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【小学校受験】元塾講師が教える「数の分野」(大小・長短・多少の比較)対策

P.K(元小学校受験塾講師)
2020/09/07 11:09
小学校受験・数量分野の中でも、特に「大小・長短・多少」の問題は頻出しています。この問題は、ペーパー問題だけに固執せずに、実物を使って練習をすることが効果的です。家の中にあるものを何でも数える習慣や、数に触れる経験が、数に対して親しみ深くなることを手伝い、数の問題を本質的に理解できるようになります。そして過去問を含めて、出来るだけ多くの問題を解くことも大事な経験です。何度も類題に触れていく間に子どもは数の問題が得意になるはずです!まずは基本の考え方をしっかりと身に付けて親も一緒に、数の問題に取り組んでみてください。

数量の分野:大小とは?

小学校受験・数量分野としては「大小」は、よく出る問題です。
「絵を見て多い方に〇をつける」という単純な問題は、間違わないように、しっかりと練習をしてください。数の問題は理屈だけで覚えるのではなく、数をこなしていくことの方が大切です。そのために塾のテキストのおさらいや、問題集の中にある数多くの演習を積むことをおすすめします。幼児期に、数量の問題を理解しながら解くためには、「数の概念」を身に付けることが何よりも肝心なのです。これさえマスターできれば意外と単純に基礎知識が身に付くものです。常に数の大小は感覚的に理解できるように、実物のおはじきなどを使って練習をすることをおすすめします。

大小問題をうまく解くために気を付けるポイント

幼児にとって数量の大小は、早い時期から練習をすることで習得が早まります。子どもに声をかけるときには「どっちが大きい?」「どっちが小さい?」という言い方が一番、取り組みやすい方法でしょう。最初は明らかに目で見ただけで、わかるような問題を解いてみます。そうすることで、数の大小を見極められるようになります。あくまでも簡単な問題から取り組むことがポイントです。コツコツと初歩的な問題を数多くこなしながら進めていくと徐々に応用問題にも取り組めるようになります。
数量問題の場合には、とにかく子どもが理解しやすい方法で進めてください。受験塾でもかなりのボリュームの数量問題には取り組みます。自宅でも小学校受験の準備期間中を通して、数量の問題は、おさらいするようにしておいてください。

数の大小を見極めるための訓練とは?

数を大きい順に並び替えるという問題は、幼児には「難しい」という印象を与えてしまいがちです。それでも苦手意識を持たないように、どんどん楽しみながら問題をこなしていく!という方法が理解を深めるのです。子どもにとってはストレスの少ない勉強方法が一番必要なのです。さあ!お勉強しましょうというスタンスでは、数量問題は、なかなか、とっつきにくい問題です。そのために、数の大小を、すんなりと理解してもらうために次のポイントを押さえておいください。
① 一番大きいのはどれ?がわかるようにする
② 「大きい順番」という概念は、実物を並べ替えながら教える
プリント上だけでは、なかなか理解できない数量問題は、実物を使うことで子どももわかるようになります。要するに数に親しめるようになることが必要なのです。そのコツとしては
〇どっちが大きい?問題は未就園児の頃から慣れておく
〇日常会話の中でも物の大小は常に意識して語りかける
という工夫が必要です。

数量問題の理解を強化するために家庭でできること

例えば、日常生活の中にある道具などを使って「どっちが大きい?」と、クイズ感覚で子どもに質問をするのはどうでしょうか?何気ない会話の中に数量感覚を磨くための質問を組み込んでしまうのです。これは自然に子どもが数量問題を受け入れるようになるコツです。プリントに限らずに実物を数えながら頭にインプットさせる方が、絶対に理解は早まります。

数量の分野:長短とは?

