海外アニメで英語を学ぼう!幼児のうちから始められる英語学習
大切なのは興味を持たせてあげること
子どもに英語を習わせたいけど興味持ってくれるかわからないという悩みをよく耳にします。
私がキッズ英会話講師をしていた時、無料体験に来た親子の内、約半数のママさんがそのようなことを言っていました。
子どもの中でもとりわけ幼児は興味のあることには全力で取り組み、そのほかは全く無関心という性質を持っています。
普段からお子さんの世話をしているママさんたちはこの性質を深く理解しています。
そういうわけで英語を習わせるにあたって色んな不安を抱えています。
私はこのような悩みに対して、いつも、
「興味を持ってくれるかじゃなくて、持たせてあげるようにすることが大切なんです」
と答えています。
色んなお子さんを見てきて私自身が感じたこととして、幼児はいろんなことに興味を示します。そしてそれには必ずきっかけがあるということです。
例えばジュエリーやアクセサリーなどに興味を示す幼児を考えてみましょう。
彼らはきらきらとした光の刺激であったり、ごつごつした手触りの感触に興味を持ちます。普段の日常で目にする機会が少ない、ものめずらしさを感じ、もっと知りたいという欲求がきっかけで興味を持ちます。
このように興味を示すものには興味を示すようになったきっかけが存在します。
一般法則として『原因と結果の法則』といわれるものです。
これを英語にも当てはめてあげることでお子さんが興味を持てるように誘導することが大切になります。
子どもは「動くもの」に興味を示す
幼児は特に動くものに興味を示します。
普段お子さんを見ていてテレビ画面をじーっと見ていたり、窓の外から通り過ぎる車を目で追いかけている場面を容易に思い出すことができるのではないでしょうか。
幼児にとって、動くものこそ一番の興味対象になり得ます。
なぜかというとズバリ、「きっかけがいらない」からです。
動くものはそれだけで興味がそそられる対象となります。
つまり動いていればひきつけられやすいと言い換えることができるでしょう。
ここまで読んでくださっている方はピンとくるかもしれません。
幼児が何かを学ぶ上で『映像』はものすごい効果をもたらします。
Eテレを例に考えてみてみましょう。
親が子どもにEテレを見させる理由の大半は「じっとしていてくれるから」だと思います。
キャッチーで分かりやすい番組を提供するEテレは、幼児であってもすんなり吸収できる情報量です。じーっと画面に張り付いてじっとしてくれるだけでママさんは普段の家事などやらなければいけないことに取り組むことができます。
ここで面白いのがママさんは必ずしも教育させようという意識の元、見させていないという点です。
子どもが興味を持つから見させていることが結果として言語をはじめ、感性、想像力等幼児のうちに養うべき基礎的な教育全般を補うことができています。
子ども自身も学ぼうという意識なんてみじんも感じていないのです。ただ単に面白く感じられ、興味があるから見ているのです。
この状態が理想的な形であり、最も自然に身に着けることができる状態です。
これを英語学習に適応させることでスムーズかつ楽しく英語が身に着けられます。
映像がどれほど幼児にとって必要なモノか理解していただけたのではないでしょうか。
ここからが本題であり、この記事でもっとも伝えたい部分になるので是非最後まで読んでみてください!
言語学習において学ぶ順番を間違えてはいけない
言語習得において五感を使って学ぶことが大切であると聞いたことがあるのではないでしょうか。
色んな感覚を駆使して得た知識は忘れづらく、また応用的に使用しやすくなります。
我々親世代が受けてきた英語教育はまず読んで書くことから始まりました。そもそもこのスタートが英語を嫌いになる人を多くさせる要因でした。
言語習得においてプロセスを間違えると一気に難しく感じられ、定着しづらいです。
我々が日本語を習得したときのことを考えてみてください。
いきなり、ひらがなの読み書きの練習から始めましたか?
違いますよね。人が話している言葉をなんとなく音として理解し、聞いた音がどういう意味を持っているか経験として蓄積することで言葉を覚えていました。
つまり「読み」、「書き」を学ぶ前に聞く、「話す」という学習を無意識でしていました。
中高の英語教育はこの逆ですよね。そういうわけで英語がやけに難しく感じられ、理解が困難になり、嫌いになってしまうというケースが多かったのです。
海外アニメを見せよう
ここまで読んでいただけた方は映像が子どもの興味を引き立てるのに最適なツールであること、言語学習には順番があり間違えると定着しづらいことの二点を理解していただけたと思います。
この二点をふまえ、幼児英語教育に最適な「海外アニメ」を使った学習法をご紹介します。
近年、netflixやhuluをはじめ、様々な有料動画サービスが存在します。月額1.000円程度で、国境を越えてアニメやドラマ、映画を気軽に楽しむことができるとあってたくさんの人が利用しています。
子どもの英語学習にはこの有料動画サービスを使うことをおススメします。
使用する上でのポイントを二点あげましたので簡単に見ていきましょう。
① どんな種類のアニメを選ぶか?
英語を学ぶ際、英語を使って学習することが一番大切なポイントの一つです。
Eテレの話で説明したように幼児が興味を持つためにはわかりやすくキャッチ―である必要があります。
- 英語を使用する
- わかりやすくキャッチ―
この二点を抑えることができるのが海外アニメ(英語音声)です。
流れる英語の意味が分からなくても映像だけで楽しめるようなものがより好ましいです。
私のおすすめは『おさるのジョージ』です。
誰からも愛される好奇心旺盛なおさるのジョージ。冒険を通して新しいことを学んでいくジョージと主に幼少期に養うべき感性を一緒に学ぶことができるので知育面でも素晴らしい作品です。
また子どもから大人まで楽しめるような作品であり、ほっこりするようなストーリーなので親子で一緒に楽しむことができるのも特徴です。
親子で一緒に英語を学ぶことの意義やメリットは他の記事で詳しく説明していますので興味ありましたら見てみてください。
② すぐに始められるものを探す
面倒な手続きが一切ない有料動画サービスはそのとっかかりやすさゆえにおすすめポイントとして挙げました。何かを始める際、一歩目がとても重要であり、ここでつまずくとなかなかスタートを切ることができません。
料金、場所を選ばない利便性、コンテンツが充実しているという三点が備わっているため、一歩目のハードルがものすごく低いです。
利用者が多いことも納得ですよね。
さいごに
今回は幼児向けの具体的な英語学習として「海外アニメ」に注目して、説明させていただきました。
映像が幼児を引き付けること、言語学習において学ぶ順番を誤ってはいけないこと、この二点をふまえ、有料動画サービスの魅力もご紹介させていただきました。
はじめようかどうしようか悩む時間なんてもったいないです。今すぐにでも一歩踏み出してみましょう。
アニメを見ることは子どもにとっては楽しい遊びの一つです。楽しみながら学ぶお子さんの姿を見守っていきましょう。