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子どもの知的好奇心を引き出す方法!知的好奇心はなぜ大切?

oriori編集部
2020/10/01 22:10
子どもはさまざまなことに「なぜ?」「どうして?」と関心を抱くもの。そうした知的好奇心は、子どもの成長にとても大切なものだといわれています。今回は知的好奇心の重要性と伸ばし方をご紹介します。注意したいポイントも、ぜひチェックしてみてくださいね。

知的好奇心はどうして大切?

知的好奇心はどうして大切?

知的好奇心とは「物事を知りたいと思う気持ち」のことですが、どうして知的好奇心が子どもの成長にとって重要なのでしょうか?知的好奇心が子どもに与える影響をご紹介します。

学びの原動力になる

learn

知的好奇心は、子どもがさまざまなことを「知ろう」とするための原動力となります。自分から物事を知りたいと思い、行動することは学習意欲にもつながるため「賢い子どもの条件」のひとつといえるかもしれませんね。


小さな子どもはいろいろなことに興味を示しますが、そうした関心によって脳細胞間のネットワークは構築されていきます。そして成長とともに興味がある分野へのネットワークは太くなり、興味がないものに対しては細くなっていくのだといいます。


そのため小さなころから知的好奇心を引き出してあげることは、子どもの脳の発達にも良い影響が期待できるはずです。

親の知的好奇心は子どもに影響する

親の知的好奇心は子どもに影響する

大人になると、子どものころのようにいろいろなことに興味を持つのは難しいかもしれません。しかし親の知的好奇心は子どもに影響すると考えられており、知的好奇心が旺盛な親の子どもは学力が高いとの調査報告もあります。


親が知的好奇心を持っていると、博物館や美術館などの文化施設に足を運んだり、自然体験をしたりと子どもの知的好奇心を刺激する機会が多い傾向があります。そうした経験の積み重ねは、子どもの学習習慣にもつながるかもしれません。

子どもの知的好奇心を引き出す方法

子どもの知的好奇心を引き出すためには、小さなころから幅広い経験をさせることが大切だといわれています。子どもに限らず、人はまったく知らないことに興味を抱くのは難しいもの。「少し知っている状態」からこそ疑問が生まれ、知的好奇心が刺激されるそうです。


それでは、子どもの知的好奇心を引き出すため、親は具体的にどのようなことをしてみればいいのでしょう?

自分(親)の好奇心を引き出す

自分の好奇心を引き出す

子どもは親の背中を見て育つものなので、親自身がさまざまなことに興味を持って学びを楽しむ姿を見せてみてはいかがでしょうか?親が楽しんでいることで、子どももより興味を持ちやすくなるはずです。


自分自身の好奇心を引き出すため、毎日自分に「今日はどんな面白いことがあるかな?」などと言い聞かせてみるのも効果的です。そうしてしっかりと口に出すことで、より意識を高めることができるでしょう。

子どもと同じ習い事をしてみる

Lessons

子どもに習い事をさせるときは、親もいっしょに挑戦してみてもいいでしょう。親子で切磋琢磨することで、より習い事に集中して取り組めるかもしれません。またいっしょに習い事をすることで、子どもがどんなことをしているのか親も身をもって知ることができるのもいいですね。

本・図鑑を用意する

本・図鑑を用意する

本や図鑑は、子どもの知的好奇心の入り口としておすすめのアイテムです。動植物や昆虫、乗り物などさまざまな分野の図鑑や本を用意してあげてはいかがでしょうか?また本や図鑑は、表紙が見えるように収納すると子どもの興味を引きやすいですよ。

実体験を重視する

実体験を重視する

本・図鑑も十分子どもの知的好奇心を刺激しますが、実体験を伴うことでより興味が深まることでしょう。博物館や水族館などに足を運んだり、虫取りや魚釣りなどにでかけてみてもいいですね。


毎回遠くまで足を運ぶのは難しいですが、近所の公園などでもさまざまな経験ができます。図鑑を片手に近所に生えている植物について調べてみたり、夜に親子で星を眺めてみたりと、日常生活の中でも子どもの知的好奇心を引き出す工夫を取り入れてみてくださいね。


親はサポートに徹する

support

子どもが何かに興味を抱くと、ついあれこれと教えてあげたくなるかもしれませんが、親子どもの教師になってしまうのはおすすめできません。子どもの知的好奇心を満たすとき、主役となるのは親ではなく子ども自身です。


時間がかかってもどかしく感じるかもしれませんが、子どもが自分で調べる過程を見守ってあげましょう。調べ方などがわからずに困っているときは、いっしょに調べたり参考になる図鑑や本を教えてあげたりとサポートに徹するようにしましょう。

日常生活に学びをプラスする

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日常生活の中で、学びを取り入れていくのも子どもの知的好奇心を引き出すきっかけとなるかもしれません。例えば、毎日食べている食事でも子どもといっしょに料理をしたり、普段あまり使わない食材を取り入れてみたりするだけで学びにつなげられるでしょう。

子どもと同じ目線になる

子どもと同じ目線になる

子どもと遊ぶとき「遊んであげている」という感覚になってはいませんか?そうして一線を引いてしまうよりも「いっしょに遊びを楽しむ」意識でいる方が、子どもの知的好奇心を引き出しやすいでしょう。


子どもがお絵描きをしていたら、親もいっしょにお絵描きをするなど、子どもと同じ遊びに積極的に参加してもいいですね。子どもが集中しているときはわざわざ話しかけたりはせず、子どもが「何をしているの?」などと興味を示してきたら応えるようにしましょう。

子どものやりたいことを尊重する

子どものやりたいことを尊重する

子どもがひとつのことにばかり熱中していると「もっといろいろなことに興味を持ってほしい」と感じてしまうかもしれません。しかし一つの分野に集中することは、本当にいけないことなのでしょうか?


