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小学校受験では家庭学習が大切!節約の方法や家庭学習のコツなど

P.K(元小学校受験塾講師)
2020/04/28 08:04
小学校受験に向き合うときに、親として何から始めるべきなのか?ということを誰もが考えるものです。すべてを塾や他の教室等に丸投げしてしまうことが、親としてのベスト?それとも、家庭での教育が合否に直結するの?と悩ましく考えあぐねてしなうのがお受験を目指す親の第一歩なのです。

家庭学習はお財布にも優しい選択

小学校受験には多くの経費が掛かるということはよく知られていることです。
月に10万円近くの受講料を支払っても、何とか希望の小学校に合格をさせたいと願うご家庭もいらっしゃいます。では、実際にお金を掛けずに受験をすることは無理なのでしょうか?今回はお金をそれほど掛けずに、合格を勝ち取ることが可能かどうか?について様々な角度から考えてみました。

家庭学習に重きを置いて、支出を抑えるという選択肢

小学校受験の塾の経費にありがちなのは、月謝代、テキスト代、夏期講習代など、どんどんお金がかさんでいき、結果としてかなりの支出になってしまっているということです。しかしながらその分、内容としては充実した教育を受けることや合格を目指すためのテクニックを身に付けることができるという利点はあります。但し、ごく一般の家庭の場合には、月々3万円以上もの経費を掛けるのは、確かに大変な話です。そこを何とか抑えて充実した小学校受験に向かえる方法を考えるのはいかがでしょうか?
一つの工夫としては、あまりにも早い時期からの通塾は避けて、ある程度は家庭での学習や経験に重きを置きながら子育てをすることも一つの選択肢です。

テキスト・教材の支出を抑える

小学校受験にチャレンジするご家庭の多くが、年中の時期から週に1回の通塾を続けます。
やはり通塾をしても、過去問を購入したり、別のテキストを購入したりとどんどんお金がかかってしまいます。そんな時には、購入した資料などをコピーして活用するという対応はいかがでしょうか?過去問を購入することは非常に手間が抑えられますが、実際には同じような問題が別の値で記載されているという状態です。また、かなりの量のプリントをやっているのですから、数週間前に解いた問題の詳細なんて、子どもは忘れてしまっています。むしろ覚えていたとしたら、似たような問題が出たときには同じように解くんだということが理解できているということになるので、よいのではないでしょうか?
また、「お話の記憶」であれば、出てくる動物やモノの色、数などを親が読み上げるときに少し変えることで、問題の完全一致を防ぐということもできます。実際に私がいた小学校受験塾では、テキストを3部コピーしてもらい、それらを繰り返し解くということを推奨しておりました。
それだと新しいテキスト代は抑えられますよね。
また、もしママ友・パパ友の中に小学校受験を終えているご家庭があるのであれば、教材を頂戴するということもあり得ますね!
テキストをコピーされているようなご家庭は、家庭での勉強も非常に工夫に富んでいます。例えば私の元生徒のご両親では、まずはテキストを最初に親が解いてみるということをやっていました。そして、自分が疑問に思ったことや教え方が難しい問題を塾の先生に質問をするなど、とにかく熱心にお受験に取り組むことを信条とする方でした。塾や家庭教師におまかせしっぱなしといったようなスタイルではなく、自宅でも教えられるように子供と一緒に過去問に取り組むといった時間を頑張って持つことも、お金を掛けずにお受験を乗り切る一つのコツです。

塾では学べない家庭学習で得られる大切なこと

お金を掛けずに小学校受験を目指すということは、言い換えれば塾に頼り切らないということです。
例えば語彙を増やして、生活力を身に付けるのは、家庭内での努力と言えるでしょう。そのようにするためにまずできることは何でしょうか?まずは、人に対しての、挨拶を徹底してください。これは塾では教えてくれないことだからです。家庭内での会話にも親が神経を傾けてください。
他にも普段使う「話言葉」にも注意を払ってみるのはどうでしょうか?子供は単語だけで人とのコミュニケーションを取ろうとします。何かが欲しいときには、「○○を取ってほしい」「○○にしてほしい」という言葉をきちんと話せるように躾をしてあげてください。このあたりは、結果的には口頭試問や面接に大きく貢献する、親の努力です。結果的に、お子さんへの厳しいしつけは、合格という実を結ぶことになるのです。

