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非認知能力とはどんなもの?親ができることと注意点

oriori編集部
2020/09/01 02:09
最近注目を集めている「非認知能力」ですが、具体的にどのような能力なのかイメージがわかないという人も少なくないでしょう。今回はそんな非認知能力のメリットと、それを育むために親ができることをご紹介します。

非認知能力とは?

近頃書店などでも、非認知能力にまつわる育児書などが多数販売されています。そんな非認知能力がどんなものなのかご紹介する前に、まずは認知能力について確認してみましょう。

認知能力はIQとして数値化可能

計算や読み書きなど、IQとして数値化できる知的能力を「認知能力」といいます。「賢い=認知能力が高い」という認識が根強いですが、早い時期から認知能力を伸ばす教育を行っても、中学生になるころには目立った学力差はなくなるといわれています。

非認知能力は数値化することが難しい

一方「非認知能力」は感情や心の働きに関連する総合的な人間力のようなものなので、IQのように数値化することは難しいです。非認知能力にはいろいろなものがありますが、一部を具体的にご紹介します。

  • 失敗から学ぶことができる能力
  • 自分で考えて行動できる能力
  • 自分とは違う価値観を柔軟に受け止められる能力
  • 自分の感情をコントロールできる能力
  • ネガティブな考えをポジティブに返還できる能力
  • 仲間を信頼する能力

非認知能力の3つの柱と将来への影響

こうした非認知能力は、主に「忍耐力」「社会性」「感情コントロール」に分けられるといいます。3歳頃までに非認知能力の土台が作られるとされていて、小さなうちから非認知能力を伸ばすことで大人になってからも良い影響が続くのだとか。


非認知能力を幼児期に身に付けた人は、社会的に成功していたり健全な生活を送っていたりする傾向があるとの調査結果もあるようです。

非認知能力を育むために親ができること

子どもの非認知能力を伸ばすため、親にはどんなことができるのでしょう?

子どもの心に寄り添う

非認知能力を伸ばしたいからと、特別なことをする必要はありませんが、子どもの心に常に寄り添ってあげることが大切です。子どもが泣いたり怒ったりしたときにはしっかりと受け止め、子どもを否定しないようにしましょう。


ありのままの自分を受け止めてもらえることで、子どもは安心感を覚え、親に対する信頼感を高めるはずです。それによって自己肯定感が育まれ、前向きに生きる力へとつながっていくことでしょう。

スキンシップをとる

スキンシップをとると「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌が増えるといわれています。赤ちゃんの頃から頻繁なスキンシップでオキシトシンの分泌を促しておくと、脳がオキシトシンを分泌しやすくなるのだとか。


オキシトシンにはストレスを緩和したり、学習能力が向上したりといったさまざまな効果が期待できるので、ぜひ子どもとのふれあいの時間を大切にしてみてくださいね。

好奇心を尊重する

子どもはさまざまなことに興味関心を抱くものですが、好奇心を満たすために自発的に行動することは非認知能力の向上に効果的だといわれています。


子どもが思う存分好奇心のまま行動できるよう、安心・安全な環境を整えてあげたいですね。


また子どもが一人で遊んでいるときは、見守ってあげるようにしましょう。

親子で遊ぶことももちろん大切ですが、一人遊びに没頭する時間も子どもの成長に重要なもの。ブロックやお絵描きなど、子どもが自由な発想で遊べるものを取り入れてみてもいいですね。


ただし子どもが危険なことや親にとって困ることをしている場合は、無理に認める必要はありません。例えば、コップの水をテーブルにこぼして遊んでいるときは「テーブルがびしょびしょになるのは困るから、お風呂場でしようか」などと代替案を出してあげるといいでしょう。

失敗談を共有する

「親は子どもの良い見本となるべき」というイメージが根強いため抵抗があるかもしれませんが、親の失敗談を共有することは子どもの前向きな気持ちを育んでくれることでしょう。


「お母さんもこんな失敗をしちゃったけど、何回もチャレンジしたらできるようになったんだよ」などと話をすることで「失敗しても大丈夫」「失敗から学べることは多い」と考えられるようになるかもしれませんね。

非認知能力を育む際の注意点

非認知能力を伸ばすために、気を付けたいポイントをご紹介します。

子どもを否定しない

大人にとってはそんなつもりはなくても、些細な言動に子どもは「自分を否定されている」と感じているかもしれません。例えば、子どもが興味を持っている様子なのに遠目から滑り台を見つめているとき「見てるだけじゃなくて、滑ったら?」などと声をかけていませんか?


「気になるならやってみたらいいのに」と感じるかもしれませんが、その言い回しでは「滑り台は滑るものだから、見ているだけではダメ」だと言われているように子どもは感じることも。


子どもがなかなか勇気を出せないようなら「いっしょに滑ってみる?」などと子どもが否定に感じないような声かけを心がけるといいでしょう。

褒めすぎ・叱りすぎは控える

子どもは、褒められ過ぎても叱られ過ぎてもストレスを感じてしまうことがあります。子どもが自由にのびのびと遊べるよう、余計な口出しはせずに見守ってあげることが大切かもしれませんね。


子どもが「見て見て!」などと声をかけてきたら、たくさん褒めてあげるといいでしょう。

褒めるのは「能力」ではなく「努力」

子どもを褒めるときは「頭が良い」「絵が上手」などと能力を褒めるのではなく、努力した過程を褒めるほうが、新しいことに挑戦しやすくなる傾向があるといいます。能力を褒めてしまうと、上手くいかなかったときに「能力がないからダメなんだ」とすぐ諦めてしまいがちなのだとか。


普段から努力を褒めることを心がけていると、失敗したときに「能力がないのではなく、努力が足りなかったのでは」と前向きに頑張れるかもしれませんよ。

さいごに

「非認知能力を伸ばす」というとなんだか難しく感じられてしまいますが、何か特別なことをしないといけないというわけではありません。子どもを一人の人間として扱い、丁寧に関わっていくことで自然と非認知能力を育んでいくことができるはずですよ。

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