子どもの人見知りが続いて心配!いつまで続くの?年齢ごとの原因や対策とは
どうして人見知りをするの?いつまで続くもの?
人見知りとは、ママ以外の人に対して泣いたり、ママにしがみついて離れなくなったり、予兆もなく突然始まります。誰に対しても泣かれるとママの負担も増えて大変ですよね。いつまでも人見知りが続くと心配になるママやパパも多いはず。人見知りについて詳しく見ていきましょう。
人見知りする理由とは?
人見知りは、赤ちゃんの脳が発達することでママと他の人の区別ができるようになったことが原因であると考えられています。
ママ以外の人への興味と恐怖心の2つの感情が起こることで、泣いたりママから離れなくなったり、人見知りの行動を取るのです。
人見知りは赤ちゃん自身の成長の証でもあるので、しっかり見守ってあげましょう!
人見知りはいつからいつまで続くの?
一般的に人見知りは生後6カ月から始まり、2歳頃までには落ち着くと言われています。だいたい生後7カ月頃が人見知りのピークですが、人見知りが表れる時期には個人差があり、過ごしている環境や家族構成も影響してきます。
人見知りが早ければ良い、遅ければ悪いということもないので、お子さんの成長速度の違い、個人差だと考えるようにしましょう。
人見知りする子と人見知りしない子の違いはあるの?
人見知りする子としない子に、特に大きな違いはありません。
毎回大泣きをする子もいれば、少し泣いて落ち着く子など人見知りの度合いも人それぞれ違います。なかには全く人見知りをしないお子さんもいるので、人見知りはそれぞれの個性です。
全く人見知りをしないお子さんを心配するママもいますが、深く考えず様子を見てみましょう。それでも気になる場合は、保健所などで相談してみるのもいいでしょう。
年齢ごとの人見知りの原因とは?
人見知りが始まる時期に決まりはなく、子どもによって全く違います。人見知りが始まる時期によって、どんな原因があるのでしょうか?
人見知りが始まりやすい0歳児
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ周りのことを理解していないので人見知りをすることはありません。
だいたい生後6カ月を過ぎた頃から徐々にママと周りの人の区別がつき始めることが多いです。0歳児の人見知りは成長過程のひとつでもあるので、人見知りするからといって心配する必要はありません。
お子さんの脳が成長している証なので、傍に寄り添って見守ってあげましょう。
まだまだ人見知りが続く1歳児
1歳児で人見知りをしていても大丈夫です。
1歳で人見知りが落ち着く子もいれば、1歳になってから始まる子もいるくらい個人差があります。多くの子どもが歩き始める1歳児は、いろんなところに出かけたり行動範囲も広がったりして知らない人に会う機会も多くなるでしょう。
知らない人に人見知りすることは自然なことなので、ママやパパが傍にいて安心させてあげましょう。
人見知りしていても心配ない2歳児
2歳頃には自己主張ができるようになり、思い通りに物事が進まないと嫌がったりする時期です。
自己主張ができるようになったことで、人見知りが始まることも少なくはありません。感情を表せるようになったことは子ども自身が成長している証なので、無理に克服させなくても大丈夫です。
時間をかけていろんな人と出会ったり、たくさんの場所を訪れたり、一緒に新しい経験をして少しずつ慣れていけたらいいですね!
子どもの性格や個性が影響する3歳~4歳児
3~4歳は幼稚園に通い出す子も多く、ママから離れて過ごすことをきっかけに人見知りが始まる子もいます。
幼稚園に預けることを不安に思うママやパパもいるかもしれませんが、子どもはあっという間に新しい環境に慣れていきます。
お家に帰ってきたら話を聞いてあげるなど、集団生活にも慣れていけるようにサポートしていきましょう!
人見知りをする子どもに対してママやパパができる対策とは?