親子の思い出がたくさんできます

そもそもお金云々は関係なく、「小学校受験は塾に通ってさえいれば何とかなる!」と思う気持ちは捨ててみてください。まずは親のフォローが必要だということを自覚しておいてください。
ほんの1年、1年半の間に子供と密にお受験準備をすることは、やがて幼い時期の思い出になるのです。そのように考えると、お受験の時期を幼い子供と一緒に乗り切ることが、お金を多額に掛けずに乗り切るコツの底辺にあることだと気づきませんか?
教育熱心、ということは詰め込み教育を家庭で行うということではありません。どちらかと言えば、挨拶や片付けをきちんとできるように後押しすることなのです。自分の洋服の脱ぎ着を親として、最初に教えてあげるのです。そして自分が遊んだおもちゃの片づけも、声を掛けながら行えば、子供もついつい
片付けまでも楽しくなるのです。塾を転々とすることで、少しでも良い教育を受けられるのでは?という錯覚は誰にでも起きるものです。それでも、入塾する前にある程度リサーチを行いこの塾ならば大丈夫!と親が思える塾に通わせるという考え方もとても重要なのです。

「常識」を学ばせることの大切さ

大人になってからでも「当たり前のマナー」を守れない人が多いものです。それを思うとまだまだ5歳前後の子供に、当たり前を完璧にマスターさせることは至難の業です。それでも、伝統校などは特にこの、年齢相応の当たり前のことができて当然という一定のレベルを譲らない傾向があります。
ただ、そんなに構えないでいただきたいです。実際には「当たり前」なことなので、そんなに難しいことではないのです。もしかすると親の方が家事や仕事などやることが多く、心がいっぱいになってしまうこともあり、そういう時に子どもと向き合うとどうしても悩んでしまうこともありますが、実はすごくシンプルで簡単なことなのです。簡単に言い換えれば、小学校受験では、「ペーパーテスト」以外の部分は常識的なことである、当たり前のことばかりです。

言葉遣いや常識を徹底的にマスターさせる

とある地域ではお受験向けのマナー教室まで開講されていますが、多くの方がその教室に参加しているようです。但し、丁寧な言葉や挨拶の常識などは、親が普段からお手本として見せるべきものだと思いませんか?
普段からはやり言葉を口にして、適当な言葉を連呼している親だとすれば残念ながら子供もほぼ、それを真似て育ちます。これは小学校受験においては「好ましくないこと」です。
普段から丁寧に言葉を話す習慣を持てば、かならず、良い習慣は伝承されていくものです。こればかりは、付け焼刃でどうなるものでもありません。何らかのきっかけで目上の人と対話する場面にも慣れておくことが力になります。結局は、生活力や日本語をしっかり会得することが重要なのです。

さいごに

何を置いても家庭での学習や習慣の基礎を徹底することは、結果的に多くの経費をかけて週に何度も通塾するよりも合格を導ける確率が高くなるのです。日常的にかわす親子での会話や、家族で過ごす季節の行事を重んじる文化的な暮らしこそ、子供の知識の定着を助けます。図鑑の中で見る紅葉の色よりも、秋の休日に紅葉狩りに出かけた時に手にした紅葉の色の方が、鮮やかで子供の脳裏にはきっちりと残るものです。これが家庭でできる学習の一つです。
家庭での生活習慣をきちんと確立することは、早寝早起きということが基本です。同じ時間に同じ習慣(絵本の読み聞かせなど)を行い、良い睡眠をとることは、塾で教えてもらうことではありませんよね。そこが肝心なのです。子供の実年齢に見合った生活習慣と、質の良い文化的な経験値を親が高めてあげることが、お金を掛けずに(通塾回数を減らして)子供の知識を充実させることにつながります。
小学校受験準備期間に週に何度も電車に乗って通塾をするのは、精神的にも疲れます。小学校受験間際までは最低限の通塾に抑えることで、経費の方も破格な金額にまで到達することはありません。それよりも、家庭内で教育をするという方針を選ぶことで、塾にお金がかかる問題は軽減されるわけです。
そして子供の感性を磨けるような教育を心がけることが、やはり必要です。絵本の読み聞かせや、家族での外出、子供の創造性を高めるお絵描きの時間などを増やすことでかなり豊かな感性を育てることになります。そのために週に2回以上のカリキュラムを強制的に組んでいる塾をあえて選択しないという方法も一つです。親の信念として「お受験の準備は経費をかけること=合格につながる」という都市伝説的な考えは一旦置いておく方が無難なのではないでしょうか?
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