【2人目の妊娠】上の子へはどう伝える?接し方やママの過ごし方も紹介
上の子にどう伝える?
2人目を妊娠したとき、上の子へはどうやって伝えたらよいか悩む人もいるでしょう。
上の子に伝えるタイミングは、妊娠がわかってすぐに伝える人と、安定期に入る前後で伝える人のどちらかが多いようです。上の子の年齢が1、2歳でまだ小さく、おなかの上に乗ってくることが多い場合は、おなかの赤ちゃんに優しく接してもらうためにも、妊娠がわかったらすぐに伝えた方がよいでしょう。
伝えるときには、ママと子どもの調子がよいときに伝えるのがベスト。就寝前やお風呂の時間など、親子でリラックスしているときがおすすめです。
「ママのおなかには赤ちゃんがいるのよ」
「○○ちゃん(くん)は、もうすぐお姉ちゃん(お兄ちゃん)になるからね」
のように、シンプルな言葉でわかりやすく伝えてあげましょう。
言葉がわかる子どもなら、驚いたり喜んでくれたりと、いろんな反応をしてくれるでしょう。そんなときには、新しい家族を迎えることができる嬉しい気持ちと、上の子がおなかにいたときの嬉しかった気持ちも一緒に伝えてあげましょう。そうすることで、上の子も一緒に喜ぶことができるでしょう。
遅めに伝えたほうがよいケースも
2人目の妊娠を安定期までに伝える人が多いですが、なかには遅めに伝えたほうがよいケースもあります。
ケース1:周囲の人に話してしまう可能性があるとき
家族には妊娠の報告を早くしたいものの、職場などではさまざまなお付き合いがあるため、安定期に入るまでは黙っておきたいと考えるママも多いですよね。
しかし言葉が話せる4、5歳くらいの子どもたちは、「まだ内緒にしておいてね」といっても、ついつい嬉しくて話してしまうことも……。
黙っていられるか話してしまうか、子どものタイプによっては上の子へ伝えるタイミングを遅くした方がよい場合もありそうです。
ケース2:妊娠の経過が不安定なとき
妊娠初期の段階で出血や切迫流産のおそれがある場合などは、少し様子を見てから伝えるほうがいいかもしれません。特に弟や妹を楽しみにしている子の場合、万が一のときのショックが大きいこともあります。
しかしこのような経験をしたママたちからは、「子どもがショックを受けてしまっている姿を見ると、安定期に入るまで伝えない方がよかった」という意見と、「小さな子どもでも悲しみから学ぶこともあるので、伝えたことに後悔はしていません」という意見がありました。
2人目を妊娠したときのママの心配事は?
2人目を妊娠したとき、ママは嬉しい気持ちと同時にさまざまな不安や心配事ができるかもしれません。同じように悩んできた先輩ママは、その悩みをどのように乗り切ってきたのでしょうか。その対処法を紹介します。
悪阻中が酷い場合、上の子のお世話ができるのか
1人目の妊娠で、悪阻がそれほどなかったという人でも、2人目は悪阻が酷かったという人も多いようです。そんなとき、上の子のお世話はどのようにしているのでしょうか。
夫を頼る
悪阻で身体がきついときには、旦那さんに頼るのもひとつです。やって欲しいことを具体的に伝えてあげることで、旦那さんも何をしたらよいのか把握しやすく、よく動いてくれるようです。家事だけでなく、上の子の遊び相手になってもらうだけでも、ママはラクになりますよ。ママがきついときには、旦那さんの協力がとても重要になるでしょう。
家事は上手く手抜きする
なんでも完璧にこなそうとすると、ママもきつくなります。悪阻中は、食事の匂いを嗅ぐことでさえつらいこともありますよね。そんなときには、お惣菜やレトルト食品、宅配サービスを利用することもひとつです。また、洗濯物や掃除もある程度は見逃しましょう。多少お部屋が汚れていても、問題はありません。無理して家事をするくらいなら、家事はある程度手を抜いて、上の子と関わる時間を作った方が子どももきっと喜ぶでしょう。
子育てサービスを頼る
