駅ビルや職場のビルなどに設置されている託児所などが認定されるケースが多いといいます。

認定こども園のメリット

認定こども園のメリット

認定こども園にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

家庭環境によって入園が左右されない

認定こども園は、保護者が働いていても働いていなくても入園することができます。そのため、子どもの入園後に保護者が仕事を始めたり辞めたりした際、基本的に転園や退園の必要がありません。

充実した幼児教育が受けられる

認定こども園の中には、カリキュラムの中で体操や英会話などの幼児教育を取り入れているところも多いです。筆者の娘が通う認定こども園でも、週に1度ずつ体操・英会話の時間が設けられています。

違う年齢の子どもとの交流の機会が多い

幼稚園に通う場合、在園する子どもの年齢は3~5歳ですが、認定こども園には0歳~5歳までの幅広い年代の子どもが通います。異年齢の子どもとのかかわりの中で、同年齢の子ども同士では学べないことも多く学べるため、子どもの成長につながってくれるはずです。

給食が提供される

幼稚園型など、お弁当の日がある施設もありますが、認定こども園では栄養バランスの整った温かい給食が食べられるのがうれしいですね。毎日のお弁当作りがなくなると、保護者の負担も軽減されるでしょう。

認定こども園のデメリット

認定こども園のデメリット

認定こども園にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。具体的にどのようなものが考えられるのでしょうか?

入園の優先順位がある

認定こども園はもともと、待機児童対策のために始められた制度です。そのため、共働き世帯やひとり親世帯など、家庭環境によって優先順位が定められることになります。入園希望者が多い場合、優先順位の高い家庭で枠が埋まってしまうと、入園できなくなることも。


また入園後に仕事を始めるなどして、1号認定から2号認定への切り替えを希望した場合、定員オーバーで受け入れが難しいケースも珍しくありません。

平日の行事が多い

幼稚園から認定こども園に移行した園ではとくに、授業参観や保護者会などの行事が平日に行われることが多い傾向があります。共働き家庭などが園の行事に参加しづらいこともあるため、事前に確認しておきたいですね。

子どもによって園での過ごし方が変わる

保育園や幼稚園の預かり保育でも起こりうることですが、認定こども園では子どもによって登園・降園の時間が異なります。そのため、お友だちと比べてお迎えの時間が遅いことなどに、子どもが不満を抱いてしまう可能性もあります。


また登園・降園時間の違いにより、保護者間のコミュニケーションがとりづらいという難点も挙げられます。

有事の際休園になりやすい

新型コロナウイルス感染症の拡大により一斉休校措置が行われた際、幼稚園では小学校等にあわせて休園を選択する施設が多かった一方、保育園では規模を縮小しながらも開園を続けたところが多かったですよね。


認定こども園では、幼稚園から移行した「幼稚園型」の施設はとくに、運営が幼稚園寄りであることもり、休園や登園自粛の処置が長期化する傾向ががみられたようです。


筆者の娘の通う幼稚園では、春休みまでの期間は開園していたのですが、4月以降の新学期開始日から5月末ごろまで休園措置が取られました。幸い筆者は仕事先のご厚意で休園期間中は休暇をとることができましたが、休園期間中の子どもの預け先が見つからずに苦労したという人も少なくありませんでした。

まとめ

子どもの入園先の選択肢のひとつである認定こども園には、さまざまなメリットやデメリットがあります。また認定こども園の種類によって、運営形態なども異なるため、事前にしっかりと情報を集めてから入園先を決めることをおすすめします。


実際にその園に子どもを通わせている人からも話を聞くと、より園の特徴について知ることができるはずですよ。

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