かるた遊びの6つの知育効果!幼児向けおすすめかるた5選
かるた遊びはいつから?
かるたは、そもそも何歳頃から遊べるものなのでしょうか?
3歳頃から遊べる
「かるたで遊ぶには字が読めないといけない」と思ってしまうかもしれませんが、絵を頼りにすれば3歳頃から遊ぶことができるといいます。かるた遊びの中で、徐々に言葉というものに子どもが親しんでいけるかもしれません。
初めは少ない枚数から
すべての札を使って遊ぶのが難しければ、最初は少ない枚数で遊んでもいいでしょう。子どもがかるた遊びに慣れてきたら、枚数を増やしていってくださいね。
かるた遊びの効果
耳にした言葉で絵を思い浮かべ、目でカードを探して手で取るかるた遊びは、五感も脳もしっかり使うため、子どもの発達に良い影響を与えてくれることでしょう。それでは、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
言語力を育む
かるた遊びの効果といって、一番初めに思い浮かぶのはやはり言語力の向上ではないでしょうか?かるた遊びでは、絵と言葉の組み合わせで、楽しく語彙力を伸ばすことができそうですね。
反射神経を鍛える
かるた遊びでは、見つけた絵札を素早くとることが求められるため、反射神経を鍛える良いトレーニングになるでしょう。
集中力を育てる
読み手の声にじっと耳を澄ましたり、目を凝らして札を探したりする中で、集中力が育まれそうですね。
記憶力を高める
繰り返しかるた遊びをする中で「”あ”の札にはアヒルの絵が描いてあったな」「”い”はこういう形だったな」などと言葉や文字、絵を結び付けて記憶することができるでしょう。そうした積み重ねにより、記憶力を培うことができるはずです。
積極性を伸ばす
かるた遊びで多くの札をとろうと競い合う中で、積極性を伸ばすことができるかもしれません。積極的に自分で行動する力は、社会で活躍するうえで役立ってくれることでしょう。
コミュニケーション能力を培う
かるた遊びは、家族やお友だちなど、複数人で行うことが多いですよね。初めのうちは、思い通りにならずにトラブルを起こしてしまうこともあるかもしれませんが、遊びを通してコミュニケーション能力を磨いていけることでしょう。
またかるた遊びによって、人の話を聞く力を伸ばす効果も期待できます。読み手の話にしっかりと耳を傾けていないと、どの札をとればいいのかわからないもの。小さな子どもは人の話に集中するのが苦手なことも多いですが、遊びの中でなら楽しく話を聞く練習ができそうですね。
かるた遊びのポイント
子どもとかるた遊びをするときは、どのような点を意識すればいいのでしょうか?
楽しむことを重視する
かるた遊びは知育要素が強いことから、つい「勉強」としての熱が入ってしまうかもしれません。しかし学ぶことを重視すると、子どもが素直にかるた遊びを楽しめなくなってしまうことも。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、子どもが楽しんでやってこそ、かるたの効果は高まるのではないでしょうか?
前向きな声かけを意識する
子どもとかるた遊びするときは、前向きな声かけを意識することをおすすめします。例えば、子どもがかるたの札をあまりとれなかったとき「残念だったね」ではなく「楽しかったね」とポジティブな言葉を使うと、子どものやる気を引き出せるかもしれません。
また子どもがズルをしたり、喧嘩になってしまったりしたときも「そんなことをするなら、もう遊ばないよ」などと叱りつけるよりも「ルールを守って遊んだら、みんなが楽しめるよ」「どうしたらみんなが楽しめるか、いっしょに考えてみよう」などと話してみてはいかがでしょう?
かるたの選び方(4つの観点)
かるたはさまざまなものが販売されていますが、どのようなポイントをチェックして選べばいいのでしょうか?
対象年齢
かるたに対象年齢が記載されている場合は、そちらを参考にしてもいいでしょう。ただし子どもの発達には個人差があるので、対象年齢はあくまでひとつの目安として考えてくださいね。
絵柄
子どもがかるたに興味を持ってくれるよう、子どもの好みの絵柄のものを選ぶのがおすすめです。また低年齢の子どもにかるたを与える場合は、ぱっとみて絵や文字がわかりやすいもののほうが遊びやすいかもしれません。
ジャンル
かるたには、英語やなぞなぞなど、さまざまなジャンルのものがあります。子どもの関心のある分野のものを選ぶと、興味を示してくれそうですね。また子どもに人気のキャラクターもののかるたもありますよ。
読み上げ機能の有無
かるたの中には、CDやアプリなどで読み上げ機能が使えるものもあります。読み手なしで遊べるので、子どもと二人で遊ぶときに便利ですよ。また読み上げ機能があれば、子どもがひとりでかるたの練習をすることも可能です。
幼児におすすめのかるた5選
ここからは、小さな子どもにおすすめのかるたをご紹介します。
にほんごであそぼ いろはかるた
NHK教育テレビで放送されている「にほんごであそぼ」の名文名句かるたは「声に出して読みたい日本語」で知られる教育学者の齋藤孝先生が監修しています。子どもにきれいな日本語に触れてほしいママ・パパにおすすめのかるたですよ。
また付属の説明書には、読み札のうんちくが記載されているので、子どもだけでなく大人も楽しめるでしょう。
たべものかるた あっちゃんあがつく
絵本「あかあちゃんあがつく たべものあいうえお」がかるたになったこちらは、50音だけでなく濁点・半濁点などを含め合計69枚と一般的なかるたよりも札の枚数が多いのが特徴です。また予備札が3枚ついていて、自分で札を作れるのも楽しいですよ。
せいかつかるた
こちらのかるたでは、子どもに身に付けてもらいたいマナーや生活習慣などを学ぶことができます。連動する読み上げアプリは、子どもに合わせて次の札に進む時間などを調節できるのがいいですね。操作は簡単なので、子どもでも扱いやすいでしょう。
ぐりとぐらかるた
長年多くの子どもたちに親しまれてきたロングセラー絵本「ぐりとぐら」のかるたです。可愛らしいイラストはもちろん、テンポのいい楽しい文章も素敵ですよ。
おもしろなぞなぞかるた

かるた遊びとなぞなぞ遊びの両方が楽しめる愉快なかるたは、幼児から小学生まで幅広い年代の子どもたちを楽しませてくれることでしょう。はっきりとした色合いのポップなイラストは、字が読めない子どもにもわかりやすそうですね。
さいごに
かるた遊びは、読み手が口にした札をとっていくゲームが主流ですが、ほかの遊びにも挑戦してみてはいかがでしょうか?神経衰弱をしたり、文字札を並べて逆かるたをしたりとさまざまな遊びを取り入れてみてくださいね。
子どもといっしょにかるた遊びをすることは、大人にとっても良い脳のトレーニングになりますよ。