学習机の選び方は?学習机の種類と購入する時期・注意点
学習机を購入する時期
学習机は、いつごろ購入するものなのでしょうか?
小学校入学時
小学校入学時に、学習机を購入する家庭は半数以上だといわれています。学習机の新作が発表される9月頃から情報を集め、1~2月頃に子どもの意見を踏まえて購入する家庭が多いようです。
ただし1~2月は混雑する可能性が考えられるので、少し早めに購入する家庭も少なくありません。12月までに購入すると、早期割引を受けられるお店もありますよ。
小学校中学年・高学年頃
小学校低学年のうちは、子ども部屋ではなくリビングで勉強させるからと、学習机はほとんど使わないという家庭も多いです。そのため、子どもが学習机で勉強するようになる小学校中学年・高学年頃に購入を検討する家庭も少なくありません。
子どもが学習机を必要とする時期には個人差があるので、子どもの様子を見ながら購入のタイミングを見計らってもいいですね。
中学校入学時
中学生になると、小学生のころよりも勉強量が増えるもの。そのため、中学校入学時に学習机を購入する家庭もあります。この時期になると子どもの好みが落ち着いてくるため、長く使えるシンプルなデザインの学習机を選ぶ子どもが多いようです。
学習机の種類
同じ学習机でも、種類によって特徴が大きく異なります。学習机をおおまかに5つのタイプにわけて、ご紹介します。
ベーシック型
学習机と聞いて一番イメージされるのが、ベーシック型です。机の上下にたっぷりと収納がついており、子どものころにこのタイプの学習机を使っていたというパパ・ママも多いことでしょう。
教科書の出し入れがしやすいデザインや、筆記用具などを整頓しやすいトレーなど、子どもの使いやすさを追及して作られていることが多いです。机の上の収納量が多い「ハイタイプ」と棚の背が低くすっきりとしている「ロータイプ」があります。
平机型
平机型はその名の通り、机の上に棚などがないシンプルなタイプの学習机です。シンプルなデザインなので、リビングにおいても部屋のインテリアの邪魔になりにくいでしょう。ただ収納力がないため、別途ラックやワゴンなどの収納が必要になるかもしれません。
組みかえ型
組みかえ型の学習机は机部分と収納部分がわかれており、部屋の広さなどにあわせて使いやすいように組み合わせることができます。机部分はシンプルな構造になっているものが多いので、子どもが小さいうちは机部分のみリビングにおいて勉強スペースを作ってあげてもいいですね。
昇降式
昇降式の学習机は天板の高さが変えられるので、子どもから大人まで使えるのが魅力的です。子どもの成長に合わせて天板の位置を調節することで、安定した姿勢で勉強に集中できることでしょう。
ベッド一体型
学習机を置くスペースの確保が難しい場合は、ベッド一体型の学習机はいかがでしょうか?二段ベッドの下の段が収納や机になっているため、ベッド下のスペースを有効活用できます。
子ども部屋に必要な家具が一つになっているため、ほかの家具を用意しなくていい点もうれしいですね。
学習机の選び方
学習机は、どのように選べばいいのでしょうか?
サイズ
どんなにいい学習机を選んでも、サイズが合わなければ使いづらいもの。学習机を置くことで部屋が狭くなってしまうようなら、一回り小さめのものを選んだ方がいいかもしれません。
子どもが自分の部屋で勉強できるようになるまで、リビングに学習机を置いておこうと考えている場合は、とくにサイズに注意が必要です。購入してから置き場所を決めるより、あらかじめ置き場所を決めておき、サイズを測ってから購入することをおすすめします。
ただ置き場所のことだけを考え、学習机のサイズをあまり小さくし過ぎてしまうと、教科書やノートを広げて勉強しづらくなってしまう可能性があります。子どもの勉強しやすさも考慮して、サイズを選ぶようにしましょう。
デザイン
学習机は小学生から高校生、大学生まで長く使うもの。キャラものなどの派手なデザインよりも、シンプルなものを選んだ方が、飽きずに使い続けることができるでしょう。リビングに学習机を置く場合も、シンプルな方が部屋のインテリアを邪魔しないはずです。
子どもがキャラものの学習机を欲しがる場合は、デスクマットなどを子どもの好きなキャラクターのものにしてはいかがでしょうか?大きくなったら、デスクマットを変えるだけでガラリとイメージを変えることができますよ。
また学習机とセットで使う椅子は、回転しないタイプがおすすめです。回転タイプは姿勢が安定しづらいため、集中力が持続しづらい傾向があるのだとか。姿勢よくきちんと座れるよう、足が床につくサイズを選ぶといいでしょう。足置きがついている椅子を選んでもいいですね。
また収納パーツがセットになっている学習机を選ぶ場合は、パーツを使いやすいように動かせるものが便利です。収納が固定されていると、子どもが大きくなってから腕などがぶつかるようになり、使いづらさを感じることもあるので注意しましょう。
収納力
学習机は、学校で使う教科書やノート、プリント類が収納しやすいよう、収納力が高いものを選んでもいいでしょう。教科書やプリントはA4サイズのものも多いため、背の高い本類も収納しやすいものがおすすめです。
収納がないタイプの学習机を選ぶ場合は、別途使いやすい収納場所を用意してあげてくださいね。
価格
学習机の相場は5~6万円ほどですが、高いものだと10万円を超える場合もあります。お店によっては、早期購入や入学後の購入の場合割引になることもあるので、お得に買いたい場合は割引制度をチェックしてみてはいかがでしょうか?
またより低価格で購入したいのであれば、アウトレットショップで探してみてもいいかもしれません。店舗を設けているところもあれば、ネット販売のみのところもありますよ。
高さ調整
学習机は長く使うものですが、その間に子どもの身体は大きく成長します。そんな子どもの成長に合わせて、学習机のサイズを変えられると便利ですよね。机だけでなく、椅子や収納の高さ調節ができるタイプもあります。
コンセントの有無
学習机にはコンセントがついているものもあれば、ついていないものもあります。デスクライトなどを使う予定がある場合は、コンセントのついた学習机を選んでもいいですね。
組み立て式かどうか
学習机は、完成した状態で届けられるものもあれば、自分で組み立てをするものもあります。完成品の場合は組み立ての手間がかからず便利ですが、設置場所までの搬入経路の確保が必要です。
また組み立て式の場合、組み立ての難易度は商品によって異なります。組み立てが難しいものは、完成までに時間がかかってしまうこともあるので気を付けてくださいね。自分で組み立てる自信がない場合は、組み立てサービスの有無を確認しておくといいでしょう。
アフターケア
学習机を安心して長く使えるよう、アフターケアについても購入前にチェックしておくことをおすすめします。修理期間・保証期間は何年なのか、保証内容はどういうものなのか把握しておくといいですね。
学習机を購入するときの注意点
学習机を購入するときは、以下のような点に注意しましょう。
安さだけで決めない
学習机は高額な買い物なので、価格の安いものは魅力的ですよね、しかし安く購入できても、長持ちせずすぐに買い替えが必要になっては逆に損をしてしまうかもしれません。安さだけでなく、長く使えるかどうかも考慮して選ぶようにしましょう。
価格表記に注意する
学習机は、椅子などの付属品がセットになって販売されているものもあれば、別売りになっている場合もあります。店舗の展示やカタログの写真などでいっしょになっているからといって、セットで販売されているとは限らないので注意しましょう。
最終決定は子どもと一緒に
学習机は子どもが使うものなので、親だけで決めるのはおすすめできません。自分で選んだものの方が、子どもも机に向かいたくなるのではないでしょうか?ただ、一から子どもといっしょに選ぶと、親の希望に合わないものを子どもが欲しがってしまうかもしれません。
そうならないよう、事前に親が情報収集をしておき、ある程度候補を絞った上で、その中から子どもに選んでもらうといいでしょう。
まとめ
学習机は、子どもにとって長い時間を過ごす場所です。勉強するときはもちろん、親に怒られたり兄弟と喧嘩したりして、リビングに居づらいときにも子どもの良い居場所になってくれるでしょう。子どもが安心して過ごせるよう、ぜひ素敵な学習机を選んであげてくださいね。