母親ひとりの「孤育て」から、皆で支える「子育ち」への取り組み!子育て支援「あいぽーと」
あい・ぽーとステーションって?
「あい・ぽーと ステーション」は育て支援の専門家、大日向雅美さんが2003年に開設した子育てひろばです。赤ちゃん連れのママ・パパはもちろん、支援する地域の人も集まります。目指すのは「この子うちの子、地域の子」だといいます。
「ひだまり通信12月」を見ると、次のような計画がありました。
- 【青山】 第8期「子育て・まちづくり支援プロデューサー養成講座」シニア世代の男性の皆様、お申込受付中です! 2019.11.26
- 【青山】特別連続講座「生涯就業力講座」/講師:大日向雅美代表理事 2019.11.26
- 【青山】分かち合い保育〈1/17(金)〉 2019.11.21
- 【青山】クリスマスのフラワーアレンジメント〈12/2(月)〉2019.11.21
- 【青山】2018年度利用者アンケートの実施結果 2019.11.20
- 【麹町】シニアカフェ in 藍カフェ 「シニア世代とパパ・ママの交差点!」 ~ジャズ演奏をバックに語り合いましょう~ 2019.11.12
- 【青山】親子で音あそび(8カ月のお子さんから)先着順受付中! 2019.11.11
- 【青山】予約制連続講座(1~3月)受付中! 2019.11.09
- クリスマスコンサート2019【麹町12/7(土)】・【青山12/21(土)】
イベント情報をみて、筆者はびっくりしました。シニアまで巻き込んでのスケールの大きな子育て支援、さすが大日向先生の息がかかっている団体だと感心しました。近くなら、筆者も参加したい程です。
「理由を問わない」一時預かり 「あおば」って?
冠婚葬祭、お仕事、習い事やショッピング、急な用事、また子どもからちょっと離れたい時も、「あおば」を利用できます。利用対象は、生後2ヶ月以上~小学校6年生で、「あい・ぽーと会員」の事前登録が必要です。
利用時間は?
利用時間は、年中無休、月曜日~日曜日、および祝日の7:30~21:00で、利用料金は、1時間800円からです。
予約の仕方は?
利用予約は、会員登録後、利用の1ヶ月前から前日の午前中までに、電話か直接、来館して行います。
(日・祝の予約は1週間前に締切)
予約受付時間は 月~土9:00~17:00です。
アクセス・連絡先
特定非営利活動法人あい・ぽーとステーション
住所:港区南青山2-25-1
電話:03-5786-3250
FAX:03-5786-3256
あい・ぽーとステーションでは、地域の方も協力しています。保育士さんとサポーター、そのサポーターとなる子育て家族支援者の養成もしていて、今、5つの自治体(港区・千代田区・浦安市・高浜市・朝霞市)で1900人です。2015年からは厚生労働省の「子育て支援員」という認定資格に上がりました。
あい・ぽーとステーションの取り組みは、2007年日経子育て支援大賞(日本経済新聞社創設)を受賞、2008年 「子どもと家族を応援する日本功労者表彰の内閣総理大臣表彰」を受賞しました。
全国でも先駆的な子育て支援策「千代田区:訪問型一時保育事業」
千代田区からの委託を受けて、千代田区在住者を対象にした、訪問型一時保育サービス「千代田区子育てサポート」が2009年から実施されています。預ける理由を問われずに、宿泊や病後児の保育も受けています。この取り組みは全国でも先駆的な子育て支援策として注目されています。
さいごに
「あい・ぽーとステーション」の理由を問わない「一時預かり」、素晴らしいですね。1時間でも2時間でも子どもから離れてみると、別れ際は泣いたのに後で迎えに来たら子どもがニコニコ顔で抱きついてきた、そういう経験が大事なんですね。この記事を読んだ地方に住むお母さんたちが羨ましがりそうです。でも、自分の住む地域にも同様の子育て支援団体があると思うので、チェックしてみてくださいね。母親ひとりの「孤育て」から、皆で支える「子育ち」への取り組みが全国で展開される日が近いことを予感しています。