人見知りは成長過程の1つだと理解していても、いざ泣き続ける我が子にどう接すればいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?人見知りする子どもに対して、ママとパパができる対策を詳しく見ていきましょう。
親戚や友達に対して人見知りする場合
・ママ自身が気持ちを落ち着かせること
周りの区別がつくようになった子どもは、ママの様子もしっかり見ています。
ママが緊張していたり、いつもと違う硬い表情をしたりしていると子どももその雰囲気を感じ取ってしまいます。
ママがリラックスして、気持ちに余裕を持つことが重要です。
・泣いてもすぐに相手から引き離さないこと
例えば他人に抱っこしてもらっているときなど、泣いたとしてもすぐに引き離さないようにしましょう。
すぐ引き離してしまうと、「泣いて正しかった」「怖い人なんだ」と間違った解釈をしてしまう可能性があります。
泣いた後に少し様子を見てみることも、他人に慣れていくポイントです。
・ママが相手と仲良い姿を子どもに見せること
子どもはママのことをよく観察しているので、ママが相手と仲良く接していると安心します。徐々に他人がいる環境に慣らしてスキンシップを取ることで、子どもも少しずつ慣れていくはずです。
・人見知り中だということを周りに説明すること
子どもが泣きわめくと相手も困惑して不安になります。そうならないためにも、あらかじめ「今、人見知り真っ只中なんです」など一言伝えておくと相手の方も安心します。
相手の方も気持ちに余裕が持てるよう、ママやパパの配慮も大切です。
公園や児童館などで人見知りする場合
・慣れているお気に入りのおもちゃを渡してあげること
いつもと違う場所に行ったときに人見知りすることを「場所見知り」ともいいます。新しい環境に行くことは大人でも緊張することですよね。それは子どもも同じです。
そんな時には、慣れているおもちゃを渡してあげると子どもは安心することも。また、「大丈夫よ」などママの声掛けがあるとより安心して、遊び始めるはずです。
・外の世界に連れ出すこと
人見知りするからといって、家にずっと居たり、他人に会わせなかったりするのはやめましょう。いろんな場所に連れ出して、いつもと違う環境を見せることで子どもの世界は広がっていきます。
新しい経験をすることで、子どもの人見知りが自然に克服できることもあります。
パパに人見知りする場合
・毎日子どもと顔を合わせること
パパの出勤時間が早かったり、帰宅時間が遅かったりすると子どもと接する時間が休日だけになってしまうご家庭も多いですよね。子どもと接する時間が短い分、パパに人見知りをしてしまう子どももいます。
子どもが泣き続けるとパパは悲しい気持ちになるかもしれませんが、めげずに子どもとなるべく顔を合わせるように心がけましょう。
毎日子どもと顔を合わせることが難しい場合は、ママがパパの写真を見せるだけでも人見知りをしなくなる効果があります。ぜひ試してみてくださいね!
ママやパパ以外の人に子どもを預けるとき心掛けること
基本ママやパパが子育てをしていても、他の人に預けなければいけないときが来るかもしれません。いざ預けるときに慌てることがないよう、今のうちから預けることを想定しておくとスムーズですね!
では、子どもを預けるときどんなことを心掛けたらいいのでしょうか?
お家以外の場所に慣れておく
いつもお家の中で過ごしていると、新しい環境になるだけで子どもは緊張して泣いてしまいます。日常的にいろんな場所に行き、慣れておくことも大切です。
預ける人の顔写真を見せておく
預ける人が祖父母など身内の方の場合は、普段から顔を合わせて慣れておくとベストです。見たことのある顔の人は、子どもも安心してくれます。もし会うことが難しいときは相手の写真を子どもに見せたり、テレビ電話をしたりすると相手に慣れやすいですよ。
事前準備をしっかりしておく
いつも使っているおもちゃや、お気に入りの絵本、お布団など慣れているものがあると子どもは気持ちが落ち着きやすくなります。
緊張してご飯もまともに食べない可能性もあるので、好きなおやつなどを用意しておくと機嫌が良くなるかもしれませんね。
また、お気に入りのキャラクターのDVDなども気が紛れるのでおすすめですよ!
前日はしっかり睡眠を取っておく
預ける当日に寝不足だった場合、さらに機嫌が悪くなる原因に繋がってしまいます。少しでも機嫌が良い状態で預けることができるように、前日はしっかり睡眠を取るように心がけましょう。
当日はいつでも連絡が取れるようにしておく
子どもを預ける当日は、子どもになにかあったらすぐに対応できるよう連絡が取れるようにしておくことも大切です。預けるときは元気だったはずなのに、熱が出る可能性もあるので気をつけましょう!
さいごに
子どもの人見知りは、1人1人の個性で成長過程の1つです。始まる時期も終わる時期も子どもによってそれぞれ異なるので、焦らずゆっくりお子さんを見守ってあげましょう。