どうしても上の子のお世話ができないときには、子育てサービスを頼るのもひとつです。夫が仕事で忙しいときや、近くに頼る人がいない場合は、思い切って家事代行サービスやベビーシッターを頼りましょう。多少のお金はかかりますが、無理して母体に影響が出てしまっては、元も子もありませんからね。
上の子の赤ちゃん返りが心配
2人目を妊娠したときに、上の子が赤ちゃん返りをするようになったとよく耳にします。その変化は年齢や性別によってさまざまです。
一般的によく見られるのが、感情が不安定になる、夜泣きをするようになった、甘えん坊になる、おねしょやおもらしをするようになったなどです。もちろん赤ちゃん返りがなかった子や、逆にママのお手伝いをしてくれるようになった子もたくさんいます。
しかし、赤ちゃん返りをしてしまう子どもに対して、ママたちはどのように向き合うのがよいのでしょうか。その対処法を紹介します。
とにかくスキンシップをたくさんとる
子どもが赤ちゃん返りをしたときには、たくさんスキンシップをとるようにしてあげましょう。素直で純粋な子どもは、ママとスキンシップをすることで安心します。妊娠中はおなかが大きく、なかなか抱っこをしてあげられないこともあるでしょう。そんなときは、座ったまま抱きしめてあげたり、一緒に横になって抱きしめてあげたりなど、おなかに負担がかからないように工夫しスキンシップをしてみてくださいね。
言葉で愛情を伝える
「ママは○○ちゃん(くん)のことがずっと大好きだよ」「ママとぎゅーしよう」など、言葉できちんと伝えながらスキンシップをとってあげることも大切です。そうすることで、上の子も自分が愛されていると実感でき安心することができるでしょう。
やりたいことは一通りやらせてみる
赤ちゃん返りで、上の子がわがままや癇癪を起すこともあるでしょう。「テレビが見たい」「これは食べたくない」「○○じゃなきゃやだ」など、ママは思わずため息をつきたくなることも。そんなときは、あれもダメ!これもダメ!というのではなく、やりたいことを一通りやらせてみるとよいでしょう。ずっと続くことではないので、子どもが落ち着くまで見守ってあげるのもひとつかもしれません。
2人目妊娠中のママの過ごし方
1人目の妊娠と比べて、2人目の妊娠はさまざまな苦労があるかもしれません。何より、上の子の面倒を見なければならないのが、1人目の妊娠のときとの大きな違いですよね。では、2人目の妊婦生活はどのように過ごせばよいのでしょうか。上の子への接し方や、ママ自身の過ごし方について紹介します。
2人の時間を大切にする
下の子が生まれたら、3時間置きの授乳やその他のお世話で、いままでより上の子の相手をするのがなかなか難しくなります。そのため下の子が生まれるまでは、上の子との時間を大切に過ごしましょう。
2人でたくさん遊んだり、出かけたりするのもよいでしょう。また、上の子が赤ちゃんのときの写真や動画を一緒に見て、「あなたはこんなに小さくて可愛い赤ちゃんだったのよ、もうすぐママのおなかから小さくて可愛い赤ちゃんが生まれてくるから、○○ちゃん(くん)もお姉ちゃん(お兄ちゃん)になるのよ」と、心の準備をする時間を作ってあげることも大切です。
ママは無理をしない
妊娠してからは、ママの身体の中ではさまざまな変化が起こり、いままでよりも生活するのが大変になるでしょう。おなかが大きくなってくると、歩くだけでも疲れてしまいますよね。
上の子のお世話や家事、お仕事などで、ママは無理をしてしまいがちですが、あまり頑張りすぎず、少しはゆっくり休むことも大切です。旦那さんや両親に頼ってもいいですし、家事代行サービスなどを利用することもできます。
特におなかが張っているときは、無理をせずゆっくり横になるようにしましょうね。
さいごに
2人目の妊娠は、とても嬉しいことです。その喜びを家族みんなで共有できるように、上の子にも上手く伝えられたらよいですね。2人目が生まれてくるまでの、残り少ない時間で上の子にしっかり愛情を注いで、ママとの思い出をたくさん作ってあげましょう。