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子育てコーチング!思考力を伸ばすオープンクエスチョン

ライター 村田 美子
2020/09/18 04:09
コーチング、という言葉を聞いたことがありますか?書店に行くとコーチング関連の本がたくさん並んでいますよね。この記事ではコーチングで重要とされる、子どもを受け止めるスキル(聞く、見る、ペースを合わせる)と、子どもに働きかけるスキル(質問する、承認する、リクエストする)をご紹介します。中でも思考力を伸ばすのに重要な質問の仕方に焦点を当てましょう。

コーチングとは?

コーチングとは

コーチングは1950年代にハーバード大学で研究が始まった技法で、日本には1990年代に紹介されました。


コーチングとは目標達成を目的としたコミュニケーション技法のことで、元々はビジネスの場で使われていましたが、現在では教育や育児、医療の場にも応用され、ある種のブームになっています。


コーチングはやる気を引き出し、自発的な行動を促します。具体的には、相手に質問を投げかけ、考えさせることによって、答え=取るべき行動を引き出す手伝いをします。


コーチングは内容的にはカウンセリングと似ているところがありますが、目的が違います。考える力をつけ、目標を達成することがコーチングの目的ですが、カウンセリングの目的は相手が思っていることを吐き出し、問題の解決に向かわせることです。


共通なのは相手の話をしっかり聞き、目的達成のために一緒に考えることです。

ティーチングとは何が違うの?

ティーチング

では、ティーチングとの違いは何でしょうか?


ティーチングでは、豊富な経験や知識がある先生などが、目標を達成できるように対象者を導きます。そのため、指示や命令という形で答えを与えがちになります。


コーチングでは「答えは自分の中に必ず存在する」を前提として、対象者に答えを考えさせることを重要視し、決して答えは与えません


あえていえば、答えを創り出すサポートをするのがコーチングです。

子育てにコーチングを応用するメリット・デメリット

メリット・デメリット

子育てコーチングのメリット

  • 自主性、自発性を伸ばす
  • 承認欲求が満たされる
  • 自己肯定感が高まる

子育てコーチングのデメリット

  • 時間を要する
  • すべてが解決できるわけではない
  • 混乱を招く可能性もある

「どう思う?」と子どもに質問しても、答えられない時があり、質問した親も、聞かれた子どもも、混乱してしまう可能性があります。そういう時は、「ママ(パパ)はこう思うんだけど、、、」と助け舟を出してあげましょう。

まとめてみると、子育てコーチングでは子どもの考えを引き出し、認めてあげるので、子どもの思考力を伸ばし、自尊感情を高めます。その結果、自主性や自己肯定感が育まれるのです。


今、働き方やライフスタイルが多様な時代にあって、自主的に生きていくことは何よりも重要になり、一生涯使える宝物ではないでしょうか。

子育てコーチングの実践法

子育てコーチングの実践法

コーチングの基本は「聴くこと」と「質問すること」です。具体的な実践方法をみてみましょう。

① 子どもの話をじっくり聴くこと

じっくり聞く

子どもの話を聞いているあいだ、子どもの言うことを遮ったり、批評したり、アドバイスをするなど親の考えや意見を言ってはいけません。


「なるほど」「そうなんだ」と相づちをうったり、子どもの話を反芻したりして、「聞いているよ」という姿勢で傾聴しましょう。

② たくさん質問すること

質問をする

子どもが話したり、主張することを傾聴した後は、5W1Hを使ったオープンクエスチョンをしてみましょう。


5W1Hとは、What When Where Who Why Howのことで、聞かれた相手は自由に答えを選ぶことができます。

(例)

What

何のことを言っているの? 何が気になるの?


When

いつそう思ったの? いつ起きたの?


Where

何処でそう感じたの? 何処で起きたの?


Who

誰のことをいっているの?  誰がそう言ったの?


Why

なぜ、そう思ったの?  なぜ、、、、しなければならないのだろうね?

(なぜ、しなかったの? なぜ、こんなこともわからないの?というような否定文で質問すると、逆効果になりNGです。注意してくださいね。)


how

どのようにしたいと思っているの?  どうすればよいと思う?

ここで注意したいのは、「はい」や「いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンは極力避けることです。


「やるの?やらないの?」といったクローズドクエスチョンは、子どもに威圧感をあたえ、子どもはそれ以上思考を深めることができず、話す意欲を失ってしまう危険性があります。


「学校(保育園)楽しかった?」「うん」という短い会話ではなく、「今日はどんな面白いことがあった?」というオープンクエスチョンを投げかけると、こどもは一日を省みて質問に対する答えを探し、それを言葉にすることが求められます。

それを認めてもらったと感じた子どもは「もっと話したい」「もっと聞いて欲しい」という気持ちを持ちます


子どもは大人に比べて語彙数が少ないため、考えをまとめて発話するのに死苦八苦しますが、そういう時、親は辛抱強く待ちましょう。


このように、親が子どもの話を聞いて、上手に質問してあげることで、子どもは何をやるべきかを考え、行動に移すことができるようになったりします

③ 子どもにたくさん質問させること

子どもにたくさん質問させる

親がたくさん質問すると、自然に子どももいろいろ質問するようになります。お迎えに行った保育園や学校からの帰り道など、親子でたくさん質問しあってくださいね。


子ども自身の中にある答えは、必ずしも親の希望する答えとは一致しないこともあると思います。そのような場合でも、子ども本人の気持ちを尊重しつつ、親の希望も示しましょう。


せっかく子どもが思ったことを話しても、「そんなのだめ!」と頭から否定したり、「~の方がいいと思うけど、、、」などと誘導したりすると、子どもは話す意欲を失ってしまい、安心感や信頼感まで失う可能性があります。

さいごに

子どもの思考力を育てるのに有効なオープンクエスチョンの上手な行い方をお伝えしました。ぜひ、参考にしてください。


子どもにオープンクエスチョンをすることで、子どもの中にある「答え」を親子で一緒に探すと、子どものやる気を引き出したりすることができます。


子どもたちに「なぜ?どうして?」という疑問を自分に問いかけ、自分で考えて答えを出す習慣をつけて欲しいですね。


すると、社会に出てからも指示待ち人間になることはなく、円滑な人間関係にも役立ちます。


そして、子どもたちばかりにオープンクエスチョンを要求するのではなく、パパやママも、心にある感情を子どもたちに見せてあげましょう。


「~ちゃんが自分から・・・・した時、ママは嬉しかったよ。助かったよ。」


「パパに話してくれて嬉しいなぁ」


と、素直に思ったことを子どもに伝えましょう。


「子育てコーチング」とネットで検索すると約 992000 件ヒットします。それほど関心を持たれている話題なのですね。


子育てコーチングには、セミナーや講座形式、個別相談など、さまざまなスタイルがあり、なかには、悩んでいるパパやママにつけ込み、高額な費用を請求する怪しいところもありますので、注意してくださいね。


子育てコーチングの本も出版されていて、自分でも十分できるのが子育てコーチングです。


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興味がある方は、是非手に取って参考になさってください。

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