例えば、積み木を積んでは崩すという遊びを繰り返している場合。「四角の上に三角を乗せることができたけど、三角の上に四角は乗せられるのかな?」などと仮説を立てて実験をしているのかもしれませんし、積み木の崩れる音を楽しんでいるのかもしれません。


「同じことばかりしている」と大人には感じられても、子どもはひとつの遊びから想像以上に多くのことを学んでいます。大人の価値観で子どもの学びの機会を奪ってしまわないよう、子どもの遊びを見守るようにしたいものですね。


また知的好奇心が満たされると、ドーパミンの分泌が増えて幸せな気持ちになるといいます。子どものやりたいことを尊重し知的好奇心が満たされる機会が増やることは、子どもの「もっと知りたい!」というモチベーションにもつながるはずですよ。

休息を大切にする

休息を大切にする

子どもの知的好奇心を引き出すため、さまざまな刺激を与えることは大切ですが、常に刺激にさらされた状態は子どもにとって負担になってしまうことがあります。強すぎる刺激にストレスがたまると、記憶力の低下などの悪影響を引き起こすリスクも考えられるそうです。


質の高い睡眠がとれる環境を整えたり、のんびりと過ごす日を作ったりと、子どもの休息も大切にしてあげましょう。適切な休息の頻度は、子どもによって異なります。子どもの様子を見つつ、無理がないように注意してあげてくださいね。

子どもの「なぜ?」との向き合い方

子どもは好奇心の赴くまま、親に「なぜ?」「どうして?」と疑問を投げかけるもの。そうした子どもからの問いかけに、親はどのように向き合えばいいのでしょう?

すぐに答える必要はない

Calm down

子どもの問いかけにはすぐに答えなくてはならないと思っている人も少なくありませんが、何でもすぐに答えを与えてしまうと、子どもが自分で考える機会が減り、思考力が伸びにくくなる可能性があります。


また「すぐに答えなくてはいけない」と焦ることで、子どもに誤った知識を教えてしまうことも。親でも答えがわからないときは、子どもといっしょに図鑑などで調べてみてはいかがでしょう?そうして親とともに体験した疑問を解決する方法は、子どもの勉強の土台にもなるはずですよ。

疑問を否定しない

curiosity

子どもに質問されたとき「そんなこと知らなくてもいい」などと切り捨ててしまってはいませんか?忙しいときなどに何度も質問をされたり、回答に困る質問をされたりすることもありますが、子どもの疑問自体を否定してしまわないでくださいね。


また「どうやったら魔法が使えるの?」などと大人からするとつい笑ってしまうような、かわいらしい質問をされることもあるでしょう。しかしそんな質問に対して本当に笑ってしまうと、子どもの繊細な心を傷つけてしまうかもしれません。


大人に悪気がなかったとしても「質問をしたら笑われた」という経験によって、子どもが質問すること自体できなくなってしまうことも。荒唐無稽な質問をされても、一笑に付すことなく真摯に向き合うようにしましょう。

「あとで」で放置しない

「あとで」で放置しない

子どもに質問をされても、忙しいタイミングだと「あとでね」と対応を先延ばしにしてしまうこともありますよね。しかし「あとで」と返事をしたのであれば、手が空いたときにしっかりと子どもの疑問に向き合うようにしましょう。


いつまでたっても「あとで」のタイミングがこないと「パパやママに質問してもむだだ」などと子どもが諦めてしまい、親子の信頼関係に悪影響を及ぼしてしまう可能性も考えられます。

同じ質問をされても責めない

同じ質問をされても責めない

子どもは一度した質問を何度も繰り返すことがあります。しかし「この前教えたでしょう!」と叱りつけてしまうのはNGです。そんなときは「○○くんはどうしてだと思う?」と質問で返してみてはいかがでしょうか?


大人なら思いつかないような、面白い返事が返ってくるかもしれませんよ。もしもその回答が間違っていたときは、頭ごなしに否定せず「○○君はそう思うんだね」と受け止めたうえで「ママはこうだと思うよ」と正しいことを教えてあげるといいでしょう。

まとめ

子どもはもともと、好奇心が旺盛なもの。私の娘も毎日何度も「これはどうして?」「なんで?」といろいろな疑問をぶつけてきます。毎回娘の疑問に向き合うのは大変ですが、知的好奇心の芽を摘んでしまわないよう、可能な限り付き合うようにしています。


知的好奇心は日々のささいな積み重ねから育まれていくもの。根気強く子どもに付き合うのは大変ですが、親も子どものころを思い出し、自分自身の知的好奇心を大切にすることで日々がより楽しいもの変わるかもしれませんよ。

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    ライター
    oriori編集部。現在総勢6名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、習い事検索メディアのプロデューサーや自身も子どもを持つフリーランスで活動していた編集者/ライターなど、子育て・知育・教育全般に詳しいメンバーが集まっています。
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