数量・推理の分野で、どちらが長い?短い?という問題も、よく出題される問題です。目視で長短の目安をつけられることが目標です。その前に、長さの違うリボンやひもを準備して、実物を見てどちらが長いか?短いか?という練習を繰り返すことも、意味があります。次のような方法で長短の問題に取り組んでみてください。
① 長い短いという概念が身に着くまでは何度でも繰り返し練習をする
② 応用として、軽く紐を結んだ状態で「どちらのひもが長い?短い?」という質問をしてみる

物の長短を解くためのポイント

プリントの上に書かれている問題だけでは、なかなか理解できない子どもも、ひもを見ながら、長い短いという感覚を身に付けることで、すぐに理解できるようになります。まずはプリントの問題と同じような実物を準備して、問題内容を再現してみます。そして一緒に答え合わせをしながら、知識を深めていくという方法が効果的なのです。

数量の分野:多少の比較とは?

多少の比較問題=どちらが多い、少ない?と言う問題はどのように理解をすればよいのでしょうか?このような問題に対して、幼児期には実際に数えながら問題を解いていくという方法が向いています。一対一対応という方法で、線で結んで数をカウントしていくやり方で進めましょう。結果的に、線で結べずに余っている方が多いという認識を持てるように、何度も同じような問題を繰り返して理解度を上げることが先決です。

多少の比較を強化するための親の教え方はどうすれば良い?

親が、物の多少の比較子どもに教える時にはキャンディーなどを準備して机の上に並べます。適量のキャンディーを入れ物に入れて「どちらが多い?少ない?」という問題を再現して、練習してみます。プリントでは苦手意識を持っていた子どもも、キャンディーなどを使って具体的に学習をすることで、食いついてきます。最初は、明らかに多い少ないがわかる量を分けます。そして何度も同じような問題を繰り返すのです。やがて子どもは物の多少が理解できるようになります。

応用問題も実物を使うと効果的

少し応用をしてみましょう。数の差異が目視ではわからないように、キャンディーを分けてみるのです。この場合にも、一つずつ数えながらどちらが多いのか?少ないのか?を答え合わせをしていと良いくのです。ここでは、あまり難しい具体例の提示は必要ありません。どちらかと言えば、ほとんど目視でわかるようなレベルの問題を出しながら、数を対応させながら数えることを覚えられるように教えてください。

数の問題が得意になるためにできることは?

まずは日常生活の中でも、ものを数えるという習慣をつけておいてください。最初は正確に数を理解することから始めます。そのために次のようなことが主なポイントになります。例えば数多くあるものから、指定したものだけを数えるというテクニックも、遊び感覚で教えていくと、すぐにそのコツを子どもがつかめるようになります。
① 普段からものを数えることが得意になるように工夫をする
② 数に関心を持てるようにする

塾で教えられる解き方!

塾の勉強方法としては、プリントに書き込む形で数量の問題を解くことがほとんどです。数の大小などの場合にも、線で結びながら数をカウントしていく方法が教えられます。数字が書ける場合には、数を小さく書いておくという方法まで教わる場合もあるほどです。さて、ここで心配なことが出てきます。親がよく疑問に思うことがこれです!
〇試験の本番でもプリントに書き込みをしても良いのか?
〇数字を書いてはいけないという方法を教えられたが大丈夫か?
という素朴な疑問点です。いずれの場合でも、「書き込みをしてはいけない」と小学校側は明確な提示をしていません。結論から言えば、プリントに書き込みをしても、正しく回答ができることのほうが大切です。あまりにも一生懸命になりすぎて、プリントを汚してしまわないか?という心配もありますがこれも仕方がありません。子どもが数量の問題に取り組むために、プリントに線を引く、斜線を入れるというのは、問題を解く一つの方法だからです。
小学校受験では数字を答えるという問題は一切出題されません。その理由としては計算で答えを導くことが目的ではないからです。そもそも小学校受験での数量問題は幼児でも答えられる程度の、理解度を試す問題です。小学校受験で出題される数量の問題については時間内に一生懸命に考えて、できるだけ正答率を上げることが、一番大切です。

まとめ

小学校受験の出題範囲の中でも、いろいろな形の数量の問題があります。まずは多くの問題に触れて、最終的には早く正確に、回答ができるようになりましょう。自宅で学習をするときにも、徐々にスピードを意識しながら、おさらいをして「早く正確に」をモットーに取り組めるようになることが目標です。受験塾でもかなり大量のボリュームで数量の問題には取り組みます。受験本番にそれまでの蓄積が生かせるように、コツコツとおさらいをする努力を重ねることが大切